清水市代

清水市代とは、女流四冠（当時の女流全タイトル制覇）を始め日本将棋界を代表する女流棋士である。

概要

1969年生まれ。クイーン4冠(史上唯一)。

1985年に女流2級として女流棋士となる(女流棋士番号7)。

歴代1位、史上初の記録を多数保持。その一部を記載(2012年3月31日現在)

• 史上初の女流六段 そもそも女流六段は清水の実績がずば抜けていたため作成されたとも言われている
• 最多タイトル獲得(43期) 2位は中井広恵の19期
• 連続タイトル戦登場(22期) 5年半の間清水対ｘｘのタイトル戦
• 同一タイトル戦連続登場(女流王位19期) 内5回は挑戦者として登場
• 最長1冠以上タイトル保持(18年7ヶ月)
• 最多同時タイトル獲得（四冠。1996年、1998年の2回。当時は全タイトル制覇だった）
• 公式棋戦(男性棋戦)最多勝利(33勝) ちなみに最多敗戦も保持
• 年度最多勝 40勝 年度最多対局 55局(2011年度) 参考：女流王位戦(2-3)、女流名人戦(1-3)、倉敷藤花戦(0-2)、女流王座戦(2-3)でタイトル戦出場、女流王将戦準決勝敗退、マイナビ戦挑戦者決定戦敗退

女流が４タイトルだった時代(93年度～07年度)の強さは絶対的で15年,60個のタイトルの内、半数以上の36個を清水が獲得していた。

どれだけ絶対的だったかを掲示板の4コメさんが表してくれました。

わかりやすくするために
93年から07年までの清水以外の全女流棋士を仮に藤井猛とする

　　 女流名人　　女流王将　女流王位　倉敷藤花
93　藤井　 猛　　清水市代　清水市代　藤井　 猛
94　藤井　 猛　　藤井　 猛　清水市代　清水市代
95　清水市代　　藤井　 猛　清水市代　清水市代
96　清水市代　　清水市代　清水市代　清水市代
97　清水市代　　藤井　 猛　藤井　 猛　清水市代
98　清水市代　　清水市代　清水市代　清水市代
99　清水市代　　藤井　 猛　清水市代　清水市代
00　藤井　 猛　　清水市代　清水市代　清水市代
01　藤井　 猛　　清水市代　清水市代　藤井　 猛
02　藤井　 猛　　藤井　 猛　清水市代　藤井　 猛
03　藤井　 猛　　藤井　 猛　清水市代　藤井　 猛
04　清水市代　　藤井　 猛　清水市代　清水市代
05　清水市代　　藤井　 猛　清水市代　清水市代
06　藤井　 猛　　藤井　 猛　清水市代　藤井　 猛
07　藤井　 猛　　清水市代　藤井　 猛　清水市代
藤井24期　クィーン名人/王将/倉敷藤花
清水36期　クィーン名人/王将/王位/倉敷藤花

女流名人戦(2013年までは女流名人位戦)の成績

1位の記録
・タイトル獲得数(10期)
・タイトル戦登場数(19期,1位)
・最上位リーグ在籍(タイトル保持含む)(29期,継続中)
・最上位リーグ勝越(タイトル保持含む)(28期,継続中)
・最上位リーグ連勝(19連勝 PO含むと20連勝)

第12期 B級 6勝2敗

第13期 B級 8勝2敗(昇級)

第14期 A級 8勝1敗(タイトル挑戦,3-0でタイトル獲得)1期目

第15期 タイトル戦2-3でタイトル失う

第16期 A級 8勝2敗(タイトル挑戦,3-0でタイトル獲得)2期目

第17期 タイトル戦1-3でタイトル失う

第18期 A級 6勝4敗

第19期 A級 8勝2敗(タイトル挑戦,0-3で敗退)

第20期 A級 8勝2敗

第21期 A級 9勝1敗 PO勝ち(タイトル挑戦,3-0でタイトル獲得)3期目

第22期 タイトル戦3-0で防衛 4期目

第23期 タイトル戦3-2で防衛 5期目 クイーン名人

第24期 タイトル戦3-0で防衛 6期目

第25期 タイトル戦3-1で防衛 7期目

第26期 タイトル戦0-3でタイトル失う

第27期 A級 6勝3敗

第28期 A級 6勝3敗

第29期 A級 6勝3敗

第30期 A級 7勝2敗(タイトル挑戦,3-1でタイトル獲得)8期目

第31期 タイトル戦3-1で防衛 9期目

第32期 タイトル戦0-3でタイトル失う

第33期 A級 6勝3敗 20年連続A級勝越し(又はタイトル保持)達成

第34期 A級 6勝3敗

第35期 A級 7勝2敗 PO勝ち(タイトル挑戦,3-2でタイトル獲得)10期目

第36期 タイトル戦0-3でタイトルを失う

第37期 A級 8勝0敗(休場1名)(タイトル挑戦,0-3で敗退)

第38期 A級 9勝0敗(2年連続全勝)(タイトル挑戦,1-3で敗退) 25年連続A級勝越し(又はタイトル保持)達成

第39期 A級 7勝2敗 PO負け

第40期 A級 6勝2敗(休場1名)

第41期 A級 6勝3敗 PO勝ち(タイトル挑戦,0-3で敗退)

第42期 A級 8勝1敗 (タイトル挑戦,2-3で敗退)

年度40勝の軌跡(2011年度)

マイナビ(5勝)

チャレンジ 免除

予選 ○船戸陽子 ○北尾まどか

本戦 ○石橋幸緒 ○中井広恵 ○里見香奈

本戦決勝 ●長谷川優貴

女流名人戦(11勝)

A級 ○矢内理絵子 ○早水千紗 ○上田初美 ○甲斐智美 ○斎田晴子 ○千葉涼子 ○中村真梨花 ○岩根忍 ○中井広恵

タイトル戦 ○●●●里見香奈

A級 ○中村真梨花

女流王将戦(2勝)

予選 免除

本戦 ○千葉涼子 ○矢内理絵子

本戦準決勝 ●中村真梨花

女流王位戦(7勝)

挑戦者決定戦 ○里見香奈

タイトル戦 ●●○○●甲斐智美

予選 免除

リーグ ○中村真梨花 ○岩根忍 ○上田初美 ●鈴木環那 ○斎田晴子

挑戦者決定戦 ●里見香奈

倉敷藤花戦(5勝)

本戦 ○中村真梨花 ○貞升南 ○井道千尋 ○石橋幸緒 ○室谷由紀

タイトル戦 ●●里見香奈

女流王座戦(6勝)

一次予選 免除

二次予選 ○石高澄恵

本戦 ○松尾香織 ○上田初美 ○中村真梨花

タイトル戦 ●○●○●加藤桃子

女流最強戦(4勝)

本戦 ○畑中さゆり ○岩根忍 ○上田初美

決勝 ○甲斐智美

2011年度に2局以上対局した相手との結果

中村真梨花 5-1
甲斐智美　  4-3
上田初美　  4-0
里見香奈　  3-6
岩根忍　　　 3-0
加藤桃子　  2-3
中井広恵　  2-0
石橋幸緒　  2-0
矢内理絵子 2-0
千葉涼子　  2-0
斎田晴子　  2-0

ニコニコ動画

あから2010(PC169台、676コア、4プログラムの合議システム)の敗退や、現在タイトル戦8連続敗退中(もしかすると歴代1位？)と非常に相性が良くない。

現在無冠と言う事もあり過去の人や弱い棋士と思われる事もあるが、現在トップ棋士が集まる女流名人A級リーグ戦で2年連続全勝(10,11年度(19連勝(これも歴代1位))と決して弱い訳ではない。

(そもそもタイトル戦に出ている時点で弱い訳はないのだが。)

関連動画

第37期女流名人位戦　前夜祭　里見香奈女流三冠＆清水市代六段ご挨拶

関連生放送

対あから2010戦

関連商品

関連項目

• 将棋
• 日本将棋連盟

関連リンク

• 清水市代(日本将棋連盟)