渚にて (On the Beach) とは、ネビル・シュートによる小説、及びそれを原作とした映画。
1957年発表。国内では1958年木下秀夫訳 (文藝春秋新社) が出版され、1965年井上勇による全訳 (創元推理文庫) が出版された。現在書店では創元SF文庫収録の佐藤龍雄訳が入手可。
1959年にはスタンリー・クレイマーによって監督・製作された映画が公開された。
また2000年にTV映画(邦題:エンド・オブ・ザ・ワールド)としてリメイクされたが、原作との年代の変化から主に世界情勢や科学技術に関する設定が変更された。また後半が陰鬱とした内容になっており原作とは雰囲気が違うものとなっている。主要登場人物が迎える結末も一部変更されている。
196X年、世界は核の炎に包まれた!
ソ連、NATO、中国間で勃発した第三次世界大戦は原子野と化した北半球と汚染された大気を残し、短期間で終結した。
南半球の都市メルボルン。ここでは市民や米原潜の乗組員達が戦争の事を知りながら、まるで何事もなかったかのように平凡な日常を営んでいた。しかし放射性物質の降下圏は刻々と南下していた。やがて訪れる終わりの日。そこには暴動や略奪の影は見当たらず、人々は己の運命を静かに受入れていた。
終末に直面した人々の緩やかな最期を描いた "人類滅亡モノ" の金字塔的作品。
There is Still Time, Brother.
掲示板
43 匿名
2021/04/20(火) 16:46:07 ID: Nvyrf7MFBb
中学生ぐらいの頃に、破滅ものとかそういうのに興味持って色々読んだ中の一冊で
当時は「何も派手なこと起こらねーし地味な話だな」としか思わなかったけど
三十年を経てふと思い立って読み返してみると
泣けてたまらなかった
十代ではわからなかったことが、わかりすぎるほどにわかって切なすぎた
妻と子供二人を「故郷」に残したまま「外国」にいる艦長が、好意を寄せてくれて自分も好ましく思っている女性がいるけれども「妻と、子供たちのために」よき父親であろうと振る舞い続け、「子供へのおみやげ」を買い求めるとか
生まれてほどない子を持つ海軍士官が、不便になってきたけどなんとか妻と子を支えて生きていたのが、「いよいよ最後の時には苦しまずに終わる薬」のことを説明したらその時には妻に激昂されるけど、ついにその時が来て子供が衰弱しきって妻も下痢と嘔吐を繰り返す状態になり、妻の方から求めて、自分が愛娘に命を終える注射を施した後で夫婦で相手に感謝の言葉を告げて一緒に薬を飲むとか……
さらには、もうどうしようもなく死ぬしかない、となった時に
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
44 ななしのよっしん
2022/03/01(火) 20:54:46 ID: rfsEg1ax/n
45 ななしのよっしん
2023/09/23(土) 04:02:18 ID: 3bzelENYmU
この小説で一番好きなのはオズボーン博士
いかにも理系な、堅苦しい空気読めない男と見せかけて愛車とレースに命かけてる最高にいい男なんだよねぇ…
登場人物の中で一番納得のいく最期を遂げたと思う
提供: 羽浦
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最終更新:2025/04/06(日) 16:00
最終更新:2025/04/06(日) 16:00
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