渥美線とは (アツミセンとは) [単語記事]

渥美線とは、名鉄グループである豊橋鉄道が運行する、新豊橋～三河田原間の鉄道路線である。

概要

太平洋と三河湾に挟まれた渥美半島に向かう唯一の鉄道路線である。1924年から1925年にかけて渥美電鉄によって開業された路線であり、1940年に名古屋鉄道（名鉄）渥美線となったのち1954年に豊橋鉄道に譲渡された。

2011年 2月11日より、全駅で簡易改札機によってmanacaが使用可能となった。

執着の三河田原駅で行われていた改良工事は2013年 10月に完成。頭端式ホーム2面4線と留置線1本を有する駅となった。でも昼間は1つのホームしか使わないんですけどね。

すべての列車に車掌が乗務し、ワンマン運転は行っていない。地方私鉄では異例とも言える。

駅番号	駅名	営業キロ	交換設備	乗り換え・備考	所在地
1	新豊橋（しんとよはし）	0.0	○	乗り換え：JR東海道本線・飯田線・東海道新幹線・名鉄名古屋本線・豊鉄市内線（東田本線） JR・名鉄の豊橋駅ビルに隣接した駅ビルであり、駅名は「新」豊橋となっている。	豊橋市
2	柳生橋（やぎゅうばし）	1.0	×
3	小池（こいけ）	1.7	○
4	愛知大学前（あいちだいがくまえ）	2.5	×	愛知大学豊橋校舎に隣接。
5	南栄（みなみさかえ）	3.2	×
6	高師（たかし）	4.3	○	車両基地が隣接する。
7	芦原（あしはら）	5.3	○
8	植田（うえだ）	6.3	○	豊鉄バス豊橋営業所はこの駅が最寄り
9	向ヶ丘（むこうがおか）	7.1	×
10	大清水（おおしみず）	8.5	○
11	老津（おいつ）	10.7	○
12	杉山（すぎやま）	12.7	○
13	やぐま台（やぐまだい）	14.0	×		田原市
14	豊島（としま）	15.6	×
15	神戸（かんべ）	17.1	○
16	三河田原（みかわたはら）	18.0	○	ここからバスに乗り継いで伊良湖岬まで行くことも出来る。

2000年に東急7200系を譲り受けたもの。30両の譲渡を受け、当初は3連×9本+部品取り車3両だったが、2001年に車両区の火災によって部品取り車2両が営業向けに転用され、残った部品取り車は、2008年に上田電鉄で廃車となった2両と編成を組み、現在は3両編成×10本となっている。
導入当初は前面腰部と側面窓回りが赤いデザインだったが、のちに黄色の「なのはな号」や青の「なぎさ号」、緑色の新デザインが登場した。2013年からは「渥美線カラフルトレイン」として、渥美半島の花をモチーフに、全編成がそれぞれ異なるラッピングを施された。
以下に編成表を示す。（）内は東急時代の形式・車号。左端は各編成の「渥美線カラフルトレイン」での愛称。

←三河田原				新豊橋→
	モ1800（Mc）（デハ7200）	モ1800（M）（デハ7200）	ク2800（Tc）（クハ7500）
ばら号	1801（7204）	1811（7209）	2801（7502）	2001年に車両区の火災によってモ1801-モ1811 （元デハ7203-デハ7202）が使用不可能となったため、部品取り車2両が改番の上2代目として使用されている。
はまぼう号	1802（7206）	1812（7207）	2802（7507）
つつじ号	1803（7201）	1813（7210）	2803（7504）
菊号	1810（7255）	1860 （7257→ 上田7251）	2810 （7551→ 上田7551）	上田電鉄で廃車された元デハ7257-クハ7551に、部品取り車となっていた元デハ7255を組み込んだもの。カラフルトレイン化前は緑色の塗装だった。