温泉饅頭

温泉饅頭とは、温泉地で販売されている饅頭のこと。

概要

生地に温泉水を使用したり、温泉の蒸気で蒸して作られているのが特徴で、温泉地では代表的なお土産である。

特に茶色い饅頭が定番だが、これは温泉饅頭の発祥地といわれる群馬県の伊香保温泉の湯の色から来ているという定説がある。

1910年、伊香保で創業間もない団子屋「勝月堂」の初代・半田勝三氏が、地元の古老から「湯の色をした独特の饅頭を名物にしてみたら？」と言われたことがきっかけで、伊香保温泉の「黄金の湯」といわれる鉄分を豊富に含んだ伊香保独特の茶褐色の湯の色に似せるため、黒糖を使って茶色くした「湯乃花饅頭」が誕生した。

その後1934年、昭和天皇が陸軍特別大演習のために勝月堂に訪れ、饅頭を大量に購入したことから全国的に有名となったといわれる。

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