湯桶 単語

ユトウ

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湯桶(ゆとう/ゆおけ)とは、日本の湯にまつわる具である。

ゆとう」と読む場合と「ゆおけ」と読む場合で意味が違う。

曖昧さ回避

  1. ゆおけ - 風呂で、かけ湯などに使う湯を入れておくための(おけ)。
  2. ゆおけ - 茶道で、来客の手を温めるための湯を入れておく
  3. ゆとう - 飲料や湯を入れるための、取っ手がついて横に注ぎ口のある容器。

本記事では、1.と3.について解説する。

1.の概要

銭湯に行くとみることができる、お湯を入れる容器のこと。

かつては木製が流だった。木製のは木の香りがすることや、床に置いたときによい音がするなどの利点があるが、コケカビが生えやすく、衛生管理に手間がかかる。

そのため、現在銭湯などではプラスチック製が流となっているが、一部の銭湯や、温泉館などでは現在でも木製湯桶が用いられることもある。

プラスチック製の湯桶としては、内外品が広告を出していた(現在は販売会社が倒産したため、販売そのものも担当)ケロリン湯桶が有名。

金属製やプラスチック製のものは、洗面器としばしば混同される。
たらい()は、人間が1人入れるほど直径が大きく、浅い物をさす。

3.の概要

中学校国語で「湯桶読み」という言葉を習ったとき、「ゆとうって何だろう?」と思わなかっただろうか。もしくは、「」を「おけ」と読むことを知っている人ならば、1.のような銭湯で使うのことだろうと思っていなかっただろうか。

ゆとう」と読む場合は、下の写真のような器具をさす。

そう、蕎麦屋でそば湯を入れるアレである。
湯桶と丸湯桶があり、どちらを使うかは蕎麦屋によって異なる。
チェーン蕎麦屋では湯桶を使わず、魔法瓶に入れることもある。

かつては、そば湯だけではなく白湯類を入れるのにも使われており、一般の飲食店で広く用いられるものであったらしい。いつしか他の容器に居場所を奪われ、現在では一般的に見られるのは蕎麦屋ぐらいになってしまった。

懐石でも使われる。この際は、白湯を入れて湯漬けにしたり、焦し湯(釜の底の「おこげ」に湯を注いで味をつけた飲料)を入れて供される。

なお、ニコニコ市場で「湯桶」で検索すると、1.の湯桶ばかり出てくる。3.の湯桶を探している場合は、ひらがなの「ゆとう」で検索するとい。

派生語

湯桶読み

「ゆ」が訓読み、「トウ」が音読みであることから、上が訓読み、下が音読みの二字熟読み方を「湯桶読み」という。

「湯桶」という言葉をこちらから知った、または言葉は知ったが湯桶が何なのかは知らなかったという人は多いだろう。

対義は「重箱読み」。

蕎麦屋の湯桶

湯桶は横から口が出ていることから、いちいち横から口を出す人のこと。

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2.

3.

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