「漆黒のヴィランズ」とは、ファイナルファンタジー14の拡張ディスク。
今作で通算3枚目の拡張となり、バージョンは「5.x」になる。2019年7月2日発売。
今作で当初の予定であったハイデリン・ゾディアーク編のシナリオの8割に到達するとされている。
今作の拡張ディスクを購入することで「蒼天のイシュガルド」「紅蓮のリベレーター」のプレイ権も得ることが出来る。
「蒼天」「紅蓮」と同じく、RPG一本分のメインシナリオ、新たなフィールドおよびBGMの追加が行われている。
それに伴い、レベルキャップも80まで解放された。
メインシナリオでは過去作の舞台である「原初世界」を離れ、「光の氾濫」によって滅びゆく「第一世界」という特殊な舞台を中心に広げられる。
絶望的な世界観、新生編から敷いてきた世界の核心に迫る伏線の多くを回収する手腕、魅力的なキャラクター、新生編からの冒険の全てが収束するクライマックス、豪腕かつ魅力的なシナリオは、MMOの枠組みを超えて「RPG史に残る名シナリオ」として絶賛を受けている。
クエスト中のムービーの演出が大幅に強化。もはやほとんどオフラインゲームのようなキャラクター動作が見られる。
新ジョブとして「ガンブレイカー」「踊り子」が追加。
ガンブレイカーはFF8に登場した武器「ガンブレード」を使うTANK。踊り子は味方に強力なバフを付与するレンジDPSとなる。
新システムとして「フェイス」が追加。暁の血盟などのNPCと共にIDを攻略が可能となる。
これによってシナリオ攻略時にパーティ募集をする必要がなくなり、オフゲーのようなプレイが出来るようになった。ただし対応しているのは漆黒IDのみで、ボスなどの討滅戦は通常通りPTで挑む事となる。
使用しているプレイヤーキャラのままで新生~漆黒編のクエストをやりなおすモード「つよくてニューゲーム」が追加。
この際に新生編のメインクエストの改良が行われ、新規に向けて弱いポイントだった「新生編が面倒」という意見に対する対策が取られた。同時に、フライングマウントも新生編マップに対応している。
本作において、全世界登録アカウント数2200万を突破。またアクティブプレイヤーが125万人を超えるなど、プレイ人口が過去最大となった。
時間が経つごとに人口が先細りしていくMMOにおいて、サービス開始から7年近く運営しているMMOの人口が過去最大になるという事態は異例と言う他ない。
さらに「根性版」と言われる旧FF14の事を考えれば、当時最悪の評価だったゲームをここまで立て直したという事実は、ゲーム史に残る記録と言える。
P/Dは引き続き吉田直樹が務めている。
いよいよ本格化した帝国軍とエオルゼア同盟軍の戦争の最中、光の戦士は突如として意識不明になった「暁の血盟」の賢人達を救うため、謎の人物「水晶公」によって、並行世界「第一世界」に召喚される。
そこは「光の氾濫」によって夜の闇が奪われ、生命が存在し得ない滅びの世界だった。光の戦士は夜の闇を取り戻すべく、「闇の戦士」となって第一世界の脅威に挑む。
オープニングムービーでは「罪喰い」との死闘が描かれるほか、先んじて第一世界に召喚された賢人達の前日譚になっている。
「原初世界」から分かたれた、13ある鏡像世界の1つ。光の氾濫によって滅びゆく世界。
第一世界にて、100年前に起こった事件。
「光の戦士」が世界の闇を司る『影の王』を殺した事によって、世界に光が溢れた。
光に飲み込まれてしまった場所は生命が生存することが出来ない無の大地となり、第一世界は既にこの光の氾濫によって9割が失われてしまっている。
光の氾濫で光に飲み込まれた「無の大地」から発生した、異形の存在。
理性はなく、エーテルだけを食らい、罪喰いに殺されたものは罪喰いとなる。現在、第一世界の住民たちが直面する直接的な問題となっている。
さらに罪喰いの上位存在「大罪喰い(Lightwardens)」は、たとえ倒せたとしても倒した人間の体を侵食し、新たな大罪喰いとして新生してしまう。
『光の巫女』と呼ばれる少女。クリスタルのような光を宿した瞳を持つ。
かつて「光の氾濫」によって世界の全てが飲み込まれるのを防いだ聖女・ミンフィリアの生まれ変わりとされる。
罪喰い化に耐性を持っている為、先頭に立って罪喰いと戦い、死んだ後も新たな少女がミンフィリアとして覚醒するというサイクルを繰り返していた。
ユールモアに「保護」の名目で軟禁されていたが、現在は行方不明。
100年前、突如第一世界に現れた「クリスタルタワー」を中心にして出来た都市・クリスタリウムの指導者。光の戦士、および暁の血盟を第一世界に召喚した人物。
体の半分がクリスタル化しており、顔はフードで隠している。その正体と真意は物語の後半にて明かされる。
Googleなどで検索するとネタバレ画像やサジェストがトップに出てくる。ネタバレを気にする方は検索欄に名前を入れてはいけない。
第一世界における「光の戦士」と呼ばれる戦士の青年。
100年前に世界を救う為、仲間と共に「影の王」と戦い勝利。だがこれにより「光の氾濫」が発生、世界は滅びかけた為に「世界を滅ぼしかけた大罪人」という汚名を着せられることになる。
初登場は蒼天編のED。その後のアフターストーリーで「闇の戦士」を名乗り、本格的に登場。
当初は光の戦士と敵対するが、その真意は「第一世界の全ての魂を救う事」であり、その為にある手段によって原初世界へと渡ってきた。
その後、ウリエンジェの介入もあって、星の海にて光の巫女となったミンフィリアと出会う。第一世界を救う為にミンフィリアおよび仲間と共に再び第一世界に戻るが……
ガレマール帝国初代皇帝。新生編時点で病に倒れ、蒼天編にて死亡している。
その正体はアシエンの一人「アシエン・エメトセルク」。
ハイデリンに戦乱の種を撒く事を目的としてガレマール帝国を作り、大国に仕立て上げた張本人。
ソル帝のクローン体を素体とし、第七霊災を超える「第八霊災」を起こすべく暗躍する。
水晶公、アルバートと並び高い人気を誇るキャラクター。
2020年に放送されたNHKの特別番組「発表!全ファイナルファンタジー大投票」では、キャラクター部門において「エメトセルク」が6位に選ばれた。
「漆黒のヴィランズ」におけるレイドコンテンツ。
恒例となった三部作で、『覚醒編』『共鳴編』『再生編』で構成されている。
『光の氾濫により、無と化した大地に属性を取り戻す』という物語。
ゲストキャラクターデザインに野村哲也を招き、重要NPC「ガイア」とレイドの大トリを飾るボスのデザインを担当している。
今作もシナリオを楽しむためのノーマルと、腕試し用の高難易度零式が存在する。
FF8の懐かしいBGMがFF14でアレンジされる他、新生編からやってきたプレイヤーには懐かしいキャラクターが登場する。
「次元の狭間オメガ」のようにFF8のボスをそのまま持ってくる内容では無いが、FF8を意識した話の構成や演出になっているのが特徴。
「DoD」「ニーア」シリーズのヨコオタロウと、プロデューサー・斉藤陽介をゲストに招いたアライアンスレイド。
FFシリーズによらない作品を跨ぐコラボをアライアンスレイドに持ってくるのは異例である。
こちらも通例通り三部作。『複製サレタ工場廃墟』『人形タチノ軍事基地』『希望ノ砲台:「塔」』が実装されている。
音楽も「ニーア」シリーズから持ってきている他、FFとニーアの楽曲をミックスアレンジした新曲も用意されている。
ヨコオタロウらしく「FF14プレイヤーからは怒られるかもしれない」と漏らすような、エッジの効いたシナリオで、ニーアシリーズのみならずDODシリーズからのネタも仕込まれている。
第一世界、コルシア島のドワーフ族の村・コメラ。
親のいない双子のドワーフ、アノッグとコノッグ。二人が「野望」と称して廃坑を探索するのにつきあった光の戦士は、見た事もない機械に襲われている白衣の少女を見つけ、これを助ける。
自らを「2P」と名乗る少女の導きにより、ドヴェルガル山脈の向こう、未踏の地に隠されていた廃墟に足を踏み入れる一行。その果てに待つものは……
武器育成コンテンツ。「禁断の地エウレカ」とディープダンジョンシリーズの融合した新しいコンテンツ。
シナリオはFFTの松野泰己が担当。
紅蓮のアライアンスレイド「リターン・トゥ・イヴァリース」の続編という扱いになっており、「リターン~」のクリアが開始条件となっている。
アラミゴおよびドマの解放を受け、東方の帝国属州が次々と独立運動を開始。ダルマスカ、ナグサに続き、陰惨な歴史を持つボズヤにも反攻の狼煙が上がった。東方連合の盟主となったヒエンの要請を受け、解放者たる光の戦士もこの動きに協力する。
第三星暦時代にボズヤを統治した女王「グンヒルド」と親衛隊「グンヒルドの剣」の伝説を巡り、ボズヤ・レジスタンスとガレマール帝国第Ⅳ軍団との決戦が描かれる。
敵味方ともにネームドのNPCが多数参加しており、「戦果記録帳」で彼らの背景や過去を知る事が可能。
特別なフィールドを用いて、自然発生する「スカーミッシュ」、特定の条件で発生する「クリティカルエンゲージメント」のほか、ストーリーが進むと「カストルム・ラクスリトレ攻城戦」「グンヒルド・ディルーブラム」「旗艦ダル・リアータ攻略戦」に挑む事となる。
パッチ5.2で実装されたクロニクルクエスト。
蒼天の「三闘神」、紅蓮の「四聖獣」に相当する位置づけ。
ガレマール帝国の属州のひとつ・ウェルリトを舞台とし、「アルテマウェポン」に続く新たなる兵器「ウェポン」を題材に、ガイウス・ヴァン・バエサルの過去がフォーカスされた物語となっている。
アシエン・ラハブレアに唆されるままにアルテマウェポンを起動し、結果として多くの部下を失ったガイウスは、過去との決着をつける為に動き出す。
その行く手に立ちふさがるのは、かつて彼が養子として迎えた孤児達が所属するガレマール帝国軍第VII軍団と、宝石の名を冠した非人道兵器「ウェポンシリーズ」だった。
ソロコンテンツとPTで挑む蛮神戦が混在しているのが特徴。
「ルビーウェポン破壊作戦」「エメラルドウェポン破壊作戦」「ダイヤウェポン捕獲作戦」は蛮神戦、「サファイアウェポンバトル」はイベントバトルとなっている。
「サファイアウェポン」では、ガーロンド・アイアンワークスが総力を挙げて改修した人型対蛮神兵器、その名も「Gウォリアー」が登場。パイロットには光の戦士が選ばれ、巨大兵器を操っての決戦バトルとなっている。
開発内にガンダムファンが多数いた事もあって、ノリは完全に「機動戦士ガンダム」。「レディ・プレイヤー1」を髣髴とさせる選択肢まである。
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最終更新:2024/04/25(木) 10:00
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