演歌 単語

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演歌(えんか)とは、日本歌謡曲から生した音楽ジャンルである。

概要

戦後に発展し、しまれるようになった歌謡曲の一種である。
何をもって演歌とするかは諸説あるが、一般に、

といった特徴を持つ。

伝統的な民謡そのものに聞こえるものから、フォーク色が強いもの、『夜桜お七』のように一時はプログレではないかとさえ騒がれたほど分類不能のものまで、作はさまざま。
これらの中には厳密には演歌ではないものもあったかもしれないが、和風衣装やこぶしの効いた歌など、演歌の特徴を受けついだ状態で披露された結果、演歌として認知されていることが多い(逆に、演歌全盛の時代に流行ったことから、特にそれっぽくもないのにひっくるめて演歌とされた歌謡曲もあるかもしれない)。

現代においては中年以降の世代にしまれているというイメージの強いジャンルで、いわゆるJ-POPとは一線を画す。その独特さから敬遠されることも多いが、それでも度々演歌が注されることがある。特に氷川きよしジェロのような「演歌スター」の登場は話題を生む。

ほとんど日本固有のジャンルであり、特に欧には全くと言っていいほど、演歌に似た音楽ジャンルは存在しない。
アジアでは、韓国トロットと呼ばれる音楽が演歌に非常によく似た特徴(ヨナ抜き音階、こぶし、湿っぽい歌詞)を持っており、これはほぼ演歌そのものである。また、太平洋戦争中に日本語教育を広めたから、台湾には、日本の演歌が広く伝わっており、ほぼ同様の音楽文化が成立している。

鏡音リン・レン姉弟の十八番ジャンルであるという公式設定はもはや忘れ去られている

歴史

「演歌」という単戦前にも存在したが、人々が一般的に思い浮かべる音楽ジャンルとして定着したのは意外にも戦後20年以上経過した1960年代後半ごろとされている。

1950年代頃には、ヒット曲を歌っていた千代子・美空ひばりなどの曲は歌謡曲とひとくくりにされていた。1960年代になると、海外音楽を受けたグループサウンズフォークソングが都会の音楽として大衆に支持されるようになり、それに対するカウンターとして、日本的な「哀愁・庶民の情念を歌う音楽ジャンル」として成立していったようだ。

また、1966年作家の五木寛之が発表した小説「艶歌」のも大きいとされている。その後1969年に「演歌の」としてデビューした子が一世をしたことにより大衆的にも定着した。

また、昭和当時の演歌歌手ドレスや洋で歌唱する事が多かったが、伝統音楽としてのイメージを強めるため、のちに和服を着る演歌歌手が多くなったと言われる。

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最終更新:2024/04/24(水) 17:00

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