潮干狩りとは (シオヒガリとは) [単語記事]

潮干狩りとは、貝を集めるレジャーである。

概要

干潮時の浜辺や干潟で、熊手などを使って砂を掘り、中に隠れている貝を掘り出す。

主にあさりが取れる。はまぐりも取れる。しじみは前者二つに比べると取れる場所が限定されている（淡水域に生息しているため）が、所によっては一緒に取れることもあるらしい。

掘るだけとはいえ立派な漁なので、場所によっては勝手に潮干狩りをすると違法になることもある。

同じような砂浜なのに、良く取れる場所、全然取れない場所があり、掘るだけで食料がわき出るようなイメージがあるが、熟練していないと全然取れず、意外と損をする。また、中腰になって長時間砂を掘り続ける作業は、慣れていないとかなり辛い。こしがメリメリいうよ。体力に自信がない人や腰痛持ちにはお勧めできないレジャーだと言えるだろう。

また、大量に取れる場所として観光地になっているところでは、入場料を1500円取られるなど、ぼったくｒ……相応の対価を支払わないといけないこともある。ただしそういった観光地では、浜の保全活動をしていたり、「掘りに来た人が全然取れずにがっかりしないよう、定期的に貝をまいておく」といった下準備をしている所もあり、その必要経費が掛かるため仕方がない面もある。

掘り出して集めた貝は持って帰って食べるのが一般的である。シーフードオムライス、味噌汁、潮汁、スパゲッティ、味噌和え、酒蒸し、バター焼き、グラタン、チャウダー、ピザ、ピラフ、チャーハンなど様々な美味しい料理の食材となり、潮干狩ラーたちの胃の中におさまることになる。

ただし忘れてはいけないのが、砂出しの必要性。貝は砂を飲んでいるので、時間をかけて砂を吐かせなければならない。そのため、釣りなどと違って「その日の晩御飯にすぐ使う」、とはいかないことは計算に入れておくべきである。また、砂出しに使う水は「その貝が暮らしていた浜の海水が最適」と言う説があるので、運搬方法があるならば潮干狩りの最後に海水をペットボトルなどに汲んで持って帰っておくとよいかもしれない。