激流葬とは (ゲキリュウソウとは) [単語記事]

激流葬とは、遊戯王OCGのカードである。

概要

《激流葬/Torrent ial Tribute》
通常罠
(1)：モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。
フィールドのモンスターを全て破壊する。

2001年 4月19日発売「Spell of Mask －仮面の呪縛」で登場。
「ブラック・ホール」同様、自分のモンスターを巻き込むリスクはあるが、発動タイミング次第で大きなアドバンテージをもたらす。昨今では「破壊されないモンスター」「効果破壊された時に効果を発動するモンスター」の増加により、単純な除去札としては過信できなくなっている。逆に言えば、こちらもそれらのモンスターを併用し、損失を抑えたり除去をアドバンテージに変えることができる。プレイヤーの力量が試される1枚である。

その強力さから2004年 9月1日に制限カード指定。
長らくその位置を保っていたが、高速化した環境の対策として期待されたか、2012年 3月1日より準制限になり、2014年 4月1日には制限解除された。

「海竜神の激昂」(リバイアサンのげきこう)

《海竜神の激昂/Fury of Kai ryu-Shin》
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：デッキから「激流葬」１枚を手札に加える。
(2)：自分フィールドの水属性モンスターが効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。

2020年 4月18日発売「RISE OF THE DUEL IST」で登場。「激流葬」専用サーチカードである
このカード自体も「海竜神－リバイアサン」でサーチが可能である。
墓地効果と併用して、自分の水属性モンスターを守りつつ相手モンスターだけを一掃出来る。

原作、アニメ、ゲームにおいて

原作ではバトルシティ編の「城之内 vs梶木」にて梶木が使用。原作では「相手がモンスターを召喚した時、相手モンスターを全て破壊する」という効果だった。
アニメ 5D'sでは「龍亞＆龍可 vs ルチアーノ」にてルチアーノが使用。その独特なアクセントにより「激↑流→葬↓！」とネタにされることも。
ゲーム DM4では、「相手が攻撃宣言をしたとき、相手モンスターを全て破壊する」という効果だった。ミラフォの上位互換である。城之内デッキのみ使用可能であり、城之内デッキが強いと言われる一因にもなっている。

余談

このカードを意識したと思われる「激流蘇生」と言うカードがあり「激流葬」とシナジーがある。
ニコニコ動画では、遊戯王MADや架空デュエルが盛んだった時期に涙腺崩壊と同義の意味を持つ「目から○○タグ」の一環として「目から激流葬」というタグが使われていた。
エクゾディアの右足と左足の間に配置し「何か」を模すネタが有名。それにより「6枚目のエクゾディアパーツ」と呼ばれることも。