瀬戸熊直樹とは、日本プロ麻雀連盟に所属する競技麻雀のプロ雀士である。2023年現在の段位は九段。
1970年、千葉県生まれ。幼少期から転校を繰返しており熊本県の高校に入学、在学中に麻雀にのめり込む。三浪を経て東京経済大に入学。プロ雀士になることを決意していたが一旦は一般企業に就職する。サラリーマン時代に連盟主催の「麻雀マスターズ」に参加、ベスト16を記録したことをきっかけに、1998年にプロ麻雀連盟に入会。父との約束もあり3年間はサラリーマン雀士として活動し、2000年には会社を退職しプロ一本に絞った。
2005年から鳳凰戦のA1リーグに所属。鳳凰位二連覇に加え、2009年から2015年まで7年連続で鳳凰位決定戦進出を果たすなど安定した戦績を誇り、獲得タイトルも多数に及ぶ。2018年からはMリーグチーム「TEAM RAIDEN」に2位指名で加入。2019年レギュラーシーズンには四暗刻を成就させた。
しかし、Mリーグでは安定した成績を残すことができず、鳳凰戦においても、2021年シーズンにA1リーグから陥落してしまう。逆風が吹いていた最中、「麻雀最強戦」ファイナル挑戦7度目にして、初の最強位戴冠を達成。決勝卓オーラスでは、1位の宮内こずえから突きつけられた逆転条件「倍満ツモ」を乗り越え、多くの感動をもたらした。
さらに、2022年シーズンには、現行ルールでは初となる連覇を達成した。
卓上では鋭い眼光を見せるが、解説では小ネタも交える軽妙なトークが見どころ。実況・日吉辰哉との組み合わせだと「助け合いコンビ」になる。
日本プロ麻雀連盟の理事職にあり、30歳未満の連盟プロを対象としたタイトル戦「若獅子戦」「桜蕾戦」の発起人となるなど麻雀の発展にも尽力している。
プライベートでは奥さんに頭が上がらない模様。
攻め重視の重厚な雀風。他家の攻めに対してアタリ牌を止めつつ押し込む読みの鋭さも持ち合わせる。
親番で猛連荘をかけることが多く、これを「クマクマタイム(KKT)」という。本人曰く「冬眠中の奥義」らしいが、Mリーグでも度々連荘をかける姿がみられ、そのたびコメント欄がKKTや熊の絵文字で埋まる。
観戦記者や他のプロの見解としては「点棒を持った親として、リーチに向かってまっすぐ素直に打つことで他家を回らせる、オリさせる」事こそがクマクマタイムの源泉であるという。
押しの強さとクマクマタイムの強い印象からついたキャッチフレーズが「卓上の暴君」である。
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最終更新:2024/04/19(金) 11:00
最終更新:2024/04/19(金) 11:00
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