火曜サスペンス劇場とは (カヨウサスペンスゲキジョウとは) [単語記事]

火曜サスペンス劇場とは、日本テレビ系で放送されていたサスペンスドラマ番組である。通称「火サス」。

概要

1981年放送開始。それまで1時間ドラマの2階建てだった火曜 21時～22時台を１つにし、「土曜ワイド劇場」が切り開いた2時間ドラマ番組に参入した。

オープニングに流れるおどろおどろしいテーマ曲、強烈なインパクトを残すCM アイキャッチ、そして元々はこの番組のためだけに書き下ろしたものの反響を呼びレコード化され大ヒットとなった初代エンディングテーマ「聖母たちのララバイ」（岩崎宏美）の3点セットは、未だにサスペンスドラマのパロディーで欠かさず登場するほどの影響を残した。

また、このジャンルの番組としては珍しく、副音声で目の不自由な人のための解説放送も実施されていた。映像でしか見せられないシーンを小説の地の文章のように読み上げていくものであった。

20年以上に渡って人気を博していたが、裏番組の「ズバリ言うわよ！」（TBSテレビ）に撃沈され、2005年にその幕を閉じた。その後もしばらくは2時間ドラマ番組を流していたが人気が回復せず、その後バラエティーとドラマの2階建てとなった。

2009年春改編をもって火曜 22時台のドラマ枠が視聴率低迷のため廃止され、この番組の前身の2階建てドラマ枠以来40年近く続いてきた火曜日のドラマ枠が消滅することとなった。