火車(かしゃ)とは、
本項では1.の妖怪について記述する。
火車は、葬儀場・葬列・墓場に現れ、死体を奪い去るとされる妖怪。
日本各地に伝承があり、ほぼ全国に存在する。岩手県遠野・長野県の一部では「キャシャ」、福島県・静岡県・長野県大三島では「クワシャ」、群馬研甘楽(かんら)郡では「テンマル」、愛知県日間賀島では「マドゥクシャ」、鹿児島県の一部では「肝取り」などと呼ばれる。
また、日本には「猫と死体」に関する俗信が存在し、その為に「火車」の正体は「猫が化けたもの」とされている。
「火車」という名前の由来は、悪人を生きたまま地獄へと連れ去る「火の車」と呼ばれる別の妖怪とされ、この「火の車」は「火車」と違い、生者を生きたまま地獄へ連れ去る妖怪であるが、次第に死体を奪うだけの「火車」と「火の車」とが混同されたものとされる。
因みに、猫と死者の俗信については、「棺桶を猫がまたぐと死者が起き上がる」「猫は死者に化けて人を騙す」など、「猫は死者に対して霊的な悪影響を与える」といった俗信である。その為、「死者に猫を近づけてはいけない」という禁忌が日本中に存在する。
火車に関する書物:「綜合日本民俗語彙」「神話伝説辞典」「日本俗信辞典」
火の車に関する書物:「江戸怪談集(下)」「続妖怪博物館」「江戸文学俗信辞典」
掲示板
11ななしのよっしん
2014/12/04(木) 23:50:14 ID: NAc0ClXJl2
12ななしのよっしん
2016/07/23(土) 19:51:16 ID: j0ewnbZsEL
宮部みゆきの小説って妖怪ものかと思ったら宇都宮健児弁護士をモデルにした弁護士が、多重債務者を食い物にするサラ金と戦う話だったのか…
13ななしのよっしん
2019/05/05(日) 00:32:58 ID: xfSuMbLXHY
>>12
宮部みゆきがしばしば妖怪の登場する作品書くから勘違いしがちだがあの小説のタイトルは火の車という意味なんだよなw
妖怪の火車は関係ない
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最終更新:2023/03/22(水) 00:00
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