熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls単語

ネッケツコウハクニオクンガイデンリバーシティガールズ

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熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls(リバーシティガールズ)とは、アークシステムワークスから発売されたベルトスクロールアクションゲームである。

概要

新・熱血硬派 くにおたちの挽歌』のプレイヤーキャラクターだったくにおとりきの彼女みさこきょうこ主人公とする外伝作品。

Shantaeシャンティ)』で知られるアメリカゲームメーカーWayForward開発を手掛け、全体的にアメリカナイズされたポップな雰囲気にアレンジされているが、やることはいつもの殴り合いである。

アーク以降のくにおくんシリーズの新作は熱血硬シリーズであってもダウンタウンシリーズと同じ2.5頭身のドット流だったが、本作では『挽歌』に近い4頭身で描かれている。基本設定は熱血硬シリーズベースとしつつ、ダウンタウンシリーズスポーツシリーズの登場人物も交えて新たなストーリーが展開される。

タイトルの「River City(リバーシティ)」はくにおくんシリーズ(特にダウンタウンシリーズ)の北米版タイトルによく使われていたもので、本作の舞台となる名前にもなっている。
所構わずケンカを売られるのは言うに及ばず、みさこは自分の高校の中でも殴られたり、汚職が蔓延して警察も当てにならないなど治安はかなり悪いが、ケンカに参加しない市民もいるだけ大阪よりはマシと言えなくもない。

ボイス英語のみ、テキスト日本語も選択できるが、戦闘中字幕など翻訳が不安定な部分もある。

日本国内ではDL専売作品となっているが、北では少数限定生産、アジア圏では普通パッケージ版もリリースされている(いわゆるおま国ので、気になる方は探してみるのも如何だろうか。

開発元のが強く出ており、バランス調整など粗削りな部分もあるが、アーク以降ファミコン時代の踏襲が中心となり、名作は出ても閉塞感のあったシリーズに新を吹き込む一作となった。2020年7月には続編の開発着手も発表されており、新たなスピンオフシリーズとして今後の展開が期待される。

ゲームシステム

基本操作はクイックアタックヘビアタック、特殊技(ゲージ消費技)、ジャンプガード、舎の6ボタンレベルアップで習得したり、場で技を購入することで使える技が増えていく。

2人プレイ時は体力が0になってもすぐにミスにはならず、ゆっくり昇天する。この時にパートナーダウン追撃を食らわせると、を引っり戻してミスから復帰させられる。

ザコ敵でも耐久力が高く、自キャラの背後に回って挟み撃ちを狙うなど行動パターン厄介である。ダウンしたザコは必ず足の側を向いて起き上がるため、頭の側に立って背後を取るよう意識すればいくらか楽になる。ゲームオーバーになっても所持が減るだけで同じ場所からやり直せるので、ある程度は死んで覚えるのも手。

舎弟

最後の1体になったザコ敵ダメージを与えると命乞いをすることがある。接触してボタンを押すと舎になり、同じボタンで呼び出して援護攻撃をさせられる。一度舎にしたキャラは容姿や名前などのデータメニュー記録される。

呼び出せるのは自キャラが攻撃できるタイミングで、舎が一定回数攻撃を受けるといなくなってしまうので攻撃の途中に組み込むのがな使い

ガジェット

ステージに転がっていたりザコ敵が持ってくる武器アイテム。持ち上げて殴ったり投げつけて攻撃できるが、何回か殴ると壊れてしまう。また、ボス戦には持ち込めない。

アイテム

中の店で売っている消費アイテム。基本的にその場で使うか所持品として持ち歩くかの選択ができ、最初の1回だけステータスアップの効果がある。効果は購入するまで確認できない。

アクセサリー

キャラごとに2つまで装備できる強化アイテム。一度入手すれば以降は自由に着脱できる。ブラとボトムスセットになっているものがいくつかあるが、特に制限はブラブラでも装備できる。ちなみに男二人も装備制限なし。

技のバリエーションプレイヤーキャラクター4人で共通。個々の性はそれぞれ異なるが、大体の傾向で紹介する。

例 Q:クイックアタック H:ヘビアタック 特:特殊技
コマンド
Q 基本攻撃。ヒット時に続けてボタンを押すと追加技が出る。
Q Qからの追加技。初期状態では3回、場で技を購入すると最大5回まで連続攻撃する。
Q
Q
Q
ガード中にH 背後の相手を攻撃。
ダウン中にQ 敵を武器の代わりに持ち上げて殴ったり投げたりする。
ダウン中にH 所謂ストンピング。敵の起き上がり攻撃には要注意。
H 敵をその場に叩きつける。初期状態から使えるコンボの締め技。
↑+H 敵を斜め上に大きく吹き飛ばす。
→+H 敵を横に大きく吹き飛ばす。
↓+H 敵を上に浮かせる。
基本の必殺技
↑+特 アッパー系の跳び上がる必殺技
→+特 横方向に攻撃する必殺技
↓+特 周囲を攻撃する必殺技
ダッシュ中にQ ダッシュから急停止して攻撃。ダウンは奪えないがQに繋がる。
ダッシュ中にH ダッシュからの突進のある攻撃。
ダッシュ中に特 ダッシュから急停止して繰り出す必殺技
つかみQ 気絶した敵をつかんで連続攻撃する熱血硬の基本技。
つかみH つかんだ敵を投げ飛ばす。正面つかみ技は命乞いした敵にも有効。
つかみ特 つかんだ敵に使える必殺技背中側からつかんだ時は何も出ないのには注意。
後からつかみQ 相手を背中側からつかんだ時には別の技が出る。こちらは単発攻撃。
後からつかみH 後つかみ時に使える強な攻撃。
中でQ ジャンプ中の基本技。ダウンは奪えないがQに繋がる。
中でH ジャンプ中に使える強な攻撃。相手を浮かせたりダウンを奪える。
中で特 →+特(くにおは↓+特)を中で繰り出す。
中でH+特 ↓+Hなどで浮かせた相手をつかめ中投げ。安定して出すには慣れが要る。

登場キャラクター

プレイヤーキャラクター

みさこ
主人公コンビのぶっこみ担当。重量級のパンチ攻撃が得意。
動作の短いドロップキックや攻撃後に中制御できるスパイラルアッパーカットなど、特殊技の隙が少なくボス戦に強い。
きょうこ
主人公コンビ天然。素キック攻撃が得意。
マッハキックスクリューボンバーなどシリーズ染みの技を持つ。大きく移動する技が多く、囲まれた時の逃げは随一。中投げのバレースパイクは他のキャラより消費が少なく多用できる。
くにお
みさこボーイフレンドゲームを一度クリアすると操作可になる。
特殊技の熱血アッパーは攻撃範囲が広い・ダウンした敵にも当たる・浮かせて追撃可・多段ヒットでほぼ気絶確定の
りき
きょうこボーイフレンドゲームを一度クリアすると操作可になる。
キック技がでひばりの攻略は特に楽。得意技のマッハパンチ下に拳を振り下ろして周囲を攻撃する技となっており使い勝手は良くない。

ザコ敵(舎弟)

それぞれ色違いの同系統キャラがおり、カラーゾンビカラーの上位キャラも存在する。

レイ
女の不良。何気に旋脚を使える。
セイライ
優男の不良をかけて攻撃してくる。
ジョルジオ
リーゼント不良。走り込んでのケンカキックは威が高い。
リネア
チアガールアメリカ人の発想がいと出てこないキャラとして好評。側転で攻撃をかわしてくる。
サイトウ
汚職警官。警棒や催弾で攻撃してくる。不良ちより一回り強い序盤の強敵。
ウェイ
タイガーマスク筋肉が硬直していて動きが遅い。
D4-V1D
未来から送られてきた、ロボットっぽい人間に見えるよう偽装されたロボット耐久力が高い。
リンダ
ダブルドラゴン』からのゲスト参戦。を持った大柄な女性双子ネオリンダも登場する。
トラッシュ
コンバットライブス』からのゲスト参戦。ハンマーを振り回して攻撃する。
ウェアベア
『すごろクエスト ダイス戦士たち』からのゲスト参戦。の被り物をした女の子。小柄だが攻撃が高い強敵。
フドウ
男のヤクザ武術を修めており、気功波で攻撃する。
アカリ
女のヤクザ投げナイフで攻撃する。

ボス

みすず
1面(リバーシティ高校)のボス
染み怪物スケバン。で雇われてみさこ学校の警備員をしている。
タックルや画面外まで跳び上がってからのヒップアタックで攻撃してくる。店や場が使えない序盤のボスにしてはかなり強く、いきなりの難関となる。
やまだ
2面(クロスタウン)のボス
妬みので悪のパワー覚めた、くにおの元友。
悪のパワーによる波動や念動やまだのじゅつ)で攻撃してくる。ステージは左右にがあるビル屋上で、落下させることでもダメージを与えられる。
ひばり
3面(アップタウン)のボス
リバーシティ若者大人気のインディーズファッションデザイナー
行きが疑似的に2Dアクションのようなステージで戦う。飛んでいる時に直接殴ったり、針を対線上に撃たせて自滅させることで撃墜し、しばらく一方的に攻撃できるようになる。
アボボ
4面(ダウンタウン)のボス
ダブルドラゴン』からのゲスト参戦。筋肉をこよなくする巨
格闘ゲームからも技を持ってくるなど攻撃パターンが多く、こちらの攻撃に割り込んだりジャンプも迎撃してくる。本作随一の強敵。
ノイズ
5面(オーシャンハイツ)のボス
世界的に超絶人気を誇るギターボーカリスト。実はリバーシティに縁がある。
音楽に合わせてアイコンが地面を動く音ゲーのような攻撃と、ステージから降りての格闘戦を3回繰り返す。乱入してくる観客の判定がわかりづらく厄介
さぶこ
6面(三和会タワー)のボス
熱血硬シリーズにおけるくにおの宿敵・さぶの。お勤め中のに代わって組を仕切っている。
ドスを振り回し多な技を繰り出してくるが、打ち上げ攻撃が決まるなど攻撃への耐性はあまりい。も使ってこないので親父べれば手ぬるい。
ネタバレにつき反転
はせべ&まみ
ゲームを一度クリアした後に条件を満たすとさぶこの代わりに登場する隠しボス主人公コンビと似た技に加えて、『熱血格闘伝説』のような合体技を繰り出す。体力ゲージは共用で、ゲージを全部奪うと最後に攻撃を当てた方が倒れて残った一人が暴走するが、実は倒れている相方が弱点。
挽歌コンビ主人公に抜されたことに不満を持っており、「アメリカで発売されてない16bitゲームで1回彼女だっただけのキャラなんてくにおとりきも覚えてない」とメタ発言を浴びせてくる。実はエンディング日本語英語ボイス)で内容が違い、英語ではくにおとりきが本当に2人を知らないというメタオチになっている。流石に不評だったか、アップデートではせべとまみを倒した場合は結末も変化するようになった。

その他

はせべ&まみ
くにおとりきに想いを寄せる二人組。主人公コンビとの関係は険悪で、顔を合わせるたびに嫌味を言ってくる。自分たちの方がくにおとりきの彼女であるかのように振舞っているが…?
ごだい
主人公コンビ幼なじみ。二人の行く先々に現れては頼み事をしてくるクエスト案内人。
ブルノ
アボボの同僚。『ダブルドラゴン』からのゲスト参戦。
ひろし
主人公コンビ友人漫画好き。シリーズでろくなに遭わないせいかちょっと厭世的。
かおり
主人公コンビ友人。『いけいけ熱血ホッケー部』のヒロイン
みほこ
主人公コンビ友人。『番外乱闘編』のヒロイン
なりたか
りきに憧れる高校生徒。『熱血高校ドッジボール部』より登場。
ようこ
主人公コンビ友人アイスホッケー少女。『いけいけ熱血ホッケー部』より登場。

この他にも、名前表示のないショップ店員も含めてテクノスジャパンキャラクターが多数カメオ出演している。

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