牙琉響也とは、CAPCOMのゲーム『逆転裁判』シリーズに登場する架空のキャラクター。
ゲームの吹き出し表記は苗字の「ガリュウ」。兄と共演する場面は名前の「キョウヤ」。
担当声優は『4』本編およびLOVE LOVE GUILTYの歌唱(関連動画参照)ではカプコンサウンドチームの山本亮治、『4』PV・『5』・『特別法廷』では楠田敏之。
17歳にしてアメリカで検事となった、検事局始まって以来のサラブレッド。兄の牙琉霧人は弁護士。
『4』における王泥喜法介のライバル検事で、「主人公の王泥喜を見守るお兄さん」的なキャラクターとして作成された。
ドリルのような形状の金髪、日焼けしたかのような茶色い肌に、指輪などのアクセサリーを多数身に着けていて見た目はとてもチャラい。人気ロックバンド「ガリューウエーブ」のリーダーでもある。
プレイボーイかつフェミニストで、初対面のみぬきからは「王子サマみたいな人」という印象を持たれた。バンドで歌をうたう理由は「女の子に振り向いてもらいたいから」と語っている。部下の宝月茜刑事にも(かつての検事たちのイトノコ刑事への態度と異なり)優しく接しているが、当の茜からは露骨に煙たがられていて「じゃらじゃらしたおニイさん」、「歩くとじゃらじゃら鳴って気になる」、「”じゃらじゃら”より”ひらひら”よね(御剣怜侍の暗示。『蘇る逆転』参照)」などと陰口を叩かれている。
その見た目とは裏腹に検事として真面目に仕事をこなし、第3話では複数の事件を同時に取り扱っているところを確認できる。被告人の有罪判決よりも「真実を追求する」ことを重んじていて、証拠隠滅や証人の証言操作は行わず、弁護士とむやみに張り合うこともない。しかし、王泥喜が失態を犯せば容赦ない言葉をあびせることもあり、決してなれ合っているわけではない。
「"本当に大事なこと"なら‥‥忘れないだろう?」
24歳。テーマ曲はガリューウエーブの曲でもある「LOVE LOVE GUILTY」(ラブラブ・ギルティー)。普段は王泥喜を「おデコくん」、みぬきを「おじょうさん」や「おじょうちゃん」と呼ぶ。
第2話「逆転連鎖の街角」で初登場。現場検証へ向かう途中、警官に門前払いを受け困惑している王泥喜とみぬきに出会い、(みぬきのお願いで)彼らを現場まで案内した。成歩堂を敵視するような発言をし、弁護士に対しても良い感情を抱いていないが、第1話の事件の真相を明らかにした王泥喜に注目していて、彼を試すような態度をとる。
第3話ではガリューウエーブのライブに王泥喜とみぬきを招待する。2割引きのチケットを請求書同封で送りつけて。‥‥意外にケチな面が露見したにとどまらず、演奏中のギターが炎上し画面の端で消火活動に励むという、歴代ライバル検事と比べてもトップレベルの醜態を晒す。しかも翌々日の法廷でも同じことを延々グチり続けるなど、王子サマのイメージは木端微塵。その一方で、検察と協力してでも真実を追い求めようとする王泥喜の真っ直ぐさを見て、弁護士への認識を改め始める。
なぜ彼は弁護士に複雑な感情を抱くのか?
その理由は彼の初めての法廷、7年前、成歩堂龍一が弁護士バッジを失った事件に端を発する。
正直なところ彼の初法廷は見逃し・ミスの連続であり、お世辞にも優秀とは言えないものだった。
そもそもこの法廷自体、事前に弁護側の「ねつ造」の情報を吹きこまれた響也が、成歩堂に「ねつ造証拠」を提出させるため、彼を「テキトーに追いつめる」ことを目的としていた。
結果、ある人物が仕掛けたワナにより成歩堂は「ねつ造証拠」を提出してしまい、響也は「許されない手段」をとったとして成歩堂を告発し、弁護士資格の剥奪にまで追い込んだのである。
以来、響也は成歩堂を「薄汚れた弁護士」と認識し、静かに敵意を向け続けた。
しかし7年間ずっと、響也は心に引っかかりを感じていた。自分がしたことは本当に正しかったのか?、と‥‥
そして第4話。審理の中で7年前の真相が明らかになるにつれ、響也は自分の過ちを自覚させられることになる。
失態の露見を恐れ、自分自身の人生と”真実”の間で苦悩する響也であったが、”真実”のため全力を尽くす王泥喜に心を動かされる。
検事としてのキャリアも、芸能人としての人気もすべて失う覚悟で、本当に大事な”真実”のため、自らが犯した失態を告白するに至った。
すべての”真実”が明らかになったときには、憑き物が落ちたように清々しい表情を見せたのであった。
エンディングでは検事に専念すべくバンドを解散した。本人は第4話の法廷が「ガリューウエーブのステージよりスリリングだったから解散する」と語っている。
検事の仕事に専念している様子がうかがえる。彼の「真実を追求する姿勢」の原点をこの作品で知ることができる。
牙琉響也がリーダーを務める、警察関係者5人で構成されたバンド。大人の事情でおなじみタイホくんがマスコットキャラクターとして設定されている。
響也はボーカルとギターを担当し、作詞・作曲も手がける。またゲストとの打ち合わせなども響也一人で執り行っている。他のメンバーは、ギターを担当する捜査三課の眉月大庵刑事のほか、ベース、キーボード、ドラムをそれぞれ担当する3人がいる。
デビューは『4』より7年前で、同時期の『逆転検事』第3話のバンドーランドのステージにてガリューウエーブのマークが確認できる。デビュー曲は「恋の禁固刑・13年」。ほかにも「恋の特赦免責条項・和解編」、「私のカレは検察側証人」、「遅効性の恋はアトロキニーネ」などのタイトルが珍妙すぎるヒッ ト曲を連発している(なお「恋するギターのセレナード」と特別法廷で披露された「LOVE LOVE GUILTY」のみ歌詞が判明しているが、その歌詞センスは常人の理解を超越している)。ミリオンヒットを3本も飛ばし、アルバム12枚とライブビデオ15本を出すほどの人気を誇る。
響也本人に言わせれば「遊びで始めた」、「そっち(バンド)は遊び」。ただし響也は音楽活動に関してもクソ真面目であり、殺人事件そっちのけで細かい演奏ミスを追及したり、「ぼくたちが完璧じゃない限り犯罪はなくならない」「(演奏ミスを)開き直るつもりじゃ、この殺人事件の犯人も取り逃す」など大げさな発言をしたりしている。
『4』のエンディングで解散を宣言したという話が聞け、『5』の時点では既に解散している。
なおガリューウエーブであって、ガリューウ「ェ」ーブではない。「エ」は大きい。
掲示板
96 ななしのよっしん
2022/04/17(日) 11:33:21 ID: gsvOvscNrk
>>95
その響也が霧人に行った資料の横流しって現実だと何らかの罰則がありそう
個人的に響也は霧人の悪事に加担した共犯者って感じだけど
97 ななしのよっしん
2023/04/22(土) 10:25:13 ID: Qu6ghy1BER
98 ななしのよっしん
2024/03/24(日) 00:34:47 ID: LssIm1K+XU
第316条の14
検察官は、前項の規定による証拠の開示をした後、被告人又は弁護人から請求があつたときは、速やかに、被告人又は弁護人に対し、検察官が保管する証拠の一覧表の交付をしなければならない。
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最終更新:2024/04/25(木) 23:00
最終更新:2024/04/25(木) 23:00
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