特別競走とは、
競馬のみ特別競走の語は他競技と比して格下に扱われるが、これは日本ダービーや天皇賞などの大レースが戦前「特別競走」と呼ばれており、それを戦後に誕生した他競技が踏襲した後、国営競馬が日本中央競馬会に改組する際、競馬で元々あった「重賞」という語を特にレベルの高い特別競走(=他競技におけるG1やSG、周年記念格の競走)に使うようになり、結果として重賞とならなかった競走が「特別競走」の名で残ったことに由来する。
なお、重賞の語が生まれた後も、中央競馬では1990年代まで「4歳牝馬特別」や「京都牝馬特別」などが重賞ながら「特別」の名がついていた他、地方競馬では現在でも「特別」の名が付く重賞が存在しているところがある。
以後、週は開催が終わった翌日を始まりとする。
通常の競走(一般競走という)の場合、以下の流れで出馬投票を行い、出馬できる馬となったら、実際に出馬を行う。
当該週の木曜日 正午から15時まで | 出馬投票 |
当該週の木曜日 16時すぎ | 出馬できる馬の発表 |
当該競走の前日 10時すぎ | 馬番号・枠番号の発表 |
当該競走の時刻 | 出走 |
これに対し、特別競走の場合、以下の流れになる(一部例外あり)。特別登録には、特別登録料が必要となる。
前週日曜日(GIの場合は前々週日曜日) | 特別登録1回目 |
当該週の木曜日 正午から15時まで(GIの場合は14時まで) | 特別登録2回目=出馬投票 |
当該週の木曜日 16時すぎ(GIの場合14時すぎ) | 出走できる馬の発表 |
当該競走の前日 10時すぎ(GIは当該週の金曜日 9時すぎなど例外あり) | 馬番号・枠番号の発表 |
当該競走の時刻 | 出走 |
特別登録料は、レースによって異なる(単位:万円)。額については、以下の通りである(参考文献: JRA公式)。
レース名 | 1回目 | 2回目 |
---|---|---|
通常の特別競走 | 1 | 2 |
GIII、2歳GII及びJ・GIII、J・GII、J・GI | 1 | 4 |
GII(2歳のものを除く)及び2歳GI | 2 | 8 |
GI(3歳クラシック競走及び2歳のものを除く) | 6 | 24 |
JpnIについては、GIと同様に扱うようだ(2018年JBCが該当。JBCは本来地方競馬場の持ち回りだが、2018年はJRAの京都競馬場で実施された)。
さらに、3歳クラシック競走(桜花賞・皐月賞・優駿牝馬・東京優駿・菊花賞)の場合、3段階の登録が必要になる。
この3歳クラシック競走に出走するための事前の特別登録はクラシック登録とも呼ばれている。
前年10月第4金曜日 | 特別登録1回目 |
当年1月第4金曜日 | 特別登録2回目 |
前々週日曜日 | 特別登録3回目=出馬投票 |
2021年の場合、特別登録1回目は1万円、2回目3万円、3回目36万円必要である。なお、オグリキャップの時の教訓から、1992年以降は追加登録料(2021年の場合200万円)を支払うことで、2回目までの特別登録を行なっていなくても参加できるようになっている。
特別登録料は、原則として返還されないが、以下の場合は返還される。
また、徴収された特別登録料は、1着7割、2着2割、3着1割の割合で付加賞として分配される(2着までしかいなかった場合は1着8割、2着2割で、1着しかいなかった場合はその総額を1着が得る)。
なお、2021年時点では、平地競走については、オープン競走は全て特別競走である(障害競走においては一般競走のオープンも存在)。3勝クラスに関しても原則として特別競走である。逆に新馬戦・未勝利戦には特別競走がない。
特別競走においては、見習騎手・女性騎手による負担重量の減量は適用されない。
特別登録を行うと、このような書類が交付されるようである。
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https://twitter.com/Hiromaru0621/status/1525807884541763584
上記はアスクビクターモアについて東京優駿に3回目の特別登録を行った時に交付された書類である。
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最終更新:2024/04/20(土) 08:00
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