狩魔豪 単語

21件

カルマゴウ

5.2千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

ネタバレ注意注意!この記事には逆転裁判シリーズネタバレが多分に含まれています。

 

狩魔豪とは、ゲーム逆転裁判シリーズに登場する人物である。

概要

逆転裁判』(リメイク版『蘇る逆転』も含む。以下シリーズ作品は番号で表記)の第4話が初出。以降のシリーズ作品ではスピンオフ作品である『検事』『検事2』にのみ直接の登場をしており、『2』『3』では彼のである狩魔冥に関連して少し触れられるのみにとどまっている。また『1』を原作とした実写映画版にも登場している。

年齢は『1』(2016年)で65歳。『検事』の第4話(2011年)では60歳。『検事2』第3話過去編2000年)では49歳。

ゲーム版での声優(「異議あり!」の音)は『1』のBGMを担当した和。実写映画版では石橋。『検事2』のTGS特別法廷でもが当てられているが、この声優は発表されていない。

名前の由来は仏教ヒンズー教で「業(ごう)」を意味する「カルマ」から。英語版およびフランス語版ではドイツ貴族出身という設定になっており、「Manfred von Karmaマンレット・フォン=カルマ)」という名前である。基本的に日本語版の名前の由来と関係につけられる英語版逆転裁判の人物としてはしく、日本語版の「カルマ」という音がそのまま残った名前になっている。

性格・人物像

『1』第4話時点で、40年間敗という経歴を持つ、検事局の生ける伝説として扱われる天才検事。劇中での年度ごとの最優秀検事を決定するグランプリ「検事・オブ・ザ・イヤー」で何度も受賞を果たしており、その賞品であるトロフィーの下にある受賞者欄を埋め尽くしている(ただし、『蘇る逆転』に登場した席検事の宝過去3回受賞しており、同じく『蘇る逆転』で登場した罪門直斗が一度受賞しているので最低4度はとり逃している模様)。御剣怜侍および狩魔冥の検事としての師匠でもある。また休暇もほとんどとらず、ある一件の直後を除き40年間で一度も休暇をとっていないとされている。

身長177cm。体重は不明。銀髪オールバック髪型をしており、装は御剣怜侍と同様のフリルを首に巻いてさらに襟や袖の装飾が手な青色スーツを着用している(『3』第4話や『検事』第4話に出てくる過去御剣は同じデザイン赤色衣装となっている)。イラストではを突いているが、『1』の探偵パートではに本を抱えているのみで、『検事』まで実際にを突いた彼の姿は登場しなかった。検事バッジは「むやみに見せず、ポケットにしまっておくのがオシャレ」という理由でつけていない。これはシリーズ全体の潮らしく、彼の子を始めほとんどの検事がつけていなかったりする。なおデザイン御剣デザインである中年検事の姿のリファインで、デザインを担当した岩元郎氏は「美にしたら重みがなくなったので吸血鬼イメージを取り入れた」としている。

非常に傲慢な性格をしており、一人称は「ワガハイ」で人を「キサマ」と呼ぶなど、態度は尊大。裁判長にすら命口調で話し、威圧している。『1』で裁判長に対し「お願いする」と言っていた部分が『蘇る逆転』で「やりたまえ」に修正されているぐらいである

検事としてのスタンスは「犯罪者をすべて有罪にする」「カンペキな勝利」が信条であり、そのために拠品の隠蔽や捏造言の操作などいかなる手段でも行うとされ、い噂が常に絶えない。『1』第4話で御剣怜侍は「私の10倍タチが悪い」と話しているぐらいである(直後真宵との会話後に20倍に修正している)。当のから見た御剣は「父親と同じでく、一流にはなれない」とのこと。

その才カリスマからを受けた人々も多く、特に『検事』第4話や『3』第4話の御剣は彼に心酔し、多大にを受けていることがうかがえる。また、はそのによって自身にかけられる期待と重圧についても話しており、大きなコンプレックスを抱いていることが示されている。

一方で、刑事が所轄署の標を話したところ「機密事項を漏らした」として減給しようとしたり、3分で決着をつけようとして弁護人(成歩堂)にも協しろと言い時間になると叫んだり、キャッシュカード番号を法廷内であっさり話してしまったりお茶な部分も多い。なおキャッシュカード番号日本語版では「ヨロシク」の語呂合わせで「4649」、英語版では「ワガハイナンバーワンだから」と「0001」にしてたりと、理由もお茶。『検事』では一条美雲から「怖い」と言われショックを受けている。

家族が少なくとも二人おり、うち一人が検事であり「二代」となる狩魔冥である。もう一人はそので、検事ではないらしく、既婚者であり『1』時点で7歳になるから見れば孫)がいる。家族については結構甘く、「妻の手料理は一流のコックにも負けない」とのろけたり、まだ幼い美裁判所内にいるのを見て「あんな子供が走り回るとは、この機関は威厳が足りん」と怒っておきながら(当時13歳)を捜に参加させていたりしている。漫画版では彼の知人の頼みで占いイベントに参加しており(占いはできないと言ってムチで追い払っていたが)、おまけ漫画では作者ムチで殺(実際は倒してただけ)してしまったを見て「なんてことを~!」と驚愕しながら震えている。

法廷内での特徴的なモーションは指パッチン。「キィーン」というかなり鋭い音が鳴りく。他には腕組みをして考え事をする時にの袖を強くつかむがあり(これはも同様)、余裕を見せるときは首を振った後手を前に突き出しを振る。

作中での経過

以下、時系列順での作中の彼の描写を記述する。重度のネタバレのためスクロール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IS-7号事件と御剣信との対決(『逆転検事2』第3話)

2000年12月24日天海邸で行われたお菓子コンテストの中で発生した殺人事件である本件の担当検事として登場。
この事件で後の子となる御剣怜侍御剣信と出会った。

容疑者・天海の担当弁護士である信に捜をほとんど認めず、さらに天海一夜にして白髪になるほどの壮絶な取り調べを行ったことで信に恐怖を与える。

その後も信の捜を制限し続けるが、一捜を許した場所で新たな拠品を見つけた信は、解剖記録が存在しないことから「実は検事も警察死体を発見してはいないのではないか」という結論に至り、そのことを問い詰めた。

拠がないため深くは追及されなかったが、信の言う通り死体を発見しておらず、天海を「共犯者の一人」として提訴することで強引に裁判に持ち込む。当時は逆転裁判世界における裁判制度の「序審法廷制度」が導入されていなかったため、裁判は長期化。決着がついたのは2001年12月28日のことであった。

2001年12月28日-DL6号事件(『1』第4話)

当時の検事局長・一万才の手によって捏造された拠品や記録を用いたことにより、裁判では被告人・天海を有罪にすることに成功しただったが、信が刑事と協して行った取り調べの録音などから捜の正当性が疑われた上に、拠品のうち一つが捏造されたものであるということが明されてしまう。

前述通りこの拠は一が仕組んだもので、その狙いはをつけ始めていたを失脚させることでもあった。この一件では「処分」を受け、完璧な経歴にたった一つの汚点を残す。

味わったことのない衝撃を受け、裁判所の地下で一人になっていただったが、そこで裁判所を大規模な地震が襲う。停電した裁判所内を手さぐりで進んだは、エレベーターの前で突然破裂音を聞き、右肩に痛を覚える。それは停電したで機密状態になったエレベーターで、パニックを起こした係官・根高太郎と信の争いを止めようと拠品のピストル御剣怜侍が投げつけ、暴発した弾丸が当たったためであった。直後に電気が復旧し、エレベーターが開くと争いの結果気絶した御剣子と根の姿があった。は「これは運命なのだ」と確信し、信を射殺して現場から逃走。医師という拠を残さないようにするべく、肩の傷の治療は受けずにその日から検事として初めての休暇をとった。これが後にDL6号事件と呼ばれる事件である。

DL6号事件の相を暴くため、警察は霊媒で信を呼び出し犯人名前を聞こうとしたが、死亡当時気絶していたため真犯人に気づけなかった(逆転裁判世界の霊は霊媒されないと現世に干渉できないため、幽霊になってもの姿は見れなかった)信は息子をかばい根を告発。このことで根の当時の婚約者であるサユリ自殺しており、根は生倉弁護士によって「心神喪失による」無罪判決を受けたことで、世間からは殺人犯扱いされ社会的な地位を失った。

警察が極秘に進めていた「霊媒による捜」と「無罪判決という結果」は生倉の上である宇宙ノ介を通じて情報会社である「コナカルチャー」社長の小中大リークされ、その霊媒を行った倉院流元・舞子マスコミから糾弾を受け失踪した。そしてその相を暴くため舞子綾里千尋弁護士を志した。

御剣怜侍はこの一件で弁護士に対する不信感と犯罪を憎む気持ちが強まり、とは逆の「検事」をして子入りした。そしてその検事になった御剣の変化に疑問を抱いた彼の友・成歩堂龍一弁護士を志望するようになる。

以上のように、作中の要人物はほぼ全てこの事件のを受けており、『逆転裁判世界を形作る重要なきっかけとなっている。

2011年9月10日-御剣が検事になった直後(『逆転検事』第4話)

「第2のKG-8号事件」と呼ばれるコードピア大使館員殺人事件にて、教育のためその裁判を御剣と傍聴。その事件の担当検事であった一条九郎が殺人依頼人として告発されたため、当時20歳で検事に就任したばかりの御剣の初法廷をここと定め代役として推薦する。しかし、被告人が直後に裁判所内で九郎とともに死亡してしまい、御剣の初法廷はお預けとなった。

2016年12月24日-DL6号事件の決着(『1』第4話)

DL6号事件の公訴時効である15年が迫ったこの日より数日前、はひょうたんボート小屋の管理人として自分を偽り生活している根にある示を送った。それは「自分の地位を奪った生倉弁護士と、DL6号事件の真犯人である御剣怜侍復讐せよ」というものであった。

この示に従い、根は生倉を殺。さらに御剣の前で被害者を騙ってを発逃げ御剣に生倉殺の罪を着せようと画策した。この事件の依頼を受けた成歩堂対決し、一度は有罪判決を下させるも、直後に成歩堂御剣友・矢乱入によって判決が取り消される。そして成歩堂によって根が告発された。

その後、ボート小屋の管理人根の関連を調べる為DL6号事件について調を始めた成歩堂と遭遇。このときDL6号事件に関する拠や資料はほとんど持ち出しており、さらに成歩堂示書を持っていると知るとスタンガン成歩堂真宵を気絶させ強奪した。しかしこの際、真宵によってDL6号事件で使われた弾丸を奪われる。

裁判3日12月28日)、成歩堂の活躍で生倉殺事件に関しては御剣無罪が下るが、直後御剣が自分こそDL6号事件の真犯人と発言。これもまたの計算通りであり、審理はそのままDL6号事件の裁判へと移行した。

当日が時効ということでただちに有罪判決を下させるべく裁判を進めるだが、成歩堂によって真犯人であると告発される。そして肩に弾を受けたままであることを金属探知機で発見され、その弾丸とDL6号事件の弾丸の線条を調するよう迫られついに自御剣子への恨みをひたすらったのちに観念し、潔く「この法廷に幕を引くのはキサマの役だ」と裁判長に告げ御剣無罪判決を受け入れた。そしてDL6号事件の真犯人御剣信犯として逮捕された。

その後の作品への関与

『1』第4話で逮捕されたことで、以降の作品にはほとんど登場しない。

『2』第2話では糸刑事によるの説明の際に、成歩堂から「あの人はもう法廷に立てる状況では…」という発言をされており、少なくともこの時点では生存している模様である。

『3』第5話ではの登場に際して成歩堂が「今はもう、いない」と発言。さらにその後「(は)お父さんを亡くしている」とも発言しており、この時点で既に死去している模様。死因は不明だが、双葉社の『逆転裁判3 相解明マニュアル』では「死刑執行された」とされている。

関連動画

関連商品

関連コミュニティ

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/24(水) 06:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/24(水) 06:00

スマホで作られた新規記事

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP