狼煙(のろし)とは、
まだ通信手段が発達していなかった頃によく使われていた連絡手段である。(可視光通信)
煙の色、順番、長短、本数等を連絡を取り合う双方で予め決めておき、それによって情報伝達する。
ルールは事前に取り決めておくもので国や地域によって運用法も異なるため、一概には言えない。
(例)やってきた敵軍の数によって煙の本数を変える
燃やすものがあるからと、何の用意もなしに突然上げてはいけない。
(SOS、遭難などの緊急時を除く)
遭難時は半規則的な音を出すなどの手段もある。参考までに。(→SOS)
表記に「狼」の字が含まれているのは狼の糞を使うと沢山煙が出たからだとか。
現在でもきっかけを待って大きな行動に出る時に「狼煙を上げる」という言葉がよく使われている。
もちろんすべての情報伝達を狼煙に頼る訳ではなく、特性や長所の異なる手段、馬や飛脚、音(笛・鐘・法螺貝・太鼓など)、旗や火の光といった様々な情報伝達手段も用意される。一応花火のようなものもあった。
煙の長短という部分ではモールス信号と似た部分もあるが、モールス信号が使用されたのは1840年代のため狼煙の方が圧倒的に先である。
現在は軍用として狼煙が使われる事はないが、発煙や発炎といった「信号弾」やそれを発射する「信号拳銃」などは救難・警告・合図の装備として存在する。(15秒ほど発煙・発光が持続する)
タイヤを燃やすと真っ黒な煙が出るため、緊急時に存在を知らせるにはもってこい。(ただし有害なので吸引してはいけない)
信玄生誕500年を記念して、長野~山形県(300km)において狼煙でリレーが行われた。
※「第14回」とあるため、500年記念に一度だけやった訳ではない。
・信玄公生誕500年、狼煙で66か所300キロつなぐ記念リレー…2時間半かけ到達 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)
掲示板
1 ななしのよっしん
2014/10/31(金) 01:01:36 ID: BxKroamiLs
「SmokingWOLF」も時々「狼煙」って呼ばれてる事があるな
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最終更新:2024/11/12(火) 02:00
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