野生動物が山中を歩くことで、背の高い草がそこだけ生えなくなるなどしてできる道のこと。
人間の作った道に対する言葉。
野生動物は、水場やヌタ場(泥浴びをする場所)、縄張りをパトロールするコースなど、いくつかの決まった道を通ることが多い。そういった場所には獣道ができる。
登山の時、人間の道と間違えて獣道を通ってしまうと遭難の原因になりやすい。
獣道はその動物の都合で作られているため、人間が通るには危険な道も多い。例えば、カモシカやヤギなどは断崖絶壁を通るため、迷入するとそのまま崖下へ転落する恐れもある。
また、獣道を通るということは、その獣と遭遇する可能性が高くなるということでもある。クマの獣道に迷い込むのは極めて危険である。
一方、狩猟の際は獣道を把握し、そこに罠を仕掛けることによって捕獲しやすくなる。
農業被害から守る際は、自分の畑の近くに獣道を作らせないことが重要である。
周囲の草を刈り払うなどして、近くに身を隠す場所を作らせないことが大事である。
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最終更新:2024/04/20(土) 05:00
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