王家の迷宮とは (オウケノメイキュウとは) [単語記事]

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王家の迷宮とは、「ドラゴンクエストX」の冒険の舞台・アストルティアに存在する地名、およびそのエリアを使用したソロプレイヤー向けの大型コンテンツである。

概要

王家の迷宮への突入

バージョン2.2後期で実装されたソロプレイヤー向けコンテンツで、2nd パッケージ「眠れる勇者と導きの盟友オンライン」のレンダーシアストーリーを第三章の中盤まで進めることで利用可能となる。

主人公と勇者姫アンルシア、そして主人公が連れる仲間モンスターの計三名で突入する、いわゆるプライベートダンジョンである。

王家の迷宮は、グランゼドーラ領の先、レビュール街道北に建てらてた墓所「王家の墓」の下に広がっており、その存在は秘匿され王家内でも知る者は限られている。大魔王マデサゴーラとの戦いを控え、主人公と勇者姫アンルシアの修行の場として賢者ルシェンダが封印を解いた。

その正体はグランゼドーラ王国の過去の霊体たちにより生み出された聖域であり、現世と霊界の狭間に位置するとされる。この迷宮へ入るには自らも肉体を脱ぎ捨てて精神体となる必要があるが、そのための扉を、賢者ルシェンダが勇者姫アンルシアの居室内に召喚している。扉は王家の墓とも繋がっており、主人公たちはこの扉を通じて王家の迷宮へと挑戦することとなる。

なお、本来聖域であるはずのこの場所だが、深層部へ向かうほどに空気を黒く変え、住人である霊体たちは正気を失い怨霊と化していく。この迷宮の最深部には、先代の勇者アルヴァンが眠っていることが判明していくが…。

オフライン版はアンルシアをパーティーメンバーに加えられる為か未実装。

システム

この迷宮は、前述の通り主人公と勇者姫アンルシアを強化するためのダンジョンとなっている。

勇者姫アンルシアはモンスターを倒してレベルを上げ、主人公と仲間モンスターはここで手に入る強力な装備品（腰アクセサリー）を集めることが主の目的となる。

主人公たちが足を踏み入れる地下1階から挑戦がスタートし、最深階となる地下13階までの全13フロアを攻略していく。挑戦はフロア単位で行われ、クリアすることで下層のフロアが解禁される。

迷宮といいつつも道中は一本道となっており、間に休憩エリアをはさんだ二箇所のエリアを突破し、最奥部に待ち受けるフロアボスを倒すのが基本的な流れとなる。この一連の進行には時間制限があり、時間内にクリアしなければ強制退場となってしまう。

また道中にはアイテムが格納された宝箱「ゆめみの箱」が設置されているが、これを入手するには上述の時間を一定数消費する必要がある。箱の中身はランダムで迷宮クリアまで開封することができず、クリアに失敗した場合は没収されてしまう。そのため、迷宮突入時は残り時間と進行状況との兼ね合いを見て、ゆめみの箱を入手するか否かを判断することが重要となる。

階層構成

現世と霊界の狭間にある特殊な空間ゆえか、迷宮と名が付いているものの、内部は屋外のような風景が広がっている。

風景はフロアごとに異なっており、雲上に浮かぶ庭園、砂漠上に切り立った崖、霧深い林の中、という三種類に大別される。階を下るごとにそれぞれの風景が、朝焼け→昼間→夕暮れ→夜間というように変化していく。

そして最深階となる地下13階は、それまでとは異なり、瘴気が立ち込める異空間のような様相を呈する。

王家の迷宮階層構成一覧
階層	階層名	フロアボス
地下1階	薄明の空園	白輝丸
地下2階	薄明の砂漠	砂海の主
地下3階	薄明の聖林	薄明の守人、薄明の番人
地下4階	陽光の空園	青天竜バルケロス
地下5階	陽光の砂漠	熱砂の魔人
地下6階	陽光の聖林	陽光の戦士、陽光の兵士、陽光の衛士
地下7階	落日の空園	紅蓮鳥トワイラ
地下8階	落日の砂漠	巨影の獣
地下9階	落日の聖林	落日の隠者、落日の賢者、落日の知者
地下10階	闇夜の空園	漆黒魔獣ナイダーク
地下11階	闇夜の砂漠	月夜の将
地下12階	闇夜の聖林	闇夜の王、闇夜の王妃
地下13階	深淵の間	勇者アルヴァン（ネタバレ注意）