王泥喜法介 単語

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オドロキホウスケ

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オドロキくん(千織 ◆9ErvDkNfPU) 修正版(スレ>>65)

王泥喜法介とは、CAPCOMゲーム逆転裁判シリーズに登場する架の人物である。

通称は「オドロキくん」。登場人物からは「おデコくん」「泥の字」「ド腐れピーマン」など、呼び方はさまざま。

担当声優は『4』のゲーム本編荻原之郎(本作の一部サブキャラクターデザインを手がけたカプコン社員)、『4』PVと『5』以降はKENN東京ゲームショウで初めて姿が開されたときは「キャラが定まっていない」という理由で萩原氏の「異議あり!」の音以外流れなかった。

概要

 逆転裁判4で初登場。ツノのようなった2本の前トレードマークスーツの色は燃えるようなジャケットは羽織らずベストだけを着ている。常にシャツの腕をまくっており、左手首には腕輪をつけている。PVで「啓の大音(だいおんじょう)」と紹介されるほどが大きい。「大丈夫です!」が口

 相手のを「みぬくを持ち、「集中」することで相手も気づかない仕の変化をみぬき、相手の言に隠された矛盾を暴くことができる。この母親から受け継いだものであり、腕輪はそのをより発揮できる具として機している(相手のを眼で感じ取ると腕が緊し、腕輪に締め付けられる感覚が起こる)。

 身長165cm男性要人物の中では亜内武文164cm)に次いで低く、成歩堂べると11cmも差がある。また成歩堂よりも細身(これはむしろ成歩堂のガタイが良いというべきか)。このため『5』では「びょうたん」「むしろピーマン」(逆転裁判6で実際に相手の検事に「ピーマン」呼ばわりされた)などとネタにされたことも。『5』体験版では彼を肩車した心音が「軽い」と発言していた。ココネちゃんが怪力すぎるだけな気もするが

 高所恐怖症で高いところではマトモに動けず後輩に手を掴んでもらう始末)カナヅチである。

年齢は『4』で22歳『5』で23歳『6』で24歳と、今のところ一作進むごとに1歳ずつ歳をとっている。

逆転裁判4

 牙法律事務所に所属し、第1話にて前作主人公成歩堂龍一の弁護を行う。しかしその事件で所長である牙琉霧人逮捕されてしまい、開幕第1話にして失業。その後成歩堂の誘いにより、「成歩堂芸能事務所」の所属タレント(?)となる。王泥喜の加入によって事務所は「なんでも事務所」とめられ、法律事務も再び行うようになった。

 成歩堂みぬきを助手とし、時に検事・牙琉響也刑事宝月茜と協して、被告人が非協的な難事件の数々に挑む。成り行きで弁護の依頼を受ける、殺人事件に遭遇するなど、なかなかの巻き込まれ体質。序審法廷制度がもたらした「法の暗黒時代」の中で、「拠なき犯罪」に立ち向かっていく。

 意外にも過去や自分自身のことについてほとんどることがなく、弁護士を志した理由も不明。しかし終盤で、既にを亡くし、とも引き離されていることが判明するなど、かなり複雑な遇であることが示唆される。さらに、みぬきと異兄妹であることも判明するが、5の時点でも本人たちには知らされていない。

逆転裁判5

 引き続き成歩堂なんでも事務所にて弁護士として活動。第1話では爆弾事件に巻き込まれたことで全身に包帯を巻き、またある事情からも覆い、さらにい上着を袖に腕を通さず羽織っている。

 1年の戦いの成果もあってか弁護士としてはそれなりに成長しており、後輩である希月心音からは信頼される先輩とみなされている。さらに心音友人であり第1話の被告人・森澄しのぶからも慕われるように。また本作では中学時代からの彼の友が登場していて、ほんのわずかだが彼の過去についても触れられている。

 第1話の最後では、事務所から離れてある事件を追う決意をする彼の姿が描かれる。第2話以降では彼と心音の出会いや共に戦った事件、4から続く「法の暗黒時代」の話や彼が事務所を離れた理由などが描かれていくが‥‥

逆転裁判6

 異で活躍する成歩堂に対して、心音と共に日本で活躍する様子が描かれる。
クラインへ行っている成歩堂の代わりとして、事務所を預かる身となっており、事件に巻き込まれ容疑者となった成歩堂みぬきを救うために、心音と共に奔走することになる。

 PVではライバル検事『ナユタ・サードマディ』と面識のありそうなそぶりを見せたが‥‥‥

過去・家族について

 『6』でみぬきにも摘された通り、彼はあまり自身の過去らない。
しかし彼はかなり濃密な過去設定の持ちである。プレイヤー分身にするためにあえて設定を薄くされた成歩堂とはといえる)

 以下、長い長いネタバレ(特に『4』『6』)につき、大丈夫です!」な方のみスクロールして下さい。






























父親について

 王泥喜法介には3人の父親が存在していた。

 ・実とその最期

 王泥喜法介の実の父親の名は「王泥喜奏介(おどろきそうすけ)」
旅芸人で流しの弾き語り、いわゆる「みゅーじしゃん」である。帽子と抱えたギターが印的で、写真を見た心音く「けっこうオトコマエ」、作中人物の言によると「ほがらかな好青年」。或真敷一座ショーに客演した際、妻となる女性と出会い結婚息子・法介を授かる。

 結婚して1年、法介がまだ1歳に満たない頃にクラインを訪れ、当時の王配(女王の夫)である弁護士と意気投合。王族居住区にある邸宅に招かれ、そこへ息子の法介も連れて行った。

 しかし、それが悲劇の始まりだった。
王配が少しその場を離れている間に何者かが邸宅に放火アマ女王暗殺事件が発生したのである
奏介は口封じのため、暗殺者によって殺されてしまい、まだ赤ん坊だった法介は炎の中に取り残されてしまう
しかしそこへ戻ってきた王配によって法介は救出され、事育っていくことになる。

 奏介の素性・性格についてはほとんどだが、彼は最期の間まで息子を救おうと手を伸ばしていた


 クラインでの養と法介の幼少期
 クラインに取り残された法介は、現地での養(作中では育てと表現)に育てられることになった。
その養の名は「ドゥルク・サードマディ」。
女王アマラを暗殺したとされる指名手配犯で革命リーダークライン民を恐怖に震え上がらせている人物である。(法介く、育て指名手配犯なんて悪い冗談みたいだからにも過去を話さなかった)

 ‥‥と、書いたが彼は実で真犯人に罪を被せられたに過ぎず、フィジカル面がバケモノレベルであるものの本人は気さくで快な人物。「大切な者」のためなら命を懸けるこさえいとわない。そして上記の「当時の王配」と同一人物である。
当時、伝説弁護士だったドゥルクは暗殺事件の裁判で自己弁護をするが、捏造をでっちあげられてしまう
(作中の人物たちも言っているがどこかで聞いたような話である)

 ドゥルクはこの裁判がきっかけで制定された悪法・弁護罪を正させるため革命に転身実の息子と身寄りのいない法介を連れて逃亡、3人は人知れず山で暮らしていくことになった。
上でも書いたがまだ1歳に満たないころの出来事だったため、法介は途中までドゥルクが実の父親だと思っていたらしい。

 そして約10年後、身の安全を考えて法介は日本へ養子に出された

 法介は「必ず迎えに行く」というドゥルクの約束を信じ、彼が再び自分の前に現れるのを待ち続けた。
しかし、中学に上がっても、成人しても‥‥‥十数年経ってもドゥルクは迎えに来なかった


 日本での養

 法介を養子として引き取った日本での養だが、3人の父親の中で極端に情報が少なくに包まれた存在。
分かっているのは「法介に王泥喜姓を名乗らせていたこと」と(中学時代の法介の"母さんがいない"という発言から推測されることだが)「恐らく独身であること」くらいである。


母親とすれ違い
 法介の或真敷一座の長の一人である「敷優(あるまじきゆうみ)」。結婚当時未成年
奏介との結婚を期に一座を離れた。
もう一つの「腕輪(法介の腕輪も元々は優の物)の所有者であり、息子、そしてと同様に「みぬくの持ち。(みぬく敷の遺伝子と共に受け継がれる)
 クラインでの事件の際はたまたま行動しており、事件が事件のため警察は機麻痺、夫と息子を捜そうにもまともに取り合ってもらえない状況であった。(しかも奏介の身元を判別できるものはすべて焼失し身元不明になっていた)
 息子が生きているとは知らず、優は一座へ戻ってきた。

 それから時が経ち、『逆転裁判4』にて法介と二十数年ぶりの再会を果たす‥‥‥のだが、
法介は生き別れた当時は赤ん坊母親の顔も名前も分からず、優はその時記憶を失い別人(しかも外国人)として生きていたためお互いが子だと気づけなかった。(二人を関連づける「腕輪」もあったのだが、優腕輪の袖に隠れて見えず、優は視も失っていたため法介の腕輪に気づけなかった)

 そして『4』のエンディング歌姫ラミロア――敷優は視記憶を取り戻し、自身に「かわいい子供」がふたりもいたことに気づく。
そして成歩堂に「時期を見て子供たちに会いに行く」と話し、『6』のエンディングでも彼女らしき人物が登場。
全てを打ち明ける時が来たようだが‥‥‥



・”きょうだい”達

 法介の、優にはもう1人子供がいた。再婚相手である奈々郎との間に授かったみぬき」、現在は上成歩堂龍一の養子となっているあの成歩堂みぬきだ。
そう、法介とみぬきは異兄妹なのである。
ただし、本人達は知らない事実であり、未だ「オドロキさん」「みぬきちゃん」と呼び合う仲。
もし恋愛に発展したら大変だからラミロアさんく打ち明けてというファンは少なくない

 そして、法介にはもいる。育てドゥルクの実の息子ナユタ・サードマディ、『6』のライバル検事である。
(作中で義兄弟という言葉は出てこないが、2人とも「ドゥルクの子供たち」と紹介されているため義兄弟という認識で間違ってないだろう)
 当時は「ホースケ」「ナユタ」と呼び合う仲。2人で素っ裸になって原っぱを駆け回るなどとても仲が良かったらしい。
 ナユタ女王息子、つまり王子だったのだがクラインでは「の罪は子の罪」という思想が強いため王族を追放されている
 弁護罪により悪徳独裁国家と化したクラインを変えるため法介は弁護士、ナユタは検事をし、それぞれ的の職に就いたのだが‥‥‥

 『6』の最終話終盤にて、クラインの現王女レイファ・パドマ・クライン」もドゥルクの、ナユタであることが発覚。つまり、育ちは違うが彼女も法介の義妹ということになる。
 発覚後もお互いそんなつもりはなさそうだが。ユタには「おに‥‥おにぃ‥‥」とか言ってるのに


・残された

 『6』で大きく掘り下げられた彼だが、まだが残っている

 ・日本の養について
 ・口大丈夫です!」の由来
 ・牙法律事務所に入所した理由
 ・あの変な髪型セットの仕方

これらのが解明される日は来るのだろうか‥‥‥‥

不幸キャラ?

 『4』で初登場してから最新作の『6』に至るまで、彼は様々な不幸に遭っている
「散々」だった法廷デビュー依頼が来たと思えばパンツ捜し、いざ法廷に立てばオデコくん呼ばわり‥‥‥
列挙すればキリがないが、特筆すべきは「死にかけた回数」だろう。

以下、オドロキくんの生命の危機&それに準じたエピソード集。
ネタバレ回避のため『6』で発覚・経験したものは反転

  • 暗殺事件に巻き込まれ焼死しかける(0歳)
  • 急流に飲まれ流される(幼少期)
  • 息子無罪にしなければ殺す(意訳)」と暴力団組長に脅される(『4』第2話)
  • 法廷爆破事件に巻き込まれ瓦礫の下敷きに(『5』第4話)
  • ↑で大けがを負っていたところ、真犯人に口封じのため瓦礫で頭を殴られる(『5』第1話
  • 真犯人の策略により社会的に殺されかける(『6』第2話)
  • 入り組んだ洞窟で登れない崖の上から突き落とされる(『6』第5話)
  • 出入り口が塞がり、満潮によってかさがドンドン増える地底溺死しかける(『6』第5話)
  • みんな(心音含む)の前でを脱がされる(『6』第5話)
  • 二つの事件で無罪を勝ち取れなければ公開処刑文字通りの意味)
    しかも片方の事件は拠品はしで相手検事は法律を書き換えてくる(『6』第5話)
  • 女王直々の命で死刑にされかける(『6』第5話)
  • 件もの審理&雑用を一日でこなす破に遭う(『6』エピローグ

 ちなみに元祖主人公で上成歩堂も何度か死にかけた経験がある。
『3』操作キャラ千尋さんに至っては死んでる
次はココネちゃんの番だろうか

モテモテ?

 彼の周りには何故か女性キャラクター(特に未成年)が多く、慕われたり懐かれたり気に入られたりしている。
そのためファンからは「モテモテ」「ハーレム」などと言われることもあるのだが、
彼に対し、明確に恋愛感情を抱いているのは心音友「森澄しのぶ」だけである。

 ちなみにド鈍感なのか、王泥喜がそのすぎる好意に気づいたことはない。がんばれしのぶちゃん。

ファンからの扱いなど

 『4』では主人公でありながら新人ゆえか受身の姿勢であり、「熱い性格」と紹介されていた割には周囲に流されて頭を抱える場面が多かった。未熟さ・経験のさから頼りない面が立ち(第3話くらいからは徐々に堂々としてくる)、助手のみぬきからも手のかかる「大きな扱いを受けている。本当は小さなおニイちゃんだけどね
 特技「みぬく」について、従来のシリーズファンからは「拠がすべての法廷で使うのは言いがかりではないか」という懐疑的な意見もあった。また「が大きい」特徴もゲーム本編では音が「異議あり!」など一部しかないため、ゲームシステムの都合上キャラの特徴を十分には発揮できなかった。(PVや特別法廷では熱い若さを堪できる)
 さらにはストーリー上の見せ場を也や成歩堂に持っていかれたため、主人公(笑)と呼ばれることすらあった。作中で本人も経験不足を自覚しているほどである。

 『5』では事前情報成歩堂主人公として復活することが明かされ、彼のリストラなどを危惧したファンも多かった。その後登場することが発表された際も、前述通り全身の包帯眼帯や上着に「この年で邪気眼か(確かに左腕でだが)」「波動拳でも出るのか?(眼帯が鉢巻きに見えるので)」という冗談が飛んだことも。ちなみにこの装、スタッフからはダークオドロキくん」と呼ばれていたらしく、『4』のメインキャラデザインを担当した塗和也氏もかなり衝撃を受けたそうな。
 しかし実際の本編では前述通り依頼人などに慕われる描写が多くなり、自ら過去についてシーンも。「みぬくは法廷では検事側に阻止され使用不能になり、サイコ・ロックと同様探偵パートで使われることになった。性格も皮屋・お調子者な面よりも、熱い面が強く押し出されて描かれて「ようやく主人公になれた」と評価され、本作屈ダークホースとなった。(ちなみに5の実際の主人公成歩堂である)

 そして『6』では‥‥‥(ネタバレにつき反転
『6』は成歩堂と王泥喜のW主人公と発表された。成歩堂が向かったクラインでの異質な裁判が注を集め、そちらが物語の本筋になり王泥喜が活躍するとされた日本編は薄くなるのではないかと危惧するも少なくなかった、のだが‥‥‥
 日本編である第2話では成歩堂なんでも事務所最大の危機に立ち向かう彼が描かれる。(これなんて最終回?
事件解決後、成歩堂に「一人前」と認められたオドロキくん。『4』時代から彼を見守ってきたプレイヤーたちも祝福したことだろう。
 そして、最終話‥‥‥操作キャラは王泥喜法介だった。父親」についてやまさかのクラインとの繋がりが描かれ、全に文句なしに主人公として活躍していた。まさかの実質メイン主人公である。おめでとうオドロキくん!
しかし、彼のファンは新たな不安を抱くことになる。なんとオドロキくんはクライン独立してしまったのである。

『6』が王泥喜編の集大成と言われるだけあって「これで主人公卒業してもう出てこないのではないか?」という不安のは少なくない。「彼自身はいつか必ずなんでも事務所へ戻ると発言していたり、あるキャラによる伏線ともとれる発言も残っているので次回作以降にも出てくるのでは」もしくは「クライン舞台に彼の物語が展開されるのでは」という考察もあるが所詮はファンの考え。『逆転裁判7』を心待ちにしておこう。

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