現代・ティブロンとは、韓国の現代自動車が1996年から2001年にかけて生産/販売していたクーペ型の乗用車である。
スクープの実質的な後継モデルとして1996年に発売。
発売前にSBSドラマ「アスファルトの男」にてプロトタイプが劇用車として使用されていた。
1999年には大幅なフェイスリフトを実施、名称を「ティブロンタービュランス」に変更している。
海外では「ヒュンダイ・クーペ」の名称で販売されており、後継モデルのトスカニも名称を引き継いで販売されている地域が多かった。
エンジンはβ 2000cc DOHCを搭載、トランスミッションは4速オートマチック、5速マニュアルを設定。
サスペンションは韓国国内初となるマクファーソン式ストラットを採用、当時のカタログではポルシェと共同開発したとされ、大々的に宣伝されていた。
1996年10月には追加グレードの「TGX」を追加。
専用ペンションシステム、大型リアスポイラー等の装備が追加された。
1997年12月には現代自動車創立30周年記念特別仕様車「スペシャル」が追加された。
このモデルではルーフ/クォーターパネル以外のパネルがすべてアルミ製となっており、エンジンにも専用のチューニングが施され出力が上げられていた。
また、専用のボディーカラーに白のセンターストライプ、モモ製のステアリング/シフトノブが採用された。
1999年にはフェイスリフトを実施、名称をティブロンタービュランスに変更した。
外装デザインを大幅に変更、特にフロントデザインは丸目4灯ヘッドライトを採用して個性的なデザインとなったが、200系セリカのパクリのようなデザインとなっている。
エンジンは出力の違う2種の2000cc DOHCエンジンと1800cc DOHCの3種を設定、トランスミッションはフェイスリフト前と同じく4速オートマチック、5速マニュアルが用意された。
2000年にはフロントウィンカーをクリアからアンバーに変更、フロントフェンダーにサイドウィンカーが装着された。
2001年には生産を終了。
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最終更新:2025/12/10(水) 00:00
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