現存!古代生物史パッキーとは (ゲンゾンコダイセイブツシパッキーとは) [単語記事]

概要

現存!古代生物史パッキーとは、週刊少年ジャンプで2011年49号から2012年23号まで連載されていた漫画である。人間界にやって来た恐竜パッキーやその他の古生物の日常を描いたギャグ漫画。
作者はレツ。連載話数の単位は「第○紀」。

登場人物

メインキャラ

パッキー
本作の主人公。あらゆる時代の古生物たちが生存する楽園「ロストワールド」からやってきたパキケファロサウルス。頭突きが大好きで、究極の頭突きを探している。頭突きは威力だけでなく感受性も兼ね備え、頭突いたものの情報を得ることができる。人間のイノベーションの凄さには感服しつつも人間の文化には屈するまいとしている頑固者。色は緑色。
竹田ササコ
通称タケル姉。パン高校（校舎にでかいパンが載ってる）に通う高校生。古生物が好き。
竹田タケチカ
通称タケル父。おもちゃ会社勤務。ある意味ヒロイン。
竹田フシコ
通称タケル母。ある意味最強の人。
湾田奮一郎
タケチカの務めるおもちゃメーカー「デッパリ社」の社長。ワンダーを求めている。
さすらいのムキムキ古生物博士
お茶の○博士っぽい頭と褐色で筋肉ムキムキの身体を併せ持つ。古生物に関する知識から前回の粗筋まで色んなことを解説してくれる。
ケラコ
メスのトリケラトプス。悪のファミレス「メガロ」の元刺客。フリルがあるだけに裁縫を中心に女子力が高く、パッキーに恋して文明の色に染めようとする。
杉田中花夫
ヒト。なぜか古生物扱いで生息年代と分類を書かれてしまった。ササコのクラスメートで、ササコに好意を寄せている。クロスチョップに明け暮れる生粋の非リア充。同様に頭突きにこだわるパッキーを師匠と呼び慕う。
ティラノブナリ
ティラノサウルス。元メガロの刺客。恐竜武将ティラノブナガの末裔で、通称ティラナリ。恐竜一の知名度からプライドも高いが性格は生真面目そのもの。手が短いことがコンプレックス。
チンタくん
カモのようなクチバシのある植物食恐竜の一種チンタオサウルス。ロストワールドにいた頃は温厚だったが、人間界で下ネタ扱いされて恨みが溜まりメガロの社長に。頭のチ…ツノから出る光線は見た者を洗脳してしまう。パッキーに執着しており、「パッキー君はぁはぁ…」とかいっちゃう変態。
スティギー
パッキーと同じ堅頭竜類のスティギモロク。自称パッキーのライバル。外見、性格ともにパッキーと比べ派手だが、人間社会に対する順応度はやや高い。目が三角。

その他のキャラ

竹田タケル
麦茶小学校（校舎が麦茶になってる）に通う小学生。ドラえもんでいうのび太的ポジションかと思ったらそんなことなかった人。
白川谷秀
ササコのクラスメート。財閥の御曹司で、住まわせているスティギーにフェラーリを頭突かせている。
白川谷子
タケルのクラスメートで、谷秀の妹。クラス委員を務めており、兄と違って常識にこだわる。スティギーを含め古生物達のこともあまり受け入れていない。
白川谷王
谷秀、谷子の父。美形かつ有能だがスーツの肩がスゴイというコンセプト。
強ケ崎絵里
デッパリ社の社長秘書。割と歯に衣着せない。
名尻久美子
通称ナジリージョ。デッパリ社に勤める自称悪のOL。
喫茶戦隊ティーレンジャー
劇中劇。紅茶レッド、緑茶グリーン、コーヒーブラック、いちごオレピンク、ガムシロ透明からなる。武器はオチャデッポウ。
動物元帥
ティーレンジャーと対立する悪の軍団「ムボー」の元帥。動物と実験器具を組み合わせた怪人を使役する。何の動物かよく分からない。
鉄山田村美
ショルダータックル部部員（一人）。他にも攻撃系の部活がいくつかある。
自治村自治夫
県知事。逆らう者は自治る。
井中
地方アナウンサー。メガネをかけたタンタンにしか見えない。
プテリゴートゥス
古生代の海に生息した「ウミサソリ」の一種。メガロ第一の刺客。第一話で登場し元ネタが分かる古生物ファンの度肝を抜いた。語尾が「ートゥス」。
ケントロサウルス
ステゴサウルスに近縁な剣竜類で、メガロ第二の刺客。トゲトゲのかっこよさを誇り、実力面でもパッキーに苦戦を強いた。
オヴィラプトル
鶏に似た恐竜。ロストワールドでパッキーと仲が良かったが、人間界に行ったときに泥棒の濡れ衣を着せられた。
三太
オーソドックスな三葉虫の一種ファコプス・スペキュレーター。メガロの戦闘員。三匹のリーダーのようだがオーソドックスなせいか存在感がない。エディアカラ生物群を使役する。
葉子
ツインテのような角のある三葉虫イレヌス（イラエヌス）・タウリコルニス。三葉虫戦闘員の紅一点で角にリボンを付け、まつ毛もある。
虫郎
カタツムリのように目が飛び出た三葉虫ネオアサフス（アサフス）・コワレフスキー。三匹の中ではボケ担当。懐にストロマトライトを忍ばせている。
本編には登場しなかったが他にもワリセロプス、シコピゲ（プシコピゲ）、スファエロコリフェなど様々な頭部を持った三葉虫がメガロの特殊部隊及びコックとして働いているらしい。
エディアカラ生物群
海藻のようなカルニア、小判型のディッキンソニア、こけしに似たエルニエッタ。普段は三太の持ち物のように振る舞っているが、自我はある。
エンボくん
ウマに近縁だが一見サイに似た巨獣エンボロテリウム。族車のシートのような顔面にパッキーを乗せて登場した。実は立って喋ることもできる。
ケツァルくん
史上最大の飛行生物ケツァルコアトルス。パッキーを乗せて登場。雄叫びをあげるばかりで喋らない。
ギガピー
巨大な類人猿ギガントピテクス。山小屋にこっそりと暮らしていて雪男っぽいが、人間が大好き。
パッキー、ギガピー、ケラコ、チンタ、プテリゴートゥスの他に数種類（ディプロカウルス、プテラスピス、プロトカルス、オオツノジカ）のシルエットが第一話冒頭に登場しているが、それらは本編に登場させる予定もなかったとのこと。
店長
代表的なサーベルタイガーであるスミロドン。強大な牙と腕、荒々しい性格を持ちながらガーデニングショップ「生態系」を営む。
マモナガ
代表的なマンモスであるケナガマンモスだが、体格は小柄。自分達を乱獲した人間に対する恐怖と売り物に対する食欲を抑えながら「生態系」で働く。気弱な草食系男子だが、内面は腹黒で非常に陰湿。
ニジェールサウルス親子
アパトサウルスなど竜脚類の仲間で、500本もの歯がずらりと並んだお茶目フェイス。草むしりなら負けないと豪語する。
パッキー父
名前どおりパッキーの父。パッキーと比べごつい顔つきでヒゲとスネ毛まである。頭突きで生地を練る「頭突きまんじゅう」の店を営む。
プシタ
丸い頭にクチバシのある植物食恐竜プシッタコサウルス。スティギーの知人。ボルサリーノとトレンチコートを着こなす寡黙な男で、胃石を狙い通りに飛ばす能力を持つ。