理研とは、
1922年、当時は財団法人であった理化学研究所が、莫大な研究費用がかさんで財政難に陥ったとき、タラの肝油からビタミンAを分離、抽出させることに成功し、これを自主生産して「理研ヴィタミン」として販売、研究費用の多くを稼ぐに至った。
1927年に、理化学研究所の発明などの成果物を製品として製造、販売する企業として、理化学興業が設立され、その傘下に成果物を製造、販売する企業が次々と設立されて大財閥、理研産業団を形成するに至った。
そこで得られた収益の多くが、理化学研究所の研究費となっていった。
社名に「理研」とつく企業の多くは、この理研産業団にかつて所属していた企業が多い。
しかし大東亜戦争に敗戦し、日本が連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の占領下になると、1946年に十五大財閥に指定され、解体命令を下される。
その後、理研光学工業(現:リコー)が中心となって社長会として「三愛会」を設立、旧理研産業団に所属していた一部の企業が集まり、「リコー三愛グループ(通称:理研グループ)」を結成している。
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最終更新:2024/04/20(土) 12:00
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