田原誠次とは (タハラセイジとは) [単語記事]

田原誠次（たはら　せいじ、1989年 9月2日-）とは、宮崎県出身の元プロ野球選手（投手）である。

概要

OB
田原誠次
基本情報
国籍	日本
出身地	宮崎県延岡市
生年月日	1989年 9月2日
身長体重	181 cm 85kg
選手情報
投球･打撃	右投左打
守備位置	投手
プロ入り	2011年ドラフト7位
引退	2020年
経歴
聖心ウルスラ学園高等学校倉敷オーシャンズ三菱自動車倉敷オーシャンズ読売ジャイアンツ(2012年-2020年)
プロ野球選手テンプレート

小学校からソフトボールを始め、中学校から硬式野球部に所属。

聖心ウルスラ学園高校では、1年の夏にチームは甲子園に出場したが田原はベンチ外であった。2年から投手に転向したが、その後は甲子園出場はならず。

高校卒業後、社会人野球の倉敷オーシャンズに進み、2年目から主戦投手となる。4年目には伯和ビクトリーズの補強選手として都市対抗に出場した。

2012年（1年目）は6月に一軍昇格。中継ぎで3試合に投げたあと、7月2日の中日ドラゴンズ戦でプロ初先発に抜擢され2回無失点に抑えたが、2回裏に無死満塁の場面で打席が回ると代打矢野謙次を送られてしまい降板となった。その後は中継ぎの一角として一軍に定着し、8月9日の阪神タイガース戦でプロ初勝利を挙げると、翌日の東京ヤクルトスワローズ戦でも2日連続となる白星を挙げた（巨人の新人投手では50年ぶりの記録だそうな）。9月半ば頃から打たれる場面が増え二軍落ちしたが、32試合に登板し2勝7ホールド、防御率3.26の成績を残した。オフには笠原将生と共にプエルトリコのウィンターリーグに派遣された。

2013年から背番号37に変更。しかしこの年は腰痛などの故障もあって7試合で防御率6.00に終わった。

2014年は中継ぎの主力が結果を残せない中、田原は20試合に登板したが、8月下旬に左脇腹痛で一軍登録を抹消された。

2016年は自己最多の64試合に登板し、4勝14ホールドと結果を残した。

2017年は左膝痛の影響で調整が遅れ、一軍と二軍を行き来したため、27試合の登板に留まった。

2018年は29試合に登板し2勝1ホールドを挙げたが、8月下旬に8試合連続無失点中で防御率2点台と結果を出している中で登録抹消され、チームのリリーフ陣が不振の中そのまま一軍に戻ることなくシーズンを終えたため、何かと憶測を呼んだ。オフの契約更改では首脳陣の行き当たりばったりな継投に振り回されるブルペンの環境を強く批判し改善を訴えた。

2019年は4月に一軍昇格、25試合に登板し、2勝2敗5ホールドを挙げたが、防御率4点台と安定感を欠き、6月に二軍落ちしてからは一軍に戻れずシーズンを終えた。オフに背番号を63に変更した。

2020年は二軍でイースタンリーグ最多の35試合に登板したが、防御率7点台と結果を残せず、プロ入り以来初めて一軍登板なしに終わり、オフに戦力外通告を受けた。トライアウトに参加したがオファーはなし。その模様が年末の『プロ野球戦力外通告』で放映され、番組の結末で今後も現役続行の道を模索すると表明したが、その後もオファーはなく、結局翌年3月に現役引退を表明した。