「もしかしてウチ……田舎にすんでるのん?」
田舎とは、
人口が少なく、高層建造物も少ないところ。多くの場合農村、漁村、山奥、離島、また郡部(住所が〇〇郡××町)である。
地理学的には平野部に対し、中間部と山間部、総称して中山間部という。また、平野部のうち、農業など耕地利用が一定数を占める場所をそう定義している場合もある。
生活には車が必須だったりする事が多く、自家用車を持たないと生活不能に陥る。また、自然に囲まれているのも良いが、インフラが後手に回っていたり、対応が追いつかないエリアも少なくなく、土砂崩れや河川の氾濫などの被害を受けやすい。酷い時は集落ごと孤立する場合も少なくない。また家屋にムカデや小動物が侵入してくる事は日常茶飯事。また、娯楽というよりレジャー施設も少ないので、若者は都会に過剰な妄想を抱き、次々に都市部へと流出した。特に豪雪地帯はその影響が深刻であり、三八豪雪など豪雪を体験したエリアほど若者の流出が起こり、過疎化は大きな社会問題として表面化した。さらに、今日では高齢化、人口減少に悩まされており、若い世代の労働力確保にも苦労し、自治体や民間企業に雪かきなどを依存せざるを得ない状況を作ったりもしている。力の無い村落は近隣の市や町への吸収合併を余儀なくされる。
だが、それらを差し引いたとしても田舎の過疎高齢化は、産業構造が大きく変わったことが要因である。かつては農山村でも仕事や雇用先が確保されていたために、そこで生活することができていたが、戦後の自由化などによって農山村が疲弊、更に賃金格差なども相まって今に至る状態となっている。
なお、どこからが田舎でどこからが都会かは明確な基準はないが、地理学では概ねこう定義していることが多い。
一定数のDIDを持たない中間部、山間部と耕地率が一定数以上の平野部
なので、いずれにもあてはまらない地方都市などは、これらは都市部として定義していることが多い。
ただ、そんな学などない輩がわざとらしく「東京、大阪、名古屋以外田舎」「東京と各都道府県の県庁所在地以外田舎」など様々なことを言う人がおり、それをめぐってどちらが都会か、また田舎かそうでないかという不毛な論争が起きている。
基本的には都会のほうが上という、捻れたコンプレックスから来る選民思想によって、田舎は蔑称として使われることもあるが、それはあくまで田舎に暮らしていた人間が、その閉鎖的、排他的なコミュニティに耐えきれず、自分から田舎を捨てた連中の、コンプレックスにまみれた戯言であり、昔から大都市圏に住んできた人にとっては、田舎はあまり悪いイメージで捉えず、むしろ隣の花は赤いという諺の通り、「自然に恵まれた憧れの地」という良いイメージを抱いている人もいる。それで、定年後都会から田舎に移り住んだり、子育てのため、あるいは雑踏に疲れた人が田舎に移り住む人も少なくない。このような人を取り込むべく地方都市の中には定年した人を呼び込む政策をとる時自治体も多く、たとえば徳島県神山町、大分県臼杵市など田舎暮らし対策で軌道に乗っている自治体もある。ただやはり基本的には人は田舎から都会に流れるので過疎に苦しむ地域も多い。格安の一軒家や様々な特典に釣られて都市部から引っ越してくる者もいるが、それが、元から田舎に住んでおり、閉鎖的で排他的なコミュニティを築いている人との軋轢を生んだりしているため、理想と現実の差に嘆く姿も多々見受けられる。あと、インフラ格差についてであるが、小学校まではともかく、中高からの養育がかなり障壁になることが多い。そのため、田舎とまでは行かないが、地方都市ぐらいにとどめる、いわばJターンやIターンを行う人も多い。
つまり田舎とは
この3つの主観が錯綜している状態であり、特に都会に住む人はAとBが混在しているために、これらの人が「田舎」という言葉を使うと、Cにとってはどっちが発している言葉かわからないために、更に混乱を招くことになる(まあ、Aが見下すことはないからわかるのだが)
田舎が舞台のアニメなどもしばしばあり、特に近年は「君の名は」などで増えており、聖地巡礼型特需を見込んで、広島県尾道市や長野県小諸市などすすんで協力する自治体も少なくはない。そのようなことがあるとにわかに観光客が増えたりする。そのような動画もニコニコでは見られる。
テレビ東京系列で放送されていた番組『田舎に泊まろう!』を始めとして、リゾート化されていない田舎を旅行する番組は一定の需要がある。
また、日テレ系列で放送されている番組『ザ!鉄腕!DASH!!』では田舎の道の駅を巡って捨ててしまう食材を探し料理する「0円食堂」などの企画が行われている。かつては、村を開拓するという名目で田舎生活を満喫する「DASH村」の企画も行われていた。
このような番組がなくならないのは、田舎が日本の原風景という認識が依然強く、都会に住む人にとってある種の憧れの対象になっているからだろう。
都会と比べてほのぼのとした日常をテーマにした作品も多いが、その一方で古い因習にとらわれた田舎の旧時代性・閉鎖性をテーマにした作品も多い。
都会から田舎に来た人間が美しい自然に癒されたり、田舎の風習に戸惑ったり、知らずにタブーを犯してしまったりなどして騒動が起こる作品も多く、あるいはその逆に田舎に住み都会にあこがれる若者が因習を打破しようとしたり、進学や就職で都会に出てギャップに苦しんだり、里帰りして旧友と再会したり在りし日の事を思い出すなどのパターンもよくある。
都会から来た主人公と田舎に住むヒロインという組み合わせでボーイミーツガール物も作りやすい。都会と田舎のギャップによるすれ違いは物語を作るうえで使いやすいうえに視聴者や読者の共感を得やすいのである。また、別に異性でなく同性の友人との出会いでも同様の事は言え、友情物語も多数存在する。
掲示板
457 ななしのよっしん
2023/10/28(土) 01:10:42 ID: AdQtmFTImN
リモート活用で地方移住とかいうけど、
仕事は東京のIT企業でリモートワーク!!(会社の稼ぎは東京に行く)
買い物はAmazonか楽天!!(地元経済に貢献しない)
ふるさと納税!!(ただえさえ少ない地方税流出)
移住で補助金!!(税収や経済貢献しそうにないのに持ち出しがある)
東京からも割りと近い!!(飽きたらポイ)
こんな感じで大丈夫なのかなあ。
458 ななしのよっしん
2023/10/28(土) 01:39:33 ID: TCOwwMMVG/
Amazonでも地元の運送業には貢献する
消耗品、食糧、Uber、家賃で地元経済に貢献するし
単身ならともかく家族ができたら嫌でも地方経済に貢献する
ふるさと納税はともかく地方交付税でどうせ東京から地方に配分される
補助金はまぁ多少はね?
459 ななしのよっしん
2023/10/28(土) 22:31:00 ID: QXdJZYhr4h
余所からいちいち取り寄せないと食べる物が無いってどれだけひどい場所だよ。
旅行にしろ移住にしろそこに行くには飯がどうかも重要なんだから飯を用意するコストがやたらと高いところには誰も移住してこないだろ。
急上昇ワード改
最終更新:2023/12/10(日) 04:00
最終更新:2023/12/10(日) 04:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。