由利高原鉄道

由利高原鉄道とは、秋田県に存在する第三セクターの鉄道事業者である。

概要

特定地方交通線に指定された国鉄矢島線を引き継ぎ、鳥海山ろく線として運営している。若い女性を指す方言の「おばこ」を企業モチーフとして積極的に採用しており、切符の地紋（柄）に描かれているほか、かつては車両そのものの愛称が「おばこ」だった。

東北地方大震災時においては運休こそしたもの13日には運転再開した。しかし、その後の風評被害などで乗客数が減少、元々寂しかった懐がなお一層寂しい状況となっている。

2015年、乾電池駆動で動く電車を高校生が走らせ世界記録を達成した。

秋田県由利本荘市がふるさと納税の返礼品の目玉として貸し切り列車を用意。2016年3月12日に記念すべき初運行となった。

車両

形式名の「YR」は山形鉄道と同じであるが、気にしてはいけない。

現在の車両

• YR-2000形
  • 2両在籍。導入直後こそYR-1000形と同様の塗装だったがまもなくラッピング枠となり、『釣りキチ三平』や『宇宙戦艦ヤマト』、『ゆりてつ 私立百合ヶ咲女子高鉄道部』のラッピング列車が走っていた。
  • 2001号は「おもちゃ列車」に改造され、水戸岡鋭治デザインを彷彿とさせる木製の遊び場やカウンターが設けられた。通常は定期列車で運用。
• YR-3000形
  • 3両在籍。緑・青・赤と1両ごと色が異なる。

過去の車両

• YR-1000形・1500形
  • 開業時に導入された軽快気動車。全車に「おばこ」のヘッドマークがついていた。2003年までに順次機関換装を行ってYR-1000形からYR-1500形に改番された。2014年までに全廃。

鳥海山ろく線駅一覧

全て由利本荘市内に所在。

駅名	よみがな	乗り換え路線・備考
羽後本荘駅	うごほんじょう	JR東日本 羽越本線
薬師堂駅	やくしどう
子吉駅	こよし
鮎川駅	あゆかわ
曲沢駅	まがりさわ
前郷駅	まえごう	途中駅唯一の交換可能駅。
久保田駅	くぼた
西滝沢駅	にしたきさわ
吉沢駅	よしざわ
川辺駅	かわべ
矢島駅	やしま	本社所在駅。

関連動画

関連生放送

関連商品

関連コミュニティ

関連項目・外部リンク

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• 鉄道in東北
• 東北地方太平洋沖地震
• 由利高原鉄道公式サイト