番ケンジとは (バンケンジとは) [単語記事]

番ケンジとは、同人作家テレビアニメ「ハートキャッチプリキュア！」に登場する男性キャラクターである。言わずと知れたキュアファイヤーの正体である。ちなみに島本和彦先生とは関係ないらしい。

概要

ハートキャッチプリキュア！第18話で衝撃的に初登場したキャラ。おそらく全モブキャラ中一番のインパクトを持つ。つぼみやえりかのクラスメートである。こころの花はハナミズキ、花言葉は「私の想いを受け入れて」である。

その眼光はものすごい威圧感を放っているらしく、公園に屯する様々な番長、更にはそれらを率いるBIG 大番長までも睨みつけただけで追い払ったことから「伝説の番長」と呼ばれる。しかし、実際には彼が睨んだ理由は追い払う目的ではなく、彼自身にとって気に食わないことが起きたが故に鋭い目付きになり、結果として相手がおじけついて逃げてしまっただけ、とのことである。

実は彼はメルヘンチックな思考の持ち主で漫画家志望であり、少女漫画誌に載せようと、キュアブロッサムとキュアマリンを主人公とした「ハートキャッチプリキュア！」の漫画を描いていたが、その事が母・慶子(CV:井上喜久子 17歳)にバレるのを恐れていた。ひょんなことから漫画を描いていることがつぼみ達にバレてしまい、これらの心境を打ち明けることになったが、つぼみやえりかも彼に共感し、彼の漫画作りに協力することになる。

親には内緒で「3人で勉強する」と偽って漫画を描いていたが、結局それがバレてしまった。「もう漫画は描けない･･･」その萎れたこころの花をクモジャキーに狙われ、デザトリアンにされてしまう。しかしプリキュアの力によって元に戻った後は、母親にも自分の心境が受け入れられ、漫画を描き続けることになった。

彼の所属する部活は劇中では明らかになっていないが、学園祭で教室を取って新刊発表を行っていたため、漫画研究部である可能性が高い。

まさかの三人目候補～キュアファイヤー

※字幕によれば、正しくは「キュアファイア」であるが、「キュアファイヤー」の方が浸透してしまっている。

彼がその後、第21話にて再登場したときに事件は起きる。彼が再登場した理由、それはなんと「第三のプリキュア候補」である。

彼は自身の漫画に登場させるつもりの3人目のオリジナルプリキュアについて、自分で決め台詞を言いながらポーズを取るなど、いろいろと考えていた所だった。そこを「プリキュアのスカウトマン」に変装したポプリ達に見られてしまう。

彼はポプリ達がプリキュアのスカウトマンであることを知ると、「あんた、プリキュアに詳しいんだろう？3人目のポーズを教えてくれ！」と頼んだ。すると、ポプリから思いもよらぬ回答が返ってきた。

「あなたが3人目のプリキュアでしゅ！」

当然、シプレとコフレは声を揃えて「えぇー！！？」と驚く。そこで番君のプリキュア変身後をイメージしたものがシリーズ初の男性プリキュア・キュアファイヤーである。おいスタッフ！いいぞ、もっとやれ！その姿を思い浮かべたポプリは、「ありえないでしゅ～！」とその場を立ち去ってしまった。

正確には「キュアファイヤー」というのは彼が自身の漫画内に登場させる予定の第三のプリキュアの候補であり、彼の変身後の想像図がキュアファイヤーの想像図であるとは断言できない。しかし今シリーズのプリキュアが変身口上や変身後の名前を自分で考えるシステムになっていること、彼が「熱風に揺れる一輪の花！キュアファイヤー！」という口上を考案していたこと、彼の変身後の想像図のインパクトがあまりにも強すぎること、これらのことが重なり、　番ケンジの変身後＝キュアファイヤー　との認識がなされてしまっている。まあ、実際断言してしまっても特に大きな問題にはならないが･･･。

ちなみに、過去作で男性キャラがプリキュアと共闘したなどの例として、無印で身を投げ出したキリヤ、5G oGo！でサポート役となったシロップや、プリキュアのリーダーになろうとしたブンビーさん、フレッシュでキュアパインと意識が入れ替わって戦ったタルトや、敵の弱点に関する助言をしたカオルちゃん、最終決戦で改心して共闘した西さん南さんなどが挙げられるため、それを考えれば番くんがスカウトされたのは別におかしいことでもないような気がするのは記事編集主の俺だけでいい。

なお、pixivでは21話の放送終了後、キュアファイヤー/番ケンジのイラストが急増した。pixivのアカウントを持っていて、是非とも見てみたい！という方は「キュアファイヤー」もしくは「番ケンジ」で検索されたし。

また、大百科にもキュアファイヤーのネタ記事があるので、気になった方はそちらの記事も参照されたし。

ちなみに、本当の第三のプリキュアは明堂院いつき(CV:桑島法子)が変身するキュアサンシャインである。
キュアサンシャインの登場のおかげで(pixivでも)すっかり存在が薄れてしまい、この記事の需要もなくなってきた感じもするけど気にしないでくれ！

学園祭でも色々と活動中

その後第35話にも登場し、学園祭に出す同人誌マンガに登場させるキュアブロッサムのモデルとしてつぼみを呼び止めていた。ぶっちゃけ本人なんですけどね

その後完成したものをつぼみ達に見せに行ったところで、パッション部ファッション部の看板デザインを任され、快く(？)引き受けた。だがしかし何故キュアブロッサムとキュアマリンを看板に･･･

なお、看板作りの際、「俺もこういうの、マンガの表紙作りで慣れてるからな」と発言をしていることから、本当に番君が同人作家ではないかとの憶測が立っているとかいないとか。その薄い本何処で買えますか？

また、その後のデザトリアン騒ぎではかなり紳士的な行動を取っていたこともあり、やはり結構カッコよかったりする。また、この時初めてキュアムーンライトを目撃したこともあり、番くんのマンガにも登場することが予想される。

また、学園祭当日となる第36話にも登場し、仲間(漫研部員？)の女子2人にキュアブロッサムとキュアマリンのコスプレをさせて同人誌即売会新刊発表を行うという暴挙に出た。特に「販売」の描写はないので恐らく無料頒布であろう。だからその薄い本何処で手に入りますか？中学を卒業して同人サークルの代表者になってプリキュアの同人誌を描く番くんの姿が容易に想像できてしまいそうだ。

なお、このとき17歳母・慶子が来ており、番くんは赤面していた･･･。

島本和彦先生が気に入られたようです

番ケンジくんは、ハートキャッチプリキュア！視聴者の一人である漫画家の島本和彦先生がお気に入りのキャラクターの一人である。(実際に島本キャラに見えますが、島本先生とは何の関係もありません。念のため。)島本先生のキュアサンシャインへの愛も高じた余り、C78にて彼とキュアサンシャインをそれぞれ主人公にした同人誌「SHIMA CURE」を出してしまったほどである。やはり島本先生が番くんを書くと、炎尾燃に見えるらしい。