異世界のんびり農家の登場人物の解説。
種族は村にやって来た順と、定住・訪問頻度が高い順。
主人公と転送前の関係者
- 街尾火楽
- 主人公。肩書は村長(大樹の村他一村~五村も含めて)。途中で店長も追加される。 就職した会社がブラックだったため20代で体を壊し、30代を病院で暮らした。享年39歳。
- そのせいか死後神と出会い、若返らせてもらい異世界へ転移することになった。その際3つ望みを叶えてもらい、【健康な肉体】【万能農具】をもらい、【人の少ない環境】へと送ってもらった。
- 農作物が美味だったり生前の知識があるため料理などが絶賛されたり夜が激しかったりした結果住人が増えていくことになる。ただ大半が女性で、ルーとティアが推奨していることも影響し、大樹の村の殆どの女性と関係を持っている[1]。
- 【万能農具】の効果で作物が育つことに気づいてからは神に感謝し、以降彫像を彫ったり小物に神の像を彫ったりしている。
- ちなみに農業をやるきっかけはweb版だと子供の頃の体験学習で握ったクワが気になるのでやってみたいということになっているが、作品解説では某アイドルの影響ということになっている。
- 死の森に村を作った、ということやその他いろいろあったせいか、年を追うごとに周囲の評価が高まっており一部からは神と思われている節がある。
- 命名センスがないため、彼の提案する名前はほぼ却下される。
-
- 【健康な肉体】
- 10年近く病院での生活だったため、病気にならない体を望んだ。10年ほど異世界で暮すも文字通り病気にならず、またその影響か魅了などもうけつけなかった。
- 【万能農具】
- 今作品のチートアイテム。火楽の体に宿っているため、自由に出し入れが可能。持ち主のイメージで姿が変わるため、初めて火楽が見た時はクワだった。また手放しても即手元に戻ってくる。
- 農具と名前がついているがクワ以外にも変化し、鎌・シャベルなどから斧や小刀などの木工用の道具にも変化し、槍にも変化する。ただし剣などの武器や複雑な機能をもつ道具には変化できない(マウンテンバイクや懐中電灯など)が、猫車には変化できた。
- 神の道具のためか、魔術による障壁をぶち破ったり、クワで耕した場所を作物の育つ場所にしたり、また肥料にしたりできる。また植物の事を考えながら耕すとその植物の芽が出る他、しゃもじの形にして麹の事を考えながら大豆を混ぜると発酵に必要な菌が生まれた。
- 【万能農具】は農業神の持ち物だったため、特別に手配してもらった。
- 【人が少ない環境】
- 火楽曰くコミュニケーションが苦手らしいのと、親が亡くなった時の親族を名乗る人達にいろいろされた影響があるため人のいない場所を願った。
- 神は場所を考慮したらしいがその場所は人も住めないような場所だった。
- 初心者パック
- 三つの願いとは別に、転移先の言語関係で困らないようにしてもらったもの。
- これのおかげで読み書きが問題なくできるようになるが、古い言語や暗号もわかるということだった。
- 作中から動物の言葉もわかるような感じもするが、実際はできない(スライムとグノーシスビーとの意思疎通に失敗と言っている部分がある)。インフェルノウルフとデーモンスパイダーも言葉はわからないがなんとなく意思が通じている。
- 神(創造神)
- 死後村長が出会った存在。とある事情から異世界へ送った。
- 一つだけ望みを叶えて送り出すつもりだったがあまりにも願い事がなかったため、最終的に3つ叶えてあげた。
- 転移先の創造神と同一だったようで、容姿が覚えてなかったが村長が彫った像は始祖さんからみて五体投地するほどそっくりだった模様。
- 農業神
- 農業の神様。村長が持つ【万能農具】は元々この神の持ち物。
- 創造神同様感謝の為に像を彫った時は(姿が分からなかったため)花咲か爺さんみたいになったが、後にパレードで使うために試しに彫ったところ、【万能農具】の効果もあってかかなり美しい女神像ができた。
- 実は創造神の娘らしい。
- 後に魔術がうまく扱えない人類を哀れみ、勇者の力を授けていたことがわかった。
大樹の村の住人
インフェルノウルフ
角の生えた黒い狼。死の森に棲息し、食物連鎖の上位に存在する。魔法が効きにくく、また角から魔法を放つことができる。これ一匹でも街に現れると壊滅するといわれるほど。種族代表はクロ。
クロとユキの生んだ子供が森で相手を見つけて連れて帰る、を繰り返した結果かなりの大所帯となった(そのため最初にいた個体以外で名前が付けられることは滅多にない)。村での役割は護衛と狩猟。狼らしく仲間意識は強く、(他の村民も含めて)仲間や村に敵対する存在・敵意を向ける者には容赦しない。生まれた子供は春になるとパートナーを求めて森へと旅立っていき、戻ってくる(他にも森を縄張り目的で巡回し、その際パートナーを探すこともある)。春頃に角が生え変わり、その後パートナーを求めて旅に出る。
非常に頭がよく、チェスやリバーシのルールが理解できた。ただしリバーシはひっくり返すのが難しく、扱いやすいチェスの方を好んで遊んでいる。村長や村民とフライングディスクやボールで遊ぶのが好きで、特に村長にかまってもらうのが何よりうれしいらしく、頭をなでてもらった個体がいると順番待ちをするほど。
後に突然変異種のコキュートスウルフや別種族のフェンリルも一員に加わる。
- クロ・ユキ
- つがいのインフェルノウルフ。とある事情で森を彷徨っていた結果、村長の畑にたどり着く。来たのは1年目。
- その際村長に保護され、さらに産気づいたユキの出産場所を用意してもらったりした結果、村長に従うことで居つく。
- ちなみに名前は村長が考えたものを選ばせた。
- よく村長の部屋でくつろいでいる。
- クロイチ~クロヨン
- クロとユキの子供たち。クロイチ~クロヨンは来た直後に生まれた子供。
- クロヨンはマイペースながらチェスの名手でチェス盤に触れた相手と遊ぶのを楽しみにしている。
- クロゴ~クロハチ
- クロイチ達が生まれた翌年に誕生したクロの子供たち。
- クロゴは遊撃部隊として、クロロク~クロハチは一村・二村・三村の護衛の代表を務めながら巡回している。
- ウノ
- クロサンの相手。クロサンに負けてつがいになるが、武闘会で優勝している。
- 早い時期に単独で巨大猪(ゲートボア)を仕留めている。
- マサユキ
- 1対1でつがいになるインフェルノウルフの中で珍しく、複数の雌とつがいになっている。
- 名前は生前の作品に出てくる登場人物名からつけられた。
- 兄貴
- 森の中を巡回しているチームの一匹。途中子犬を発見したため保護し、回復してからは面倒を見てやっていた。
- つがいの相手が見つからないことを嘆いていたが、最終的に成長した子犬とつがいになった。
- 子犬
- 兄貴が森の中で保護・面倒をみていた子。兄貴に懐き、成長してからつがいになった。村長からやたら勇ましい名前をもらった。
- その正体はフェンリルと呼ばれる種族らしく、インフェルノウルフよりも大きく寒さに強い模様。
- また魔法も得意としている。
- クリッキー
- マルコスとポーラが一村へやって来たときに護衛とお供していた一匹。命名はポーラ。そのため二人と仲が良く一村へ来たときは一番に挨拶にきてくれるらしい。
- ポーラが産気づいた時に村へ知らせに来た。
デーモンスパイダー
死の森に棲息していた巨大な蜘蛛。糸を飛ばして鳥などを捕獲したりしている。村での役割は糸を使っての布製品の作成(裁縫も得意)、皮のなめし、作物の回収、連絡、警戒と警報など。大樹の上に住み着き、冬は冬眠している[2]。1年ほど村で過ごした後、大半は旅立っていくが、残るものも。好物はジャガイモ。ダンジョンイモも好んで食べている。
サイズで名前も変わるらしく、最大個体は20mにもなるとのこと。そこからさらに成長するとなぜか小さくなる。村長が村の南にダンジョンを作り、そこに棲み付くようになると特異な個体も生まれるようになった(特殊個体自体は前から生まれていた)。
- ザブトン
- 冬が近くなった時にクロサン・クロヨンが村長と引き合わせた雌の個体。1年目の冬の直前に出会った。体長は4mほど。
- 様々な布製品を作って提供している(皮も鞣すことができる)。そのおかげで村長は冬を無事越すことができた。
- 雄はいないが子ザブトンが生まれているので単為生殖をおこなえる模様?
- 大樹の上にいるため、遠くが見えるということで周囲の警戒と警報の役目を担っている。
- 村長の事が特に気に入っているらしく、よく新作の衣装を作成している。
- 名前の由来は平べったくて黒いザブトンのようだったから。
- 子ザブトン達
- ザブトンの子供。上記の通り、冬に生まれた後1年村で過ごしてから旅立っていくが、村に残る個体もいる。大きさは拳大・雑誌サイズ・半畳サイズといった表現をされている。
- 村では連絡役(高い位置に足場を作り、それを伝っている)や作物の収穫の手伝いをしている。
- 冬はザブトン同様冬眠するが、一部は村長宅で過ごしている。
- 子ザブトンもザブトン同様村長が好きなようで、よく遊んでもらっている。
- マクラ
- 子ザブトンのうちの一匹。丸っこいのでマクラ。武闘会で優勝者した。
- アラコ
- アラクネ。子ザブトンのうちの一匹が南に作ったダンジョンに住み着いた結果変異した。人型部分で喋ることが出来る。
- レッドアーマー・ホワイトアーマー
- 子ザブトンが演劇用の衣装として身に着けていた木片を村長が体に合うように作り直し、衣装に色をつけた結果進化した個体。新種らしく。アーマーデーモンスパイダーと命名され、個体名はそれぞれの色が名前になった。
- 進化してからは、屋敷の前に門番のつもりで立っている。
吸血鬼
亜人の一種。血を吸うことで魔力の回復を行える種族。一般的に知られているような吸血鬼が持つ弱点はないらしく、太陽の下でも普通に生活できる。そして吸血鬼のもつ能力は普通に使えるらしい(霧化や獣化、飛行など)。
長命で、血の契約を結ぶことで増えるようだが普通に子供を作ることもできる(ただしとても珍しいことらしい)。
- ルールーシー・ルー
- 吸血鬼の女性。吸血姫とも呼ばれる。種族代表で、村では村長の秘書的な役目をついている。村に来たのは転移してきて二年目の冬。
- 人間の住む街で貴族相手にやらかしたらしく賞金がかけられており、死の森まで逃げてきたところをクロ達に襲われた。
- 魔力で身体年齢を自在に操れるが、消耗が激しくなると子供サイズにまで縮んでしまう。また来た時は魔力で服を出していた。
- 村で暮らし始めたての頃は日中は中学生サイズに、夜のみ大人になっていたが子供ができてからは常に大人の姿で過ごしている。
- また衣装もザブトンの作った服を気に入ったため、以降はそれを着ている。
- 村長に保護され、そのまま最初の妻になる[3]。
- 魔術と魔道具、薬草の知識が豊富。そのためかなりの有名人で、薬草学の特別講義の際は専門外であっても参加希望者が殺到した。
- ちなみに村長は彼女が来たことで村で塩が取れることを知った。
-
- アルフレート
- 村長とルーの最初の子供。男の子。一番最初に生まれたため、村長の子供たちの中では長男になる。
- 性格は温厚な模様。五村の騒動には加担していない。
- 村長が異世界にきて6年目に誕生。
- ルプミリナ
- 村長とルーの二番目の子供。ルーが研究のため村に居ないことが多いため、ティアがオーロラと一緒に面倒を見ている。
- フローラ=サクトゥ
- ルーの従妹。ルーが帰ってこないため、探しに来た所を(以下略)。5年目の春の終わりに村にやって来た。
- 元々は薬の研究をして引きこもっていたらしいが、村の食べ物に感動し、鬼人族と牛を連れて移住してくる。
- 村長から発酵について教わり、研究の結果味噌や醤油といった発酵食品が食べられるようになった。
- 村では発酵食品の開発と、イベント時の救護班として活躍している。
天使族
翼の生えた種族。代表はティア。その容姿から人の国で巫女として崇められていたりしている。羽はあるが飛ぶためではないらしい。出し入れも可能。
女性しか生まれないため、子供を産むために外部の男性と夫婦になるが、天使族の決まりとして試練を課して合格した者と子供を作る、という様にしているが、その試練が厳しいため新しい子供が生まれていないとのこと。
かつては神人族を名乗っていた神人族は絶滅しました。
ルィンシァ達がくるまでにいた面々は大樹の村の住人として暮らしているが、それ以降に来たものは天使族の里と大樹の村を行き来している。
- ティア
- 天使族。ルーを追って死の森へやってきた結果、クロ達に襲われたため村長に保護される。別名殲滅天使。特技はゴーレムの操作。
- ルーとは敵対関係にあったようだが、保護された時に和解している。村に来たのは三年目の春。
- その際ルーに騙され(?)て村へついていった結果、村長の二番目の妻になる。
- 村ではルー同様秘書的な役目としてサポートしている。個人では魔術の研究も行っている。
- 村長との夜が激しく身が持たない、ということでハイエルフを連れてきた。
-
- ティゼル
- 村長とティアの子供。女の子。アルフレートの次に生まれたため、妹、長女にあたる。
- お兄ちゃん子なようで、五村でアルフレートが謝罪した時は子供ながらかなり怖い目をしていたとか。
- オーロラ
- 村長とティアの二番目の子供。女の子。ルプミリナと一緒に面倒を見ているため、姉妹みたいになっている。
- グランマリア
- ティアの部下。皆殺し天使の一角。村では警備のため上空を巡回している。
- 村長は短距離の移動の際は抱きかかえてもらっている。
- ティアから関係を持つことを推奨されており(これはクーデル・コローネも同様)、村に来て12年目にして懐妊した。
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- ローゼマリア
- 村長との子供。12年目(村長が転移してきて15年目)に誕生。
- クーデル
- ティアの部下。皆殺し天使の一角。槍は投げる方が得意らしい。インフェルノウルフの角を付けた槍を投げるのにハマってしまい、何かあると投げようとしている。
- グランマリアの妊娠から遅れる事1年後(村に来て13年目)の冬に妊娠が発覚した。
- コローネ
- ティアの部下。皆殺し天使の一角。コミカライズではややぽわっとした雰囲気を漂わせている。
- クーデル同様村に来て13年目の冬にそろって妊娠が発覚した。
- キアービット
- 天使族の長の娘でガーレット王国の先代の天翼巫女。天使族の結婚に対しては立場上試練を守る派だったがティアが子供を産んだことを知り村を襲撃しようとしたが失敗。以降は村に友好的に接している。
- 初めは天使族の里と大樹の村を行き来していたが、後にこちらに定住するようになった。
- 相手がいなさ過ぎて村長の子供が成長するのを待っている節がある。
- 以外にも料理の腕があったり、酔ってタップダンスを披露するなど器用な面も持つ。
- スアルリウ・スアルコウ
- 双子天使。グランマリアの知り合いで、呼ばれていたが来るのが遅くなった。
- ルィンシァ
- 天使族の補佐長でティアの母親。彼女がいないと天使族の里がえらいことになるため長であるマルビットも強く出られない。
- 普段はクールだが、ティアが子供を二人産んだことは知らなかったため、キアービットに詰め寄っていた。
- ティアとは母娘ながら不思議な距離感があるらしく、再会した時は1時間ぐらい見つめ合ったまま微動だにしなかった[4]。
- 大樹の村に来てからは天使族全員を移住させる計画をたてていたが頓挫したため、代わりに冬に暮す用の別荘を建てることにした。後に天使族の里では成長しなかった世界樹を村長に託した。
- 村長には主としての立場を理解して行動してほしいと考えている。
- マルビット
- 天使族の長でキアービットの母親。
- ルィンシァとは逆にふわっとした雰囲気を持っており、キアービットを「キーちゃん」と呼んでいる。
- 大樹の村ではこたつに入ってだらだらしているが、長らしくやる事はきちんとやっている。
- 顔だけの男性に惚れたため、低い難易度の試練を突破させたことがキアービットのコンプレックスになっている模様。
- スアルロウ
- スアルリウ、スアルコウの母親。神人族を名乗っていた頃は武闘派でティアよりも前に最強を名乗っていた(先代殲滅天使)。
- 自己紹介からロヒエール派[5]筆頭と名乗っている。大樹の村に来た時に成長した世界樹を見て、その葉を食べる巨大な蚕を見て気絶した。
- それ以外の要因も含めて「村長は神である」と認識したためちょっと舞い上がっていたところを、ティア・キアービット・グランマリアが三度にわたって説明したが、特に修正せず誤解を利用して説明したためおとなしくなるも「神が人のふりをして地上で暮している」という認識になってしまった。
- ラズマリア
- グランマリアの母。村長曰く天使よりも女神っぽく見える容姿をしている。
- グランマリアが帰省した時に子供を産んだことを知らされており、大樹の村へ向かいたかったが、スアルロウと共に祭事に参加していたがラズマリアを残して脱走したため最後まで残る羽目になった。
- その後も大樹の村への案内がいなかったため、なかなかこられなかった(結果的に仕事のために残っていたマルビットに連れてきてもらった)。
ハイエルフ
死の森を200年ほど彷徨っていた種族。種族代表はリア。
死の森の北西に抜けた先の街で暮していたが、人間に責められたため壊滅。近しい親族などと共に逃亡していた。なおハイエルフの男性は他の村に移住している。
森の中で暮していたため、ある程度の事はできるようになっている。できなかったのは定住と繁殖のみ。そのため村での役割は建築・狩り・鍛冶と村長の護衛など。生きるために様々なことをやってきていたので村の技術力があがった。
種族的に序列を重んじるらしく、かつて暮していた街ではエルフ族が下にいたらしい。また各氏族(リアたちリフ氏族やラファたちラフ氏族等)は個それぞれ別の場所で暮すのが基本らしい。
初めはリア達7人だけだったが、少しずつ村へ合流し人数が増えていった。
一般人からは「森ゲリラ」「マンイーター」と呼ばれて恐れられている。
- リア・リース・リリ・リーフ・リコット・リゼ・リタ
- 最初のグループ。全員リアと親族で、リリとリタはリグネの養女。リグネとブロンの会話でリフ氏族ということがわかった。
- 上記の通り死の森を放浪していたが、ルーを追って大樹の森にやってきた時にティアが見つけたため、声をかけて村へ招いた。
- 繁殖のため村長と関係を持ち、後に子供を出産。
- ラファ・ラーサ・ララーシャ・ラル・ラミ
- クロの子供たちに誘導されて村へやって来た(インフェルノウルフに囲まれて追い立てられるようにきたとのこと)。上記の通りラフ氏族。
- ララーシャが樽を作る技術を持っていたため、水をためたりブドウの発酵のために作られるようになった。
- 彼女たちもリア達同様村長と関係を持っている。
- リリウス・リグル・ラテ
- それぞれリア・リゼ・ラファの子供。全員男の子。
- 母親の意向でリリウスはハイエルフのまとめ役として、リグル・ラテはその補佐役として育てることになった。
- そのためかある程度成長してからは火楽の事を「父」ではなく「村長」と呼ぶように躾けていたが、村長は自分の子供でもあるから、ということで「父」と呼ぶように戻させた。
鬼人族
フローラの家でメイドとして仕えていた種族。フローラが大樹の村に移住してきた際に一緒に連れてきた。種族代表はアン。
鬼とあるように、額に1本または2本の角が生えている。
元々家事全般を任されていたので村に来てからも完璧にこなしている。ただ料理だけは知識がなかったので初めはできなかったが、村長の指導もあり向上した。なので村での役割は家事全般と村を回って清掃などの指導もしている。それと村長のお世話。
身の回りの世話の順序として一番は村長、二番目はルーやフローラということになっている。
- アン
- メイド長。鬼人族は役割が7つほど設定されているがアンはメイド長に就いているためそこに含まれていない。
- 普段穏やかだが怒るときは誰であっても怒る。家事全般を任されていることもあり、村長も頭が上がらない。
- 村長の事は「ご主人様」呼びしたいらしいが、村長が認めていないので夜の相手の時のみ使っている。
-
- トライン
- アンの子供。男の子。他の鬼人族が登場しないためわからないが、生まれた時に「鬼人族の未来は明るいです」と言われているので種族的に男性は少ないのかもしれない。
- 命名にはアンと村長・ドース・魔王・始祖で相談の結果選ばれた。ちなみに方法はくじで、選ばれたのは魔王の提案したものだった。
- ちなみにリリウス達と同じ日に生まれた。
- ラムリアス
- 獣人族の世話係。そのためアン同様メイドの役割には含まれていない。
リザードマン
全身鱗で覆われた種族。天使族に仕えている。種族代表はダガ。
ティアがグランマリア・クーデル・コローネを連れてきた際に一緒に連れてきた。
力が強いため荷物の運搬などを行うほか、水生生物の育成なども行っている。
卵生で、冬に水のなかに卵を産む。水に縁があるからか、水系の魔法に長けている。
- ダガ
- 雄のリザードマン。武術の心得があるためよくガルフと一緒に訓練している。
- 村に来た直後は村長も区別がつかなかったため、衣服の代わりにスカーフを腕に巻いてもらっていた。
- 武闘会後の特訓では人型で強いということで人気がある。また五村
- ナーフ
- ミノタウロスの世話役。以前ミノタウロスと交流を持ったことがあったため、名乗り出た。
獣人族
けもみみしっぽの生えた種族。人によってはけもうでだったりもする。種族代表はセナ。
ハウリン村との交易の後、口減らしのために何人か移住させてもらえないかと打診され、村長は条件付きで受け入れた。来たのは男女25名(うち男子3名)。
村では細かい作業を担当している。
後に口減らしをする原因が解決したがそのまま村で暮しており、その後もハウリン村から移住してくるものもいる。
- セナ
- 獣人族の少女。ハウリン村の村長の娘で、口減らしは内外共に悪い取引ではない、と言うことを知らせるために選ばれた。最初の移住組では最年長。
- 理由が理由だったため、かなり悲惨な状況を想像していたが村長にそんな意思はないので安堵していた。
- 武闘会では素手で一般の部に出場し、後日腕試しにやってきた四天王のグラッツをボコっていた。
-
- セッテ
- セナの子供。村長は生まれた後ハウリン村の村長に見せようとしていたが、色々な事情でなかなかうまくいかなかった。
- マム
- ニュニュダフネの世話役。本人が希望したため決定した。初めは特に要望がでなかったので「頼りないのだろうか」とへこんでいた。
- 一村は他と違いニュニュダフネと人間(後にハーピー)も暮しているため、村の世話役としても働いている。
- ゴロン・シール・ブロン
- 口減らしの移住の条件として村長が指定した獣人族の男性としてついてきた。当時はかなり幼かった。
- 村では他の獣人族の子供と同じく仕事をしたり、ハクレン達の授業を受けて過ごしており、後に魔王城のある街の学園へ入学し[6]、3か月で卒業させられその後教師として暮らしている。
- 教授になってからは冒険者から「料理長ゴール」「女たらしシール」「学者ブロン」という呼び方で有名になっている。
- ゴールはプギャル伯爵の七女とグリッチ伯爵の娘五女と、ブロンは学園の受付をしていた女性と結婚することになった。シールは学園で3人と関係ができ、その後各地を旅した時に知り合った女性に惚れられた結果計9人と結婚することになった。
- ガット
- ハウリン村村長の息子でセナの兄。なのでハウリン村では次期村長にあたる立場だった。
- ヒュマ村の村長の親戚の娘(ナーシィ)と結婚したが、彼女が鉱山咳を患いそのまま暮していたら最悪死んでしまうため病気の事を伏せて村に送り返したため二村の関係が悪化。最終的にフラウの活躍で誤解が解けたため再度結婚。ただしそのままハウリン村で暮すのはナーシィの命に係わるため、大樹の村へとやってきた。
- 大樹の村ではセナが先に暮していたため彼女に従うことを了解し暮している。
- 村では鍛冶仕事を担当しており、後に彼の弟子を呼んで作業している。
-
- ナート
- ガットとナーシィの娘。ヒュム村とハウリン村が和解したため、再び父親と共に暮らすことができるようになった。
- 元々快活な性格だったのか、数日で村に慣れていた。ウルザとは年が近いからか一緒に行動することが多い。
- ガルフ
- ハウリン村の冒険者。ヒュマの村との関係が悪化していたため、新たな交易の場所を求めてやってきた。大樹の村の情報は魔王国の者から聞いた。
- 初めはハウリン村から通っており、ダガとの特訓のため村に居ることが多かったが後に定住することになった。
- 村に居るときに村長が外部へ行くとに護衛として就くことが多い。
- シャシャートの村で冒険者として再登録した後に参加した武術大会で優勝した結果「武神ガルフ」として有名になった。
ドラゴン
最強の生物。とにかく強大な力を持つので災害扱いされている。
人型になることもできるが子供は変身が十分ではないため、体の一部にドラゴンとしての特徴がでることがある。
竜王ドースに属するグループと暗黒竜ギラルのグループで対立してはいたようだが、後にそれがなくなった。
ドラゴンは妊娠すると気性が荒くなるらしいが、村に住むラスティとハクレンは(人型だからか)そういうことがなかった。また出産するまでは妊娠した時の状態で固定される。
基本やることがなく暇なので、娯楽として大樹の村にやってきて暫く滞在したりしている。
竜族が10体以上集まる=その場で戦いがある、ということで太陽城がその場所へやってくるフラグになっていた(竜族も知らなかった)。
上記の通り存在そのものが恐れられているが、そんな彼らも災害を呼ぶ空を飛ぶクジラ[7]の討伐に使命感を持っているとか。
大樹の村にドラゴンがやってくるようになり、謎だった竜たちの関係がわかるようになった。
- ラスティスムーン(※移住組)
- ドライムの娘。愛称はラスティ。アルフレートが生まれた時にドライムが用意していた出産祝いを浮気相手へのプレゼントと早合点し、大樹の村へ襲撃しにいった。槍に変えた【万能農具】で射抜かれそうになる直前に母親であるグラッファルーンに助けられ、村長の攻撃がドライムの従者のグッチに止められたため事なきを得る。村に来て食べた干し柿を気に入る。
- その後誤解が解け和解したことからグラッファルーンに【万能農具】による攻撃が竜族に向かないよう努めるように、ということで村に住むように言われる。
- 上記の通り割とやらかすことがあるため、その影響で狂竜や凶竜などと呼ばれている(やらかす事は本人も自覚している)。
- 村では外交の他、荷物や人員の輸送を担当している。
- 村の空気に流された、とのことで結果村長とも関係をもつことになり、後に子供が生まれた。ちなみに村長曰く大人の姿は絶妙に村長の好みの容姿をしているとか。
- ライメイレンが同じ孫にあたるヒイチロウにかまう事に対してやや複雑な気持ちを持っている(それについて村長は「グラッファルーンに遠慮したんだろう」と答えている)
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- ラナノーン
- 村長との間の子供。女の子で名前はグラッファルーン系の祖先からつけられた。ドースとギラルは元々の名前の持ち主からかなりひどい目にあっていたらしい。
- ハクレン(※移住組)
- 竜王ドースの娘でドライムの姉(長女)。破天荒な性格なようで各地で暴れていたこともあるためかなり警戒されている(ろくに飛び方も覚えず20年ほど何処かへ行っていたことも)。
- 姪のラスティに相手(村長)ができたのが気に入らなかったため村を襲撃(本人は相手の力を確認しにきたと否定している)。その為初め村長からの扱いは悪かった。
- 結果村に居つくことになりぶつぶつ文句を言いながら手伝い、相手が面倒くさくなる作戦を実行するも村長に見破られたため失敗する。
- 主な役割は村の子供たちの教師として勉強を教えることやラスティ同様ドラゴンの姿になって人や荷物の輸送を行う。なお教え方はかなりうまいとのこと。
- 後に保護したウルザの母親として面倒をみることになる。教師として子供たちの面倒を見たりしていたせいなのか元々なのか、子供たちに対してかなり面倒見の良さを発揮している。
- ちなみに村長の前では人の姿のままでいたいらしく必要な時以外竜に変身していない。そのでれっぷりにドライムは「別人のような変わり方だ」と漏らしている。
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- ヒイチロウ
- 村長との間にできた子供。男の子。ライメイレンがよく面倒を見ているため、ハクレンはあまり子育てに積極的でない(育児放棄しているわけではない)。
- グラル(※移住組)
- 暗黒竜ギラルの娘。ギラルが持っていた黒い感情が突如消失したためドースと和解した際、その証としてグラルを預けようとしたところ、大樹の村を進められて連れてきた。
- 丁度ヒイチロウが生まれそうな時だったため、その相手として彼を守ろうとしている[8]。
- グーロンデ(※移住組)
- 暗黒竜ギラルの妻、グラルの母。
- 頭部は8つあり、かなりの巨体でその昔「そこにある」というだけで世界樹を燃やしたり、彼女に挑んだ相手をすべて倒したりするなどしていた。そこから「神の敵」と呼ばれることに。
- その後どういう経緯かギラルと結婚し、グラルを出産。その後攻めてきた勇者を返り討ちするも頭部を潰されるなどの重傷を負ったため、住処から出ずにじっとしていた(元々巣に籠っていた)。
- 大樹の村の世界樹の葉で怪我が治り、そのお礼に村へやってきて、グラルがいるからということで大樹の村へ移住することになった。
- 後に滞在費として鱗をもらった村長は、鱗を丸々使って武器や鏡などを製作みるもどれも禍々しい力が働くため使い物にならなかった。
- 世界樹を燃やしたことに対して天使族にわだかまりがあり(天使族側も同様)、奇しくも大樹の村ができたことでお互いに和解する機会を得られた。
- ドライム(※来訪組)
- 死の森の南の山(グルグラント山)に棲んでいるドラゴンでラスティの父。死の森の魔獣などが南下しないようにいるため通称「門番竜」と呼ばれている。村長が鉄の森のワイバーンを倒したのを見て敵対しないよう挨拶しに来たのが始まり。人見知りのため村長温泉地へ向かっていた時に来たときは心細そうにしていた。
- 村の食べ物と酒を気に入り、頻繁に遊びに来ている。その際荷物の運搬を頼まれることもあり、また収穫の手伝いもしている。
- 村長がラスティとハクレンと結婚し子供もできたため義父で義弟ということになる。
- ドース(※来訪組)
- ドライム・ハクレンの父。北大陸に住み竜王と呼ばれている。ハクレンがやって来たときに一緒に来て村を気に入り、度々訪問している。
- 暗黒竜ギラルとは対立していたが、和解してから良い飲み仲間となっている。
- 子供ができた時にやらかしたらしく、ハクレンの妊娠が分かった時はライメイレンから少し遅れて連絡を受けた。
- ライメイレン(※来訪組)
- ドースの妻。南の大陸に住み台風竜と呼ばれている。
- ヒイチロウが生まれてからは頻繁に訪れて世話をしている。ただ甘やかすだけではなく厳しく躾けてもいる。
- ギラル(※来訪組)
- 暗黒竜と呼ばれドースと対立していたドラゴン。闇属性。太陽は嫌いで見るのも嫌だったが、村長が転生してきて10年目ぐらいの時に突然そういった感情が消失し[9]、ドースと和解。そのまま飲み仲間として大樹の村に訪れている。
エルダードワーフ
よくあるドワーフの中でも位が高いらしいドワーフ。
鍛冶の他酒も好きで大樹の村へはうまい酒が飲めるとしてやってきた。
初めはドノバンが単体でやってきて住み着いたが、時々他の仲間もやってきて増えている(これ村長の死の森の評価を疑う要因になっている)
女性のドワーフも髭が生えるため、髭がないと幼女としてみえてしまうらしい。
- ドノバン
- 5年目の冬にたった一人でやってきた。
- うまい酒が飲める、ということでやって来て酒造りができるからということで定住することになった。それ以降も酒に関する事に関わっている。
- 作れる酒の量がそこまで多くないので売ることに賛成はしなかったが、味を知っているマイケルには売ることを許可した。
魔族(文官娘衆)
亜人の一種で魔力に対して高い適正がある人達。作中では魔族であるという情報があまり出てこないためはっきりわかるのは貴族ぐらいだが、web版の人物紹介には一般の魔族もいることがわかる。
村では初めビーゼルの娘フラウのみだったが、フラウの友人である王姫ユーリを唆して大樹の村を攻め込もうとしたた貴族の娘達を引き込んだことで人数が増えた。
主な仕事はフラウを代表に収穫物の管理・イベントの運営、外部との貿易など。作業量は増えても人員が増えないためかなり苦労している。
ちなみに文官娘衆としてマーキュリー種も加わっている。
- フラウレム=クローム
- ビーゼルの娘。文武両道で魔王国の王都グライゼンにある学園で王姫の友人として暮らしていたが、急遽ビーゼルから学園をやめて大樹の村へ行くように指示される。娘衆(魔族)代表。
- なお後付けで魔王国に対する言い訳として代官として住んでいる、ということになった。
- 村へ行く時に牛耳ってしまおうか、などと考えていたが村を見て回り、その後の出来事でラスティから警告を受けたため考えを改めた。
- 王姫と唆した者達が大樹の村を襲撃しようとしていることを知った際はルーの提案でラミア族に協力してもらい、これを鎮圧、部下として引き込んだ。
- ちなみに大樹の村へ向かうように言われた時にビーゼルに「嫁ぎ先ですか?」と聞くと恐れ多いと返されているが、後に村長の子供を産んでいるので結果的にその通りになった(ラスティ同様初めはその気はなかったが周囲の空気に流されて関係を持ってしまった)。
-
- フラシア
- フラウと村長の子供。女の子。11年目の夏頃に生まれた。
- ラッシャーシ=ドロワ
- 王姫を唆して大樹の村の襲撃を企てた一人。失敗してフラウの下文官娘衆として暮らしている。
- ケンタウロス族が移住してきた時に自分の家と縁がある、ということで彼らの担当(世話係)も兼任することになった(その事を他の娘衆から尊敬されている)。
山エルフ
ハクレンが連れてきた種族。褐色肌なので村長の初めのイメージはダークエルフだった。山に住むエルフなので山エルフ。ハイエルフ同様女性のみで移動していた模様。
元々住んでいた場所の食糧事情が悪化したため[10]移住を開始。その際移動した先の守護獣の数段上位にライメイレンがいたため、そこまで話が通った結果大樹の村へ行くことになった。
村では技術屋として様々なものを作成している。特に村長の生前の記憶から思いついた物を見て一緒に作成したりしている。
主な制作物として水車(川から一~三村へ水を引くために使用)、キャンピング馬車やスプリング馬車、気球など。その他カタパルトを作って遊んだりしている。
ハイエルフとは別種族ぐらい能力が違うということで住み分けができる、とのこと。
- ヤー
- 種族代表。他の仲間の独白から礼節を重んじる性格とのこと。
- 村に来て暮していくうちに村長に対して初めて恋を知った女子のような態度をとっているらしい。当然関係をもっちゃっているが、他の仲間が先に村長の子を妊娠したのが悩み。
- ちなみに彼女を尊敬する山エルフから村長にヤーに手を出さないよう言われていたようだが[11]結果は御覧の通りである。
悪魔族
ドライムの従者をしている種族。四村の悪魔族と違い、上位悪魔や古代悪魔と呼称されるとのこと。主な違いは寿命と戦闘能力。
ラスティが滞在するようになってから世話役として鬼人族のメイドに頼っていたが、気を使うということでドライム頼んでいた使用人。
シャシャートの街からマイケルを連れてきた時に一緒にやってきた。
- ブルガ・スティファノ
- グッチの親戚。大樹の村を知っているため、希望者が殺到した結果この二人に決まった。
- 同名の悪魔が暴れまわっていた昔話があるが、それを知っている文官娘衆は「二人は良い人だから」という理由で同人物であることを否定している。
- ヨウコとは昔馴染みらしくかつて三人で暴れまわっていたらしい(ただし古き悪魔達という形で名前は伏せられている)。
人間
魔力が世界にあふれた時に適応できなかった種族。主に魔王国の西に国が存在する。
ただ魔王国でも普通に生活しているため、虐げられているということはない。
偶に特殊な力を持っていたり、英雄として活躍する者も登場する。また魔力に適応できなかった=魔法が使えない、というため生活が苦しくなるためそれを哀れに思った農業神から勇者の力を授かったものが出てきた。
ちなみにそれ以外にも教会に所属する勇者も存在したが、農業神のそれとは別物とのこと(ギラル「偽物勇者な」)
現代から転生してきた村長も当然人間。
- ウルザ
- 温泉地の一件で保護した女の子。元は死霊王として死霊騎士や土人形を生み出し穴を掘らせていたが、ハクレンの聖属性ブレスを浴びすぎた結果、裏返って生き返りさらに若返ってしまった。
- そのため初めはハクレンを嫌っていたが土人形を強化するのに鱗をもらったことで和解し懐く。後に村長の発言からハクレンを「お母さん」、村長を「お父さん」と呼ぶようになる。
- その正体はウルブラーザと呼ばれる英雄女王とのこと。魔王と相打ちしたらしいがなぜ死霊王として動いていたかは不明[12]。その為見る人によっては英雄としての光が見えるらしい。
- 性格はかなりやんちゃでクロの子供たちにまたがって森へ行ったり子ザブトンを体につけて立体起動装置のようなことをしたりしている。ナーフとは年が近いからかよく一緒に行動している。
- アルフレートとも仲はよかったからか、ハクレンは二人が結婚する方向でルーと話を進めていた。
-
- アース
- ウルザの作った土人形。始祖さんの作った土人形をみて死霊王時代のうっすら覚えていた記憶を作って生み出そうとしたが失敗。
- 彼女が持っていた核を村長が加工し生み出せた。ただそのままでは弱すぎるため、ハクレンから提供された鱗を粉にして混ぜて強化された。
- 後にルーの協力も得て人間サイズになることができ、会話も可能になった。
- ナーシィ
- 獣人族のガットの妻。ヒュマ村の女性でハウリン村との友好のため、ということで村長の息子だったガットと結婚した。
- しかし鉱山咳を患い命を落とす可能性があったためヒュマ村へ送り返されたが、病気の事を伝えなかった上に彼女が実は領主の娘であったことから両方の村の関係が悪化した。
- 後に問題が解決したため、再度ガットと結婚。ただしハウリン村で暮らすのは危険なため、ガットとナーフの三人で大樹の村へ移住してきた。
- セレスティーネ=ロッジーネ
- とある農村で暮していた女性。両手に聖痕が現れたため、聖女として教会へ行くことになる。
- 神の声が聞こえるということで聞き取れたものを伝えていたが、本人はその言葉がわからないらしい。
- その為頻繁に誘拐されており、最終的にコーリン教に保護され、移住先が見つかるまで大樹の村で預かることになったが、五村の教会で働くことになるが、大樹の村で生活しておりヨウコと一緒に通っている。
- 特技は左フック。
九尾狐
文字通り九本の尻尾を持つ狐。ニーズの会話から動物神に使える者として生み出されている模様。
作中ではヨウコとヒトエのみ登場している。
- ヒトエ
- ヨウコが戯れに力の一部から生み出された子。なのでヨウコの半身でもあるが生み出した直後はあまり愛着がわかなかった。
- その為とある人間の村に預けられ、その村は代わりにヨウコの守護を受けることになったが、数年後にヨウコが留守にしている時に村が全滅。攫われてしまう。
- 紆余曲折あって大樹の村へとやって来たときに保護され、そのまま居つくことになる。
- 人の姿になれるがまだ子供のため、変身していられる時間はかなり短い。そのため村では狐の姿のまま猫と一緒に戯れたりしている。
- ヨウコ
- 狐の神の巫女。かなりの戦闘力を持っており、ヒトエが攫われた時にブチ切れて暴れまわっていた所を始祖さんと数日やり合った。
- ヒトエが戻ってきた際は礼として大樹の村を守護する(支配する)といったため、村長と勝負することになった。
- 領主的なことをやったことがあるということで五村の村長代行を務めることになる。
- 蛇の巫女であるニーズに対しては優秀な神の代弁者で友人と呼ぶのは恐れ多いと言っており、神事については足元にも及ばないと評している。
- そ戦闘が楽しくてそちらに力を入れすぎたのがその理由とのこと。
一村の住人
ニュニュダフネ
元々住んでいた場所が森林伐採をやりすぎた結果水害が発生し、住めなくなったため移住してきた三番目のグループ。種族代表はイグ。
移住を打診したゴロウン商会のマイケルからもらった果物がおいしかったため、良い土があると思ったことから移住を決意。
正体は切り株で、女性の姿になって動くこともできる。ただ傷つけられると治るまでは切り株のまま変身できない。そのため村では日当たりのよい場所と土と水を求めた。
なので家は不要だが、着替え(服を着るという文化がない)と村での取得物を保管する場所が必要なため、一村へ移住することになり、そのまま村の管理を任された。
切り株状態だと範囲は狭いが思念による簡単な会話ができるのと、咲かせた花が光るので外灯としても活躍している。
狩りもするがじっと待つ狩りなので数は多く取れない。また一か所でじっとしていることが得意なため、運動会の際に定点カメラとして活躍した。
- イグ
- 種族代表。村に着いたときは切り株の状態のまま戻れなかったため、他のニュニュダフネに運んでもらっていた。
人間
コーリン教大司祭のフーシュが息子の病気の治療薬を作ってもらったお礼にと移住者として孤児の中から集められた者たち。
その際に貴族の私生児だったり王族の子だったりと何かしらの背景を持つ物が多数存在したため、フーシュは移住前にそれらの問題を解決するため奔走することになった。
後に勇者として8人ほど覚醒したが、その事実を告げられても信じなかったり気づいてはいたが村での生活に役に立たない能力だったのでいらないといった具合だった。
- ジャック
- 人間の種族代表。元々いた場所でもリーダーだったため、移住してきてからも引き続きリーダーということになった。モルテの夫。
- 何かしらの背景がある中で唯一何もなかったため、フーシュから怪しまれたが本当に何もなかった。
- モルテに惚れていたため、移住前には彼女と結婚した。
- 後に一人でキラーラビットを仕留められるようになる。
- モルテ
- ジャックの妻。精霊魔法が使えるので村長の前に試したてみせた。木の精霊を呼んだところニュニュダフネがやって来た。
- 彼女曰く一村は「木の精霊と水の精霊が強い」とのこと。逆に土の精霊は弱いが、少しずつ強くなっているとのこと。
- ポーラ
- マルコスの妻。本名は不明でポーラは自分でつけた名前。シャシャートの街の代官が立ち振る舞いに品を感じる、と言っているのと本当の名前は言ってはいけない、と彼女自身が言っているため王族の血縁者の可能性が高い。
- インフェルノウルフのクリッキーの名付け親。
- 1年ほど暮らしてからシャシャートの街でマルコスと共に店を経営することになった。
- マルコス
- ポーラの夫。シャシャートで店を出すことになった際に店長として選ばれた(後に店長は村長が務めることになったので店長代理として働いている)。
- 店は元々一村の住人で持ち回りだったようだが、マルコスが希望したため継続して勤めている。
- ポーラ曰く妻の言葉よりもクリッキーの言うことをよく聞くらしい。
ハーピー族
天使族に仕えている種族。キアービットが大樹の村を襲撃する際に連れてきたが、襲撃が失敗した際グランマリアにつくことで許された。
村を気に入ったため、家族を連れて戻ってきた。その際一村で済むことになった。
- マッハ
- 種族代表。ハーピー族に個人を表す名前がなく不便だったため村長が名付けた。
二村の住人
ミノタウロス
ドライムつてでやってきた種族。身長は低くても2m、大きいと3mほどあるため、村長が計画していた村の建物では暮らせないため、急遽別の村(二村)が作られ、そこで生活することになった。
元々住んでいた場所(フルハルト公国より西の方)で農業の他養蚕業を営んでいたが、重税を課せられ生活できなくなったため棲んでいた場所を捨ててやってきた。
基本温和な性格のため、戦闘に特化した者が他を守るようにしている。生活が安定したため養蚕業の再開を村長に相談し、蚕の飼育も行うようになる。
- ゴードン
- ミノタウロスの種族代表。温和な性格の中でも戦闘に特化したため、種族を守っていた(それ以外はまだ子供だったため戦闘に参加できなかった)。
- ロナーナ
- 二村の駐在員[13]。ミノタウロスの中では小柄な部類だが胸の圧迫感が凄いらしい。駐在員として村にいた時に村へ腕試しにやってきた四天王のグラッツの治療をしていたため惚れられる。
- 初めこそその気はなかったが、村長からじっくり見極めて決めたらいいといわれ交際が開始、仲を深めていき、村長がやってきて16年目に結婚することになる。
三村の住人
ケンタウロス
ビーゼルの紹介で二番目にやって来た種族。最初にやってきた者たちと、後からやってきた二組がいる。住んでいた場所が戦火に巻き込まれたため逃げてきた。基本的に誰かに仕える事を喜びとするため、駐在員は人気があるため数日置きに変わっている。走りながらの戦闘を得意とするため、木々の生い茂る死の森ではうまくその特徴を生かせなかった。健脚を使って各村への連絡役も担っている。求婚は走りながらやるため、村の周囲にトラックを作ってもらった。ミノタウロス同様最初に作られた村の建物では暮らせないため、急遽彼らのために三つ目の村が作られることになった。後からきた移住者は元は別の街などへ避難していたが、冬を迎えるにあたってそのまま受け入れ続けることができない、ということで大樹の村へ移ってきた。
- グルーワルド
- ケンタウロスの種族代表。フルネームはグルーワルド=ラビー=コール。来た直後は戦火から逃れた場所で子供たちを守るためだったりと気が立っていたためやや高圧的な態度をとっていた。後に爵位を持つ者が移住してくることになったため、急遽子爵に就けられた。形だけとはいえ本人も持て余しており、後に結婚を希望した際身分差が障害となった事と爵位が重荷だったことから返上することになる。
- フカ=ポロ
- 男爵の爵位を持つ10歳の女の子。来た直後の食事や武闘会を見て感動していた。村に住むなら爵位はなくした方がいいのでは、と村長は考えたが元々いた場所の復興などで爵位があると役に立つということでそのままになった。
四村の住人
悪魔族
神人族天使族が太陽城を管理していた時に襲撃した種族。貨物などに忍び込み、太陽城を占拠するも航行不能に陥ったためそのまま暮していた。後に襲撃の際に利用した魔獣・魔物が城の外部で野生化したため城の中で籠って生活していた。
住み着いてから4世代ほど経過したが現在は親世代ほど戦闘意欲はないらしい。また長生きしている殆どが長期間眠り続けている。
ラスティに仕えている悪魔族のブルガとスティファノとは別種らしい。
- クズデン
- 最初に太陽城を襲撃した人物から数えて4代目。大樹の村へやって来た時点で60人の悪魔族と200人の夢魔族を纏めていた。その後四村の代表になる。
- 太陽城が大樹の村へ移動を開始した時に元々人の持ち物だったことから移動地点に着いたら戦闘になることをゴウに言われたため戦闘訓練をしたりして備えていた。
- かなり近づいた時にゴウから「戦闘を回避できるかもしれない」ということで宣戦布告させられた(初めての戦争でテンションが上がっていたのも関係しているらしい)が、それに対する村長の回答は「槍の投てき」だったため即降伏。村の住人が「通信越しの謝罪が気に入らない」ということで、結果寒空の下下着姿で土下座させられた。
夢魔族
太陽城にいた神人族天使族に仕えていた種族。悪魔族の襲撃の際降伏し、以後共に暮らしている。サキュバスやインキュバスのイメージ。
愛に生きる種族なのと、それを食料としているため
悪魔族の中の、長期の眠りを希望する者を眠らせていた。
マーキュリー種
初めの持ち主である人間に作られた、城の運用を管理する人工生命体。全部で16体おり容姿が様々で大樹の村に来た時はゴウとベルのみ稼働しており、それ以外は燃料節約のため眠りについていた。
名前の由来は恐らく時刻と時計と思われる。
太陽城の燃料問題が解決してからは順番に再稼働し、各地で仕事をこなしている。
名前はそれぞれ〇〇=フォーグマで統一されている。
- ゴウ
- 太陽城の航行などのシステムを司っていた存在。初めは巨大なクリスタルで登場した。人型は初老の紳士といった感じでその容姿に惚れたホリーと交際をしている。
- 運営が人間もしくは天使族しか受け付けなかったため、城主として悪魔族などを認めていなかった。
- ただクズデン達とも長い付き合いだったため愛着は湧いていたことから、移動先に着くと彼らに対して悲劇的なことになると判断しクズデンに宣戦布告させた。
- やや尊大な態度で村長達を迎えたが、村長が城の下部分をぶち壊した事に気づいたため即クズデンを主として認定した。
- ベル
- 城の隠し扉の先にいた女性。城の持ち主だった貴族が予言にはまったため、魔王を倒すための武器「太陽の剣」を預けられ、それを渡すという役目を受ける。
- その為部屋から出ることができず、外部とも接続が切られたため状況が全く把握できなかった。
- 太陽城を制圧し、城内を調べていた村長が部屋に来たことで役目を果たすことができた。
- ちなみに彼女自身その役目にうんざりしていたため、太陽の剣を村長に渡した時は清々しい笑顔を見せ、【万能農具】でそれを破壊した時は親指を立てていた。
- アサ
- 丸眼鏡の中年執事。転移門の管理のため温泉地に住んでいる。
- 最近の趣味は釣り。他者の恋愛に興味があるらしく、ゴウとホリーの関係をこっそりと応援している。
- フタ
- 女魔法使いの恰好をしているが、占い師らしい。外見年齢は三十代超。本人はフーちゃんと呼んでほしいらしい。
- ミヨ
- 幼女メイド。外見年齢は7~8歳ぐらい。
- カレー屋マルーラとビッグルーフ・シャシャートの会計に援軍として送られ、そこで見込みのある人材を育てていたらイフルス学園に引き抜かれてしまった。
- ヒー
- 中年ベテラン戦士のような風貌の男性。見た目の割に頭脳派。
- 五村の未亡人から人気があり差し入れをよくもらっている。
- ロク
- 見た目クール系の男性。文官娘衆から引き継いだ仕事量が膨大だったため、キャラクターが壊れた。
- ナナ
- 普通の村娘の容姿をしているが、情報処理能力や必要な情報の見極めなどに優れている。五村で変装してさらに目立たないようにして情報収集を行っている。
- イレ
- 魔術師風の恰好をした男性。趣味で集めていた撮影機器を使い運動会の実況配信を担当した。
- 元々太陽城に通信機器が存在したため冷遇気味で、燃料不足解消のための冷凍睡眠の候補に真っ先に上がった。
- ライメイレンから映像の記録装置をもらったため、ビッグルーフ・シャシャートのCMや魔王達の野球の撮影も担当した。
関連項目
脚注
- *誤解している人がいるが、彼は女性を自室に連れ込んではおらず、女性の方が彼の部屋へ忍び込んでいる。しかし他所でも女性に手を出すのでは、と村の女性に思われている
- *一部は村長の家に住み着き冬眠せずに過ごしている。
- *作者曰く「襲ってないです」ということで合意の上で致している
- *天使族の中では羽の動きで会話しているという噂が流れていた
- *天使族至上主義で神と天使さえいれば他はいらない、という最も過激な派閥
- *嫁探しだったり見分を広めるためだったり、アルフレートやウルザが入学のための
- *出現を放置すると台風を起こしたり大地震・津波・日照り・洪水が起こるらしい
- *竜族女性の本能として自分の相手を認識すると確保しようとする。そのまま面倒を見るため歓迎されている
- *温泉調査隊を結成し巨人族の集落を訪れた時の一件で黒い岩を発見、それの封印を行った影響と思われる
- *それが原因か、同族との争いが発生し放浪を余儀なくされた
- *それに対して村長から力強く良い雰囲気を壊すように許可を得た。
- *落神の影響を受けてはいたらしいがどうしてそうなったのかは描かれていない
- *大樹の村で暮し、決まった事などを各村に伝えるための人員