異構

異構とは、構成要素が同じで配置が異なり、それでいて音や意味が同じ漢字のことである。動用字ともいう。

例

異構の字	構成要素
呪、咒	口＋兄
吶、㕯	口＋内
壟、壠	土＋龍
崎、㟢	山＋奇
﨑、嵜	山＋竒
岸、㟁	山＋厈
嶋、嶌、㠀	鳥＋山
嵒、嵓	品＋山
岪、𡶒	山＋弗
岺、岭	山＋令
峨、峩	山＋我
峰、峯	山＋夆
崑、崐	山＋昆
崖、崕	山＋厓
崙、崘	山＋侖
巖、巗	山＋嚴
嵆、嵇	山＋禾＋尤
嵯、嵳	山＋差
慚、慙	心＋斬
昞、昺	日＋丙
晃、晄	日＋光
期、朞	月＋其
朗、朖	良＋月
棋、棊	木＋其
槊、㮶	木＋朔
松、枩	木＋公
毘、毗	田＋比

異構の字	構成要素
界、畍	田＋介
町、甼	田＋丁
略、畧	田＋各
皸、皹	軍＋皮
眥、眦	此＋目
秋、秌	禾＋火
和、咊	禾＋口
群、羣	羊＋君
翌、翊	羽＋立
蘇、蘓	艸＋穌
蛾、䖸	虫＋我
蟇、蟆	莫＋虫
蟹、蠏	解＋虫
裏、裡	衣＋里
雜、襍	衣＋木＋隹
脅、脇	肉＋劦
讐、讎	雔＋言
警、䜘	言＋敬
隣、鄰	邑＋粦
飄、飃	風＋票
鵞、鵝	我＋鳥
鷀、鶿	兹＋鳥
䵷、鼃	圭＋黽

裏、裡のように、隷書・楷書では別の形になっている字もある。

脅、脇のように現在では別の字として扱われている字もある。

関連項目

• 漢字