疏とは、(中国の)経籍の注釈書のことである。
また中国の人名である。
漢字として
- 意味
- 水路を通す、通る、分かつ、開く、よく知らない、うとんじる、軽視する、稀とする、遠い、遠ざける、撤退する、治める、描く、刻む、ゆるやか、おろそか、あらい、粗末な、まばら(粗・麤に通じる)、青物(蔬と通じる)、箇条書きにする、注釈書、ものごとを解説した書物、という意味がある。
- 〔説文解字・巻十四〕に「通るなり」とある。
- 疎は俗字。うとむ、うとい、あらい、の意味は疎が使われ、それ以外では、疏が使われるという使い分けがある。最近では、疎が常用漢字であることからか、水路を通す、通る意味でも疎のほうが使われる。
- 字形
- 形声。声符は疋。疋に通る意味があり、𤕟、𤴙も同じような意味。㐬(𡿮)に従い、流れを通す意。
- 音訓
- 音読みは、ソ(漢音)、ショ(呉音)、訓読みは、うとい、うとむ、とおる、あらい。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。2004年に人名用漢字に採用された。
- 声符
- 疏を声符とする漢字には、蔬などがある。
- 語彙
- 疎と重複する。
- 疏遠・疏解・疏外・疏客・疏隔・疏狂・疏忽・疏食・疏水・疏相・疏通・疏密・疏網・疏野・疏略・疏林・疏漏
異体字
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最終更新:2023/09/29(金) 05:00
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