疾風真里谷とは (マリヤツデアシュトルムとは) [単語記事]

疾風真里谷とは、一時期視聴者が追いつけないほどの速すぎる更新速度を誇った真里谷氏（東方紅海夜の人）に付けられた異名である。

概要

東方紅海夜、東方白虎宴と、視聴者に忘れさせてくれないられない印象を残した作品を完結させてきた同氏が次に開始したシリーズは、“チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿 Ⅳ（以下チン４）”のプレイ動画、「東方黒風雲」であった。

動画の詳しい説明はこちらを参照されたいが、

８勢力同時のマルチプレイ

各勢力・司会・外野を合わせた総参加人数多数（少なくとも３桁）

という特徴は、各勢力に所属している東方キャラがロールプレイしているという事情もあいまって、過去のシリーズより複雑で、テキストの分量が多くなり、総プレイ時間も多いと推察される。

にもかかわらず、同氏は過去のシリーズの特長をそのままに（例：シモけーねの痴的知的な猥談歴史講義）、より進化した形態（例：三淑女（慧音、永琳、藍）による命名大喜利、隣室における捕虜××）をも視聴者に見せた。それも、

圧倒的な更新速度で。

コンスタントに10分前後の動画を１日１投稿のペースで続け、最短で２時間23分（37～38話間）という更新間隔の短さを記録したその更新速度は、前作「東方白虎宴」の舞台“銀河英雄伝説”に登場する「疾風ウォルフ」ことウォルフガング・ミッターマイヤーになぞらえ、「疾風真里谷」「ミッター真里谷ー」との異名が、自然に視聴者の間から生まれ、前者はタグとして今シリーズに定着していった。

さすがに終盤になると更新速度が（相対的に）落ちたものの、最終的に63話の本編を106日（≒1.68日/話）、番外編・CMも含めた全編では68話を116日（≒1.71日/話）で完結させたその更新速度は、その名に相応しい記録といえよう。

ちなみに、2010/12/13未明に行われた真里谷氏主催の生放送中、黒風雲の更新速度について聞かれた際、「動画を撮影して、作って、出してました」「頑張りました」「１本10分なので意外と手間はかかってないんです」「BGM決めてたからさくさく作れました」「困った時には一輪さん・曹操閣下・弾正が勝手に回ってくれました」と発言され、つづけて「更新速度は頑張り」「作ればできる」（２枠26:56より）とのことであった。

新たなる伝説誕生か

しかし伝説はここで終わりではなかった…！

とある動画をきっかけに「チン４熱が高まった」とつぶやいてから間もなく、チン４にて真里谷御大が始めた新シリーズ「東方桃仙行」は、６月10日深夜～14日午後までのわずかな期間になんと５話も投稿されている（単純平均でなんと17.7時間/話)。編集者は、書いている間に更新されているのではないかと戦々恐々としている。
そして６月２０日早朝、最終回（第１２話）が投稿され、まさしく疾風の如き真理谷氏の戦いは終わりを告げた・・・

と思ったら３０時間後、そこには縛りと国を変えた新しい動画の姿が！
ケレイト編「もう象さんを縛ったりなんかしないよ（ただし包囲のみ）」

御大の体調を不安に思う一方で、お気に入りの作者から面白い動画が次々と投稿されるのは、一視聴者として非常にうれしい限りである。

アイドルも加速する

ファーレン東方から約半年、アイドルマスターにジャンルを変え新たにスタートした「輿水飛翔」でも御大のスピードは衰えるどころか、更なる進化を遂げていた。

２０１３年１月１９日～２７日の間、約２４時間に１本、９話と最終回は同日中にアップというスピードで駆け抜けたシリーズだったが、御大の脅威はそれだけではなかった。

シリーズ開始の前日、１８日に新登場したアイドル「アナスタシア」を僅か３日後の２１日に登場させたのだ。

そして次に始まった「ゲームセンター輿水」では、

１月３１日に登場した[ピュアバレンタイン]渋谷凛が翌２月１日に登場
２月２７日に登場した[ひな祭り]池袋晶葉が３月１日に登場
３月１２日に登場した大和亜季が１４日に登場
３月３１日に公開された[スクールデビル]小関麗奈が翌４月１日に登場
エイプリルフールネタでセーラー服を着た千川ちひろがその日のうちに登場

と、アイドル達まで築地もビックリするほどフレッシュなネタを提供する様になっていった。

そして、５月２５・２６日に開催された「第七次ウソｍ＠ｓ祭り」では日付の変わった０時に９作品を投下。
そこでもさらっと２１日に登場した愛媛アイドル達をメインにした動画をアップしていた。
その際、アイマス作品では自重気味だった下ネタが息を吹き返し（シモけーねが投入されるほど）、御大の病気は健在だということを視聴者にしらしめた。