吹雪型駆逐艦、八番艦、白雲と申します。
提督様……不束者ではありますが、
宜しくお願い申し上げ奉ります。
艦隊これくしょん~艦これ~の艦娘・白雲とは、大日本帝国海軍・吹雪型駆逐艦「白雲」の擬人化キャラクターである。
| 白雲 | |
|---|---|
| 艦種/艦型 | 吹雪型駆逐艦 8番艦 |
| 造船技官(絵師) | しばふ |
| 艤装員長(CV) | 上坂すみれ |
| 実装日 | 2023.8.9 限定海域突破報酬 |
「白雲」は吹雪型姉妹9人目の実装艦で同姉妹の8女である。2023年夏イベ「船団護衛!輸送航路防衛戦」第4海域(前段作戦最終海域「津軽海峡/北海道釧路沖」【鎮魂の北海道厚岸沖】)突破報酬として実装された。同年春先から「新たな吹雪型駆逐艦の実装」、北海道では初となるリアイベの実施、カレー機関での「White Cloud Princess」シールの頒布など、”白雲”を意識した情報が徐々に解禁となった上での、待ちに待った実装となった。ぱっと見同じ藤永田造船所で建造された「叢雲」がしばふ氏担当吹雪型姉妹のセーラー服を着用したような容姿である(ただ、髪型は「叢雲」よりは「初雪」のほうが近いかもしれない)。なお、当該イベント前段バナーは朝雲・薄雲・霞・白雲の4人…つまり第五艦隊第一水雷戦隊第九駆逐隊の四人である。(但し、白雲戦没の時期は朝雲が10駆に去り、代わりに不知火が編入している。)
狭義の吹雪型としては10女浦波、7女薄雲に続く3人目の追加実装艦である。
初期所属の第十二駆逐隊では3人目、編入先のうち第二十駆逐隊でも3人目、第九駆逐隊では最後の実装艦である。特に、第5代第九駆逐隊及び戦中の第五艦隊第一水雷戦隊は白雲の編入により全艦が集結したことになる。
先に艦娘になった薄雲にとっては「いつか会える」と言及していた12駆及び9駆時代の僚艦で、あまり触れられる機会がなかったが叢雲にとっても12駆開戦時の僚艦であり、これによって、ようやく叢雲は開戦時編成で「ぼっち」を卒業したことになる。20駆としても狭霧との入れ替わりではあるが3人目の実装であり、天霧の僚艦の一人でもある。
一方、第十二駆逐隊は東雲、第二十駆逐隊(結成時第八駆逐隊)は朝霧・夕霧の実装が残されており、この3隻が艦娘として実装されれば吹雪型駆逐艦全24隻及び開戦時第三水雷戦隊全艦が揃うことになる。引き続き彼女らの実装を希うものである。
能力は普通の吹雪型駆逐艦の範疇であるが、改装に要するLvが僚艦「薄雲」と同じLv40での改装となっている。
例のごとく担当声優は実装時点では伏せられていたが、ぱっと聞いた感じは白雪の言葉遣いを更に丁寧にした叢雲のような声・・・のような気がしたとおり、実装3日にして早々に前回実装の姉薄雲以外全ての吹雪型姉妹を担当する上坂すみれさんが再び姉妹艦の新規艦の担当となった旨が開発元
及び担当声優公式
ツイートにて公表された。(そうか…この意味では薄雲が「ぼっち」になるのかもな…)
歴代の上司(水雷戦隊旗艦)は鬼怒・阿武隈・川内・神通・那珂と、5500t級軽巡の新鋭から順に5隻の隷下にいたというある意味貴重な要員になっている。(一応、これは白雲と薄雲の2人だけの模様)
Lv40で改に改装するまでは『第三水雷戦隊 第12駆逐隊』所属を名乗っている。初期から実装されていた「叢雲」は時報の中で11駆を大切な仲間と言及するのみで直接所属駆逐隊を名乗るセリフがそもそもなく、開戦時に12駆を除隊され修理中だった「薄雲」は邂逅時点で既に『第一水雷戦隊 第九駆逐隊』所属を名乗るため、現状「12駆」所属を名乗る唯一の艦娘ということになっている。
Lv40で改に改装すると、今度は薄雲(改装前)同様『第一水雷戦隊 第9駆逐隊』所属を名乗るようになる。時報でも完全に一水戦9駆所属艦と自認している。基本、誰に対しても「◯◯様」呼びのようで、邂逅時ボイスの「提督様」をはじめ、僚艦の薄雲や霞、朝雲に対しても「薄雲様」「霞様」「朝雲様」と呼んでいる。夜なべ仕事の書類整理は主に古巣の第三水雷戦隊と現職の第一水雷戦隊のものを取り扱っているようで、三水戦の書類はギリギリ合格点と言っている。
朝は白雲謹製和定食、お昼は霞・白雲・薄雲でおにぎりを頬張って、薄雲とはんぶんこして交換し合ったりわりとほのぼのとした昼食風景をみせてくれる。晩ごはんは提督による振る舞い飯を頂き感激している。なお、22時のセリフは幻に終わった薄雲・白雲で編成予定だった第51駆逐隊(未成、結局欠番のまま海軍が解散してしまった)の予定任務が元ネタ。
鎮守府秋祭り、クリスマス等の行事では薄雲・提督と一緒にいることが多い。節分ボイスで初めて所属水雷戦隊旗艦を呼ぶボイスが実装された…のだが、やはりと言うかなんというか、一水戦の鬼役は阿武隈だったようで。エッアタシ、イ、イタイ、オマメアテテクルノヤメテクダサイ!!(by阿武隈) バレンタインもチョコではなく和菓子を用意してくれる。声の似た僚艦は「そこに落ちてた」チョコを(拾って)渡してくれるのと比べて何と良心的な!
2023年夏イベの終了で入手機会が途切れたが、2024年早春イベ『発動!竜巻作戦』のE-1にて邂逅する可能性がある
ことが運営より告知された。運営さん、それはそうと夏雲や早潮との再邂逅の機会はまだなのでしょうか…[1]
※誤解体にご注意を※
「白雲」は「白雪」と姉妹艦であるため、見間違い等による誤解体の報告が早々にツイッター(X)上に挙げられている。以前の突破報酬で実装された「薄雲」同様、年単位で次の邂逅機会は訪れないであろう[2]ため、くれぐれもご用心願いたい。(型式違いにはなるが、「白露」も同じ"雨かんむり"の部首を含む艦名のため、こちらとの識別にもご注意願いたい。)
なお、史実でも「白雲」「白雪」との取り違えはあったようで、郵便物にはふりがなをつけてくれとの通知が出された[3]。同様に「嵐」就役後、「山風」との取り違えが頻発するようになり、嵐もふりがなを付してくれとの通知が出されている。
| 白雲(吹雪型駆逐艦) | |
|---|---|
| 建造船渠 | 藤永田造船所 |
| 進水 | 1927.12.27 |
| 竣工 | 1928.7.28 |
| 最期 | 1944.3.16 |
| 除籍 | 1944.3.31 |
| 艦籍 | 呉鎮守府 |
| 所属部隊 | 第十二駆逐隊(ii) →第二十駆逐隊(ii) →第九駆逐隊(v) |
駆逐艦「白雲」(建造当初「第42号駆逐艦」)は、吹雪型駆逐艦8番艦として1927年(昭和2年)12月27日藤永田造船所にて進水、翌1928年(昭和3年)7月28日に就役。就役直後の8月1日、第1号(神風)以降の番号による駆逐艦名が一斉に固有艦名に改められ、本艦は「白雲」と命名された[4]。
改名と同時に東雲・薄雲と呉鎮守府にて『姉妹たちと第十二駆逐隊を編成』。同年12月1日には第二水雷戦隊に編入された。(当時の二水戦旗艦は「鬼怒」。他11駆と23駆(翌年19駆に交代))1929年(昭和4年)5月、藤永田造船所で並んで建造されていた叢雲が就役し12駆に編入された。
1931年(昭和6年)12月、日米英3国間で締結されたロンドン海軍軍縮条約の規定により特型駆逐艦(や同規模の新型駆逐艦)の保有規模が制限されることとなったため、特型駆逐艦による駆逐隊は3隻編成に改められ、12駆からは東雲が新たに編成された初代20駆(編成は吹雪・東雲・磯波)に転出し、12駆は白雲・薄雲・叢雲の3隻編成となった。その後12駆は二水戦旗艦が神通→那珂→神通と交代しながらも1938年(昭和13年)12月までは二水戦に所属していた。
1940年(昭和15年)5月1日、川内及び12駆・2代目20駆(結成時は8駆)により第一艦隊第三水雷戦隊を新設、第二遣支艦隊に編入され、華中での沿岸作戦(当該作戦中に薄雲が日本軍が敷設した機雷に接触し大破、修理のため12駆より除籍される)、北部仏印進駐作戦に従事した。
1941年(昭和16年)12月の太平洋戦争開戦時、三水戦(前述の12駆・20駆のほか11駆・19駆の4駆逐隊によって編成)所属の12駆は馬来部隊に属し南方作戦に伴うマレー作戦に従事していた。白雲は12駆の司令が座乗する司令駆逐艦であった。12月17日、僚艦東雲がボルネオ島攻略作戦で空襲により戦没。12駆は白雲・叢雲の2隻になった。1942年(昭和17年)3月のバタビア沖海戦では最上・三隈・五水戦との共闘で米重巡ヒューストン、豪軽巡パース等の撃沈に貢献。3月10日、12駆は解散され、叢雲は深雪の欠員補充として11駆に、白雲は前年12月に戦没した狭霧の欠員補充として20駆にそれぞれ編入した。人見豊治中佐(開戦時の白雲駆逐艦長)は舞鶴工廠の巻波艤装員事務所に異動となり艤装員長に、引き続き同艦駆逐艦長としてその最期(1943年11月、セント・ジョージ岬沖海戦にて戦死)を共にしている。
編入された20駆は三水戦旗艦川内と共に南東方面艦隊隷下となり、『ソロモンの戦いに従事しました。』同じく隷下に加わっていた二水戦24駆らとガダルカナル島への兵員輸送に従事したが、8月28日、ヘンダーソン飛行場から飛来したSBDドーントレスの攻撃により20駆司令艦の朝霧が戦没し20駆司令らが戦死、白雲・夕霧も損傷を受けた。僚艦天霧や応援に駆けつけた二水戦15駆陽炎に護衛されショートランド泊地に帰投、作戦は失敗に終わった。10月1日、第20駆逐隊も解散となり、健在の天霧は11駆に、夕霧も白雲同様修理の後11駆に編入となった。
白雲は応急修理ののち敷設艦津軽に曳航され呉に帰投、呉海軍工廠と故郷の藤永田造船所での修理となった。藤永田造船所では当時夕雲型大波の艤装工事が進められており、平山敏夫少佐は白雲駆逐艦長と大波艤装員長の兼務を命じられた。(なお、大波の艤装員長は夕立戦没後の吉川潔中佐が着任し引き継いでいる。)
1943年(昭和18年)3月に修理を終えた白雲は、4月1日、日華事変で損傷し離れ離れになっていた就役当時の僚艦薄雲と共に第五艦隊第一水雷戦隊第九駆逐隊に編入した。この異動で9駆の編成は最後のスタメンである朝潮型・朝雲と吹雪型の薄雲・白雲の3隻編成となった。
5月のアッツ島の戦いで第五艦隊は洋上で沼風・神風による特攻揚陸作戦を準備していたが洋上でアッツ島部隊からの玉砕電を受信、作戦は中止され艦隊は幌筵島に戻った。
6月、1駆神風・沼風はカムチャッカ半島沖で対潜警戒を行っていたが、これに白雲・薄雲が加わった。が、ここで白雲が沼風と衝突事故を起こし、朝雲と若葉の救援を受けながら幌筵島に戻った。沼風・白雲は修理を受けることとなり、白雲は当時実施中の北方ケ号作戦(キスカ島撤退作戦)に加わることはできなかった。
9月1日、舞鶴工廠で修理を受けていた朝潮型・霞の修理が完了し、9駆に編入された。また、9月25日には白雲の修理も完了し、9駆は久しぶりに4隻編成となったが、10月末、今度は9駆最後のスタメン・朝雲が10駆に転出、9駆は呉を母港とする霞・白雲・薄雲の3隻編成となった。3隻は各々修理や整備、護衛任務を行いつつ厳しい北方での日々を過ごした。
1944年(昭和19年)1月、藤永田造船所で建造中の秋霜の艤装員長として平山少佐は転出[5]し、漣の駆逐艦長を発令されていたものの、漣の戦没により着任できなくなった砲艦「隅田」の橋本正雄少佐が新たな白雲駆逐艦長となった。
2月、損傷した雲鷹の護衛に参加後、ようやく9駆3隻が大湊で合流、訓練を実施した。
1944年(昭和19年)3月1日、9駆に修理完了の陽炎型・不知火の編入が発令されたが、不知火の合流を待たず3月14日、輸送船4隻を護衛し霞・白雲・薄雲は北海道から千島列島・得撫島へ向かった。3月16日午後11時35分、北海道厚岸町愛冠岬沖60kmの地点にて米潜「トートグ」の雷撃により白雲は撃沈された。北の冷たい海中に投げ出された乗組員は為すすべもなく総員が戦死した。『嫌だ…冷たい… はっ…オーイ…!オーイ…! 誰か…た、助けて…霞…誰か…』(薄雲・霞は護衛作戦を継続せざるを得ず白雲乗組員の救助にあたれなかった。)なお、艦娘としての最期にあたって白雲が霞の名を呼ぶのは戦没時の僚艦であったこともあるが、戦死した白雲士官たちが大湊の料亭に霊となって現れたことを霞の士官が後世に残したこともあるのかもしれない。
木村昌福一水戦司令官は初春に将旗を掲げ隷下駆逐艦や海防艦国後らを伴いトートグらを掃討したが白雲や前年春同じトートグに斃された磯波の敵を討つことはできなかった。
3月31日、白雲の除籍とともに第9駆は隊名を第十八駆逐隊と改められた。(以降18駆の戦歴は霞・薄雲の記事を参照願いたい。)
白雲の慰霊碑は沈没地点を臨む北海道厚岸町愛冠岬に護衛対象でともに戦没した日蓮丸との連名で建立された。また母港呉の長迫公園にも遺族会(白雲会)によって慰霊碑が建立されている[7]。
艦隊合流後初となるリアイベ(2023年9月30日~10月1日、【Operation MAIZURU Expedition 2023】)にて舞鶴出身の駆逐艦(吹雪・初雪・敷波・漣、霰)に混じって姉妹艦磯波(「東舞鶴」Tシャツ着用)共々イベント会場に描き下ろし浴衣姿で登場した。なお、同期実装艦のうち中の人を同じくする稲木、標準型戦艦なNevadaも今回のイベントに参加している模様である[8]。
なお、この舞鶴での浴衣姿は、2023年夏イベ終了と同時に期間限定グラとして本家ブラウザ版艦これにも実装された。何気にしばふ艦の実装から限定グラ投入の最短記録保持者となった。(藤川艦隊や星灯り艦隊、drew艦隊(狭霧等)ならそこそこ例はあるのだが…)なお、この舞鶴浴衣modeは艦隊Halloween Fesで公開され艦隊秋刀魚漁Fesに切り替わった時点で通常グラに復帰している。
艦これ公式カレンダー二〇二五のしばふ氏担当ページを白雲が飾ることとなった(前年が第百一号輸送艦、前々年が薄雲だった)。CMも今回は上坂すみれさんが担当したのだが、ゲーム内のゆっくりボイスな白雲を早口なCMボイスで演じたすみれさん…本当にお疲れ様でした。
以下未実装時点での作品
| 吹雪型姉妹 / 吹雪型駆逐艦 |
|---|
| 1.吹雪- 2.白雪- 3.初雪- 4.深雪- 5.叢雲- 6.東雲- 7.薄雲- 8.白雲- 9.磯波- 10.浦波 |
掲示板
12 ななしのよっしん
2024/05/10(金) 11:28:22 ID: 3IZ2os7m6o
舞鶴リアイベントに登場していたが史実は舞鶴とは関わりがない。
13 ななしのよっしん
2024/12/02(月) 10:18:01 ID: 2F4LtEDL3E
吹雪や白雪と同じすみぺボイスの特一型なんだけど実装は十年空いてるの、後から艦これに入った人は驚きそう。
14 ななしのよっしん
2025/04/06(日) 11:53:07 ID: nrdvgOBPd2
口調の再現が難しいからか二次創作小説は少ないけど、その分愛溢れるファンアートが多い気がする。
……個人的には「もし叢雲ちゃんのキャラクターデザイン依頼を最初からしばふ先生が引き受けると決まって進められていたらこんな感じのキャラクターデザインになっていたんだろうか?」という印象から興味を持ったけれど、違った方向性に気品のある佇まいが好き。
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最終更新:2025/12/07(日) 19:00
最終更新:2025/12/07(日) 19:00
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