白鯨(Re:ゼロから始める異世界生活)とは、小説『Re:ゼロから始める異世界生活』に登場する魔獣である。
第三章の内、スバル視点で三週目にメイザース領を目指すスバル達を襲った魔獣。目はスバルが両腕で作る円より大きく、口には石臼のような巨大な歯が並び、岩盤のようにささくれ立った肌には白い体毛が無数に生え揃っている。頭から生えた角は折られている。その大きさは50mに迫り、その巨体が空に悠々と浮び、泳ぐ速さは地竜も上回る。分厚い肌は相当の技量がない物理攻撃をはじき、その肌に生える毛はマナを散らして魔法攻撃をしのぐ。
鬼化したレムも弱者とし、幾度もの討伐からも生き延び、先代剣聖すら殺した化け物である。嫉妬の魔女が生んだ大兎、黒蛇とならぶ三大魔獣の一つ。『霧』の魔獣。四百年にわたって生きながらえ、膨大な犠牲を出し続けた。その結果、ただそこに現れただけでも、商人の足止めとなり、経済にも悪影響を及ぼす。
(以下ネタバレ)
四週目では、スバルはこの白鯨の情報を対価に、クルシュ陣営との同盟そして魔女教に対する戦力を確保することになる。
単純にその巨体に任せて圧し潰したり、あるいは対象を飲み込んだりできるが、それ以上に脅威なのが、白鯨を『霧』の魔獣たらしめている、その口から吐き出される霧。視界を覆い、行動範囲を拡大させるための霧と、消滅の霧と呼ばれる飲み込んだ者の存在をこの世から失わせる霧の二つがある。
前者の中にいた場合、白鯨の鳴き声によってマナ酔いにも似たそれよりもはるかに悪い精神攻撃をかけられる。これには、耐性があり正気を保った者から耐性が全くなく自傷行為に走る者まで様々。
後者は、霧に飲み込まれた人間、及び人々のその人に関する記憶が消滅する。この唯一の例外として、なぜかナツキ・スバルだけが失われた人々を覚えていられる。
更に、傷が深くなると三体に分裂し、本体は休みつつ残りの二体で攻撃を仕掛けてくる。
魔獣の性質として、魔女の臭いに反応し襲ってくる。その臭いが過度になると、ほかの本能を無視して臭いのもとに襲い掛かる(作中ではナツキ・スバルに襲い掛かる)。
実は嫉妬の魔女に作られたものではなく、『暴食』の魔女、ダフネによって生み落とされた物。ダフネの負の遺産。大きいから、たくさんの人がおなか一杯になるんじゃないかという気持ちで生み出されてしまったもの。本人もそこまで意識していないのにあんなものが出てくるあたり魔女というものの一端が知れるかもしれない。ちなみに作者曰く、白鯨はダフネに食われかけたらしいが、食われている最中に逃げおおせたらしい。
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最終更新:2024/04/24(水) 06:00
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