百年後の幻想郷とは (ヒャクネンゴノゲンソウキョウとは) [単語記事]

百年後の幻想郷とは、アルバ氏制作の東方GTA 動画の一シリーズである。
外伝も本稿で解説。

概要

東方GTAには大きく分けて二種類、東方のキャラがSA州に入り込むタイプとGTASAの舞台がそのまま幻想郷と言う事になっているタイプがあるが、こちらはその名の通り「百年後の幻想郷」を舞台としている。
この動画は百年という時間の中代替わりしてしまった人間組や、大きく変貌を遂げた幻想郷を主人公・八雲紫が縦横無尽に駆け巡る、ドタバタカオスギャグ動画である・・・
・・・のかと思いきや。
確かに本編第一話こそはそのような形であるものの、第二話第三話と進んでいくに連れ明かされていく設定、演出などは正にどシリアス。
外伝「チルノ・コティングリー」に至っては最早アクション映画さながらで、作者の技量の高さをうかがい知る事が出来る。

オリジナル色はそれなりに高めなので、そう言うのが嫌いな人は注意。作者自身も改変の自由を高めるために舞台を百年後にした、と言っている。
しかし、食わず嫌いで済ませてしまうのは勿体無い作品なのもまた、確かである。

視聴の際は窓を二つ開いて本編、外伝と交互に観るのが吉。外伝は本編二話の後から観始めよう。

本編

主人公は八雲紫。
全体的にコメディ色が強く、ほのぼのとした雰囲気。
メインのライダーとスモークポジションにそれぞれスカー(プレデター)、ブルーディスティニー(ガンダム)が付いている辺り、何を言おうともカオスコメディだろう。
またその他にも多数の東方外キャラが町中を歩いており、百年と言う時代の流れを感じさせてくれる。
外伝「チルノ・コティングリー」は、この話に出てくる組織、「チルノコティングリー」に焦点を当てたストーリーである。

外伝

主人公はチルノ・コティングリー。なぜただのチルノじゃないのか、詳細は動画にて。
のっけから飛ばしまくっている本格派アクション、かつ正統派シリアスである。
チルノが格好良い動画。本編七話にて、正式に外伝とのリンクがなされた。
性質上こちらメインで話が進む事が多いので、視聴者の中には「あれ？こっちが本編なんじゃ・・・・」などと思う者も居るとか居ないとか。
それを裏付けるかのように、OPもEDも本編より先に作られてしまったと言う逸話を持つ。

後ろ

あまり気にしてはいけない。

これもまたこの動画の大きな特色で、とにかく背景が動きまくるのである。
一応後ろに居る人物は外野扱いらしく、時と場所(そして場面も)を選ばずに登場し、視聴者に笑いと困惑を与えてくれる。
すごく気になるが、気にしてはいけない。間違っても字幕を読みながらﾁﾗｯﾁﾗｯなどとやってはいけない。
集中力が分散されてどっちも頭に入ってこなくなる。
しかしやってる事は小ネタが多く面白いので、どうしても気になる場合は一周してからもう一回見よう。
ﾁﾗｯﾁﾗｯしてやきもきするのも楽しみ方の一つかもしれない。

個性的なキャラクター達

八雲紫
言わずと知れた主人公。結構に茶目っ気があり、地元警察や保護者達の胃痛の元となっている。
戦闘時は専用BGMと共に専用CVも・・・　CVの中身が誰なのかは見てのお楽しみである。多分三割ぐらいは想像した人であってる。
妖怪としての特殊能力を未だ持ち続けている唯一の妖怪。

チルノ･コティングリー
外伝主人公。最早⑨と呼ばれた頃の面影はどこにも無く、クレバーである。
一言で言ってしまえば「オーディーン」。膨大な知識と力を手に入れる代わりに、光を失ってしまった。
この力を駆使し対抗勢力をなぎ倒していく様はまさにチルノ無双で、とてもクールである。

人間組
百年も経てば代替わりだって一度や二度では済まない。
現在の博麗や霧雨は同姓同名(ついでに容姿も同じ)の子孫である。
特に東風谷はなんと双子。片方は比較的まともだが、もう片方は狂信者でＣＶを引っさげながら華麗に暴れまわってくれる。
時代が下った事による妖怪達との立ち位置の変化にも注目。