百式 単語


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ヒャクシキ

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百式とは以下の意味がある。

  1. 大日本帝国陸軍で採用された制式番号「一〇〇式」の事。
  2. 機動戦士Zガンダムに登場するモビルスーツMS人型機動兵器
  3. 2.に由来する中村一義(Vo)が中心となって結成されたバンド100s」(ひゃくしき)

当記事では2.に付いて記述する。


百式HYAKU-SHIKI)とは、「機動戦士Zガンダム」、「機動戦士ガンダムZZ」に登場するモビルスーツMS)である。

概要

機体データ
番号 MSN-100
名称 百式
全高 21.6m
本体重量 31.5t
全備重量 54.5t
出力 1,850kW
推力 74,800kg
センサー有効半径 11,200m
装甲材質 ガンダリウム合金
武装 ビーム・ライフル
ビームサーベル×2
60mmバルカン砲×2
クレイ・バズーカ
メガバズーカランチャー
トリモチ・ランチャー
な搭乗者 クワトロ・バジーナ
ビーチャ・オーレグ
ジュドー・アーシタ
モンド・アガケ
その他機 姿勢制御バーニア×12

アナハイムエレクトロニクス社のΖ計画で生み出されたMS番号はMSN-100(媒体によってはMSN-00100)。『Ζ計画』で開発された攻撃用試作モビルスーツであり、後にエゥーゴ導者となるクワトロ・バジーナ大尉シャア・アズナブル)の機体として知られる。

全身に施された金色の特殊塗装と肩に描かれた「」のマーキングが特徴で、グリプス戦役初期から第一次ネオ・ジオン抗争集結までの間をエゥーゴ力として戦い抜いた名機である。ガンダムタイプカウントするか否かは意見が分かれるところであるが、シャアが専用機体とした一のガンダムタイプであり、デザイン性もあってファンの間で根強い人気がある(「全ガンダム投票」では6位、非役機では1位)。

元々は可変MSデルタガンダム」として開発された機体だったが、当時のアナハイムの技術では可変機構の導入が困難だったため、非可変機として再設計したのがこの百式である。

とはいえ、ムーバブルフレームウィングバインダー(可変機として開発された名残)の採用により、非変形機としては最高準の運動性を誇る。

テレビ版「機動戦士Zガンダム」のラストシーンでは、両腕・両脚部を失い大破した百式がコクピットのハッチを開いた状態で宇宙を漂流しているカットが映し出され、物語の最後を飾っている。

メカニックデザインは、永野護ラフ画をもとに藤田一己が行なった。なお、藤田は当初、自身がデザインしたネモベースデザインしようと考えていたが、監督富野由悠季永野護の描いたラフ稿のデザインを使うよう言われたため、それにアレンジを加えてクリーンナップしたという経緯がある。

性能

アナハイム社のZ計画によって生み出された試作MSで、開発チームアナハイム社で当時最高の人材で組まれていた。名称は開発主任であるM・ナガノ博士の「100年たっても使えるMS」という願いを込めて百式と名付けられた。
コンセプト自体はその後の生機や開発にも継承されている。

最大の特徴である金色の装甲は対ビームコーティングが施されたもので、小説Ζガンダムでは材質は強化プラスチックとされている。ただしこのビームコーティング塗装には諸説あり、『MSグラフィカ』の言によれば資衛星で偶然発見した特殊材料を調合した物だとも言われている。ちなみにガンプラ等の形で立体化される際、この装甲の質感については艶の有などかなりの振れ幅がある。

本機のムーバブルフレームは実はΖガンダム用に試作されたもので、本来ならば先述の通り、アナハイム社初となる可変MSデルタガンダム」となるはずであった。外見デザインからも変形用のフレーム構造が確認され、各関節部は自由度の高い構造になっている。

ただし、当時の技術不足から変形に伴うフレームの絶対的強度が不足しているという致命的な欠陥を持っていた。この欠陥は構造的なものであり、フレームの補強は機体全体の再設計が必要であった。 その後ムーバブルフレーム技術の獲得によってZガンダム開発が進むと、百式はプロトZの流れをむ非変形の機体として路線変更し、試作一号機がロールアウトすることになる。

能面では元々ガンダムタイプとして開発されただけのことはあり潜在的ポテンシャルは非常に高く、量産型MSに引けをとらない。だが単純にスペックだけを見ると庸な機体であり、リック・ディアスとほぼ同等でもあるため本編後半などに登場する高性MSにはさすがに見劣りするものの、パイロットクワトロ・バジーナの力量もあって、特に接近戦で驚くべき戦果を上げることになる。これは機体の限界が他の量産機よりはるかに高かったからであるとされ、その反面操縦にはやや難のある機体でもあったと言われている。

Zガンダム』終盤までり強く戦うも最終的に大破、コックピットに漂流するシーンで作品のラストを飾ったが、続編である『ZZガンダム』ではアーガマに再度配備されてガンダムチームに使用されている。この機体は二号機ともデチューンされているとも言われたりするが詳しい詳細は不明である。

なお、番号をみると1年戦争ジオング(MSN-002)、第二次ネオ・ジオン抗争(逆襲のシャア)に登場するヤクト・ドーガ(MSN-003)やサザビー(MSN-004)と 同系列のように見えるが関係である。

武装
頭部バルカン
他のガンダムと同様側頭部に2門内蔵する。キュベレイの攻撃で行動不能となった際、艦のショートした箇所に向かって発した事によって難を逃れている。
ビームライフル
Eパックはリック・ディアスビームピストルと共通。グリプス戦役最終決戦ではジ・Oキュベレイとの三つの戦いの際に々に右腕ごと破壊されてしまい喪失している。
ビームサーベル
ネモと同の物を装備。後部に2基装備。
クレイバズーカ
リック・ディアスと同の物を装備。『散弾ではなぁ!』という有名なセリフを言わしめたのはこれ。
メガバズーカランチャー
MSに、MA並の火力を持たせることを的に開発された大ビーム
しかしその大きさと機動性の低さ故に運用が難しく、話の都合もあって命中率には難がある。
グリプス戦役の最終決戦ではアクシズ軍ガザC部隊を一撃で全滅追い込みアクシズダメージを与えたが、直後にハマーン・カーンキュベレイによって破壊された。第一次ネオ・ジオン抗争ではメガライダーに大ビームが搭載されたこともあって再投入されなかった。

主なバリエーションなど

百式改

『Z-MSV』で登場した百式の改良オールバックの頭部が大きく立つエイリアン両肩にビームガトリングガンパルスレーザーを装備しているのが特徴。ここから百式改系としてさらに生は進み、フルアーマー百式改量産型百式改、陸戦用百式改が存在している。

余談ではあるが、『機動戦士ガンダムΖΖ』に「一式」として登場予定であったが、流れてしまった。

→詳細は「百式改」を参照

デルタガンダム

TMSとしてロールアウトする予定だった百式のあるべき姿。可変機としての仕様Zガンダムが本命となったためデルタは存在しないの機体だが、近年では「黄金色のウェイブライダーテスト飛行現場が撃されている。」といった後付けがされている。

→詳細は「デルタガンダム」を参照

エプシィガンダム

G計画で開発されたγガンダムリック・ディアス)の次の機体。開発コードεエプシロンガンダム」の通称。

パルス推進セイルブラサム」に耐え得るガンダリウムε開発が難航したことで、エプシィからデルタガンダムに設計および開発チームを一部移している。そのため、δ系は設定上エプシィのデザインを取り入れたという事になる。

→詳細は「エプシィガンダム」を参照

零式

漫画機動戦士Ζガンダム Define」に登場する機体。開発者はV作戦テム・レイの助手を務めていたエドヴァルドレイブンアニメ版における百式に相当する機体であり意も近いが、肩や背部バインダーリック・ディアス、頭部はΖガンダムに近い。この機体の登場は作者である北幸の「アナハイム製の百式にガンダムMk-Ⅱの意があるのはおかしい」という意向によるものであり、Ζ計画の機体であることがより強調されている。シャアクワトロ)の搭乗機であることを意識してカラーリング。のちに戦闘で損傷したため、「零式」へと改修された。

仕様アムロ・レイ機も登場しており、こちらはを基調としたカラーリングで、フロントスカートアムロパーソナルマークが施されている。背部にビームキャノン付きのウイングバインダーが装備されており、ある程度だが単独での飛行が可

零式試作機

永野護が描いたΖ役機の没デザイン。上述したとおり、これを藤田一己がクリーンアップしたのが百式である。

マイアニメ1986年5月号に掲載された小林設定『ジ・エボリューション・オブガンダム』で零式試作機という名前が付けられ、その後のMSデザインにもかなりを与えた、と記されている。

上記の零式との関係は不明。

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