百式 単語

486件

ヒャクシキ

2.8千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

百式とは以下の意味がある。

  1. 大日本帝国陸軍で採用された制式番号「一〇〇式」の事。
  2. 機動戦士Zガンダムに登場するモビルスーツMS人型機動兵器
  3. 2.に由来する中村一義(Vo)が中心となって結成されたバンド100s」(ひゃくしき)

当記事では2.に付いて記述する。

概要

アナハイムエレクトロニクス社のΖ計画で生み出されたMS番号はMSN-100(媒体によってはMSN-00100)。

元々は可変MSデルタガンダム」として開発された機体だったが、当時のアナハイムの技術では可変機構の導入が困難だったため、非可変機として再設計したのがこの百式である。

とはいえ、ムーバブルフレームウィングバインダー(可変機として開発された名残)の採用により、非変形機としては最高準の運動性を誇る。

性能

アナハイム社のZ計画によって生み出された試作MSで、開発チームアナハイム社で当時最高の人材で組まれていた。名称は開発主任であるM・ナガノ博士の「100年たっても使えるMS」という願いを込めて百式と名付けられた。

最大の特徴である色の装甲は対ビームコーティングが施されたもので、小説Ζガンダムでは材質は強化プラスチックとされている。ただしこのビームコーティング塗装には諸説あり、『MSグラフィカ』の言によれば資衛星で偶然発見した特殊材料を調合した物だとも言われている。ちなみにガンプラ等の形で立体化される際、この装甲の質感については艶の有などかなりの振れ幅がある。

本機のムーバブルフレームは実はΖガンダム用に試作されたもので、本来ならば先述の通り、アナハイム社初となる可変MSデルタガンダム」となるはずであった。外見デザインからも変形用のフレーム構造が確認され、各関節部は自由度の高い構造になっている。

ただし、当時の技術不足から変形に伴うフレームの絶対的強度が不足しているという致命的な欠陥を持っていた。この欠陥は構造的なものであり、フレームの補強は機体全体の再設計が必要であった。 その後ムーバブルフレーム技術の獲得によってZガンダム開発が進むと、百式はプロトZの流れをむ非変形の機体として路線変更し、試作一号機がロールアウトすることになる。

能面では元々ガンダムタイプとして開発されただけのことはあり潜在的ポテンシャルは非常に高く、量産型MSに引けをとらない。だが単純にスペックだけを見ると庸な機体であり、リック・ディアスとほぼ同等でもあるため本編後半などに登場する高性MSにはさすがに見劣りするものの、パイロットクワトロ・バジーナ量もあって、特に接近戦で驚くべき戦果を上げることになる。これは機体の限界が他の量産機よりはるかに高かったからであるとされ、その反面操縦にはやや難のある機体でもあったと言われている。

Zガンダム』終盤までり強く戦うも最終的に大破、コックピットに漂流するシーンで作品のラストを飾ったが、続編である『ZZガンダム』ではアーガマに再度配備されてガンダムチームに使用されている。この機体は二号機ともデチューンされているとも言われたりするが詳しい詳細は不明である。

なお、番号をみると1年戦争ジオング(MSN-002)、第二次ネオ・ジオン抗争(逆襲のシャア)に登場するヤクト・ドーガ(MSN-003)やサザビー(MSN-004)と 同系列のように見えるが関係である。

主なバリエーションなど

百式改

『Z-MSV』で登場した百式のエイリアン両肩にビームガトリングガンパルスレーザーを装備しているのが特徴。ここから百式改系としてさらに生は進み、フルアーマー百式改量産型百式改、陸戦用百式改が存在している。

余談ではあるが、『機動戦士ガンダムΖΖ』に「一式」として登場予定であったが、流れてしまった。

デルタガンダム

TMSとしてロールアウトする予定だった百式のあるべき姿。可変機としての仕様Zガンダムが本命となったためデルタは存在しないの機体だが、近年では黄金色のウェイブライダーテスト飛行現場が撃されている。

→詳細は「デルタガンダム」を参照

エプシィガンダム

G計画で開発されたγガンダムリック・ディアス)の次の機体。開発コードεエプシロンガンダム」の通称。

パルス推進セイルブラサム」に耐え得るガンダリウムε開発が難航したことで、エプシィからデルタガンダムに設計および開発チームを一部移している。そのため、δ系は設定上エプシィのデザインを取り入れたという事になる。

→詳細は「エプシィガンダム」を参照

零式

漫画機動戦士Ζガンダム Define」に登場する機体。開発者はV作戦テム・レイの助手を務めていたエドヴァルドレイブンアニメ版における百式に相当する機体であり意も近いが、肩や背部バインダーリック・ディアス、頭部はΖガンダムに近い。この機体の登場は作者である北幸氏の「アナハイム製の百式にガンダムMk-Ⅱの意があるのはおかしい」という意向によるものであり、Ζ計画の機体であることがより強調されている。シャアクワトロ)の搭乗機であることを意識してカラーリング。のちに戦闘で損傷したため、「零式」へと修された。

仕様アムロ・レイ機も登場しており、こちらはを基調としたカラーリングで、フロントスカートアムロパーソナルマークが施されている。背部にビームキャノン付きのウイングバインダーが装備されており、ある程度だが単独での飛行が可

零式試作機

永野護が描いたΖ役機のデザイン。これを藤田クリーンアップしたのが百式である。

マイアニメ1986年5月号に掲載された小林設定『ジ・エボリューション・オブガンダム』で零式試作機という名前が付けられ、その後のMSデザインにもかなりを与えた、と記されている。

上記の零式との関係は不明。

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

この記事を編集する
関連記事

親記事

子記事

兄弟記事

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
WhiteCUL[単語]

提供: すずくろ

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/23(火) 20:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/23(火) 20:00

スマホで作られた新規記事

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP