目出し帽パンツ事件とは (メダシボウパンツジケンとは) [単語記事]

目出し帽パンツ事件とは、アニメ名探偵コナンで起きた変態殺人未遂事件である。

概要

2015年 9月5日に放映された、アニメ790話「米花（ベカ）ポン出血大サービス」のアニメオリジナルストーリー。
スーパー米花堂の店員、神崎幸生は誰かから「必ず貴様を殺す」と脅されていた。同じ職場の売り場主任である宇田川克己に相談し、毛利探偵事務所に相談に行くことにした。
調査の結果、神崎は周りの評判がよく誰からも恨まれていないことが分かり、いたずらだと結論が出たのだが、数日後の日曜日に事件が起きてしまう。
日曜日、米花堂の地下廊下に目出し帽を被った男が現れ「死ね！神崎！」と言いながらベカポン（米花堂のマスコットキャラクター）に向かって刃物を突き刺し逃げて行った。
しかし、中に入っているのは神崎ではなく別の店員の下村業助だった。
警察は防犯カメラを調べるが、目撃者である赤岩照子が証言する服装、黄色い上着で赤いズボンを履いていた男が映っておらず、どこかで着替えたのではないかと店内を捜索するが犯人のものと思わしき衣服は出てこなかった。

犯人は宇田川克己。
元々最初から下村を殺害する予定だったが、普通に殺してしまうと動機から自分に辿り着いてしまう。そのため、神崎を殺そうとして間違って下村を殺してしまったという状況を作り、動機の線から自分を外す計画だった。殺害しようとした動機は、店長の内定を貰った大事な時に下村に店の売上金をちょろまかしていたことがバレてしまい、告発すると言われその口封じのため。
ここまではコナンの世界ではよくある話であるが、肝心の衣服の隠し場所がとんでもなかった。
服は上着には黄色い裏地、ズボンには赤い裏地を縫い付けリバーシブルにすることにより隠すといった至って普通の隠し方だったのだが、残りの「目出し帽」の隠し場所が出演者・視聴者の度肝を抜いた。以下はその時とやり取りである。

毛利（コナン）が服の隠し場所について説明し、高木が確認をする。
目暮「うーん、服のことは分かったが、目出し帽は？」
毛利（コナン）「やはり宇田川さんが身に着けているとしか…」
宇田川「ふん！その通りですよ」
ズボンのチャックを下げズボンを脱ぎ、パンツのように穿かれている目出し帽が露わになる
全員「！！！！？（呆れ顔）」
赤岩「プッハッハ、笑っちゃいけないんだろうけど…ングフフハハハハッ」
目暮「頭に被るものをパンツのように穿いてはいかんぞ！」
高木「あのー…バチ当たりますよ」
神崎「どうしてですか！？」
宇田川「他に隠す手が思いつかなかったんだ」
神崎「じゃなく！！どうして下村さんを！」
宇田川が動機を語り、目暮が一喝その時、目暮に下村が助かったと連絡が入る。
目暮「着ぐるみが厚かったおかげで、致命傷には至らなかったそうです」
宇田川「チッ、もう少し深く刺しておけば…」
目暮「なにー！！このみっともない格好をした馬鹿者をとっとと連行しろ！」
宇田川は高木と千葉に両脇を抱えられ、ズボンを下げた状態で目出し帽が露わになったまま連行されていった。
コナン「ほんっとに、みっともねえ犯人だぜ」

エンディング