真奥組 単語

マオウグミ

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フィクション この記事は「はたらく魔王さま!」に関するネタ記事です。
この項における人物紹介解説ネタなので本気にしないでください。

  真奥組とは、世をぶ仮の姿である真奥貞夫芦屋四郎(その他)が共同設立したと思われる、おそらく日本において実際に登記されていた営利法人(=会社; いわゆる会社法に基づいた株式会社あるいは持分会社)である。現在法人としての活動は休止している。

……というのは体裁だけであり、その実態は十字大陸エンテ・イスラにおける彼ら魔王軍の組織活動を、悪魔元帥(いわゆる局長級)アルシエルがその頭を以て、現代の日本人向けに分かり易く言い換えたものである。実際的で理解を容易にし、流石魔王軍筆頭の参謀である。

会社の紹介

当社はエンテ・イスラに本社を置く総合製造業者です。
土地や建物の管理の他に、オリジナリティあふれる生産物や人材を強みに、
人気コンテンツ人気グッズを多面展開することにより、常に安定成長を遂げています。
2013年6月に創業******周年を迎え、「エンテ・イスラから地球へ」を合言葉に、
宇宙規模のグロバルな事業展開を加速してまいります。

                                            代表取締役真奥貞夫


※1

商号 真奥組(MAOGUMI CO.,LLC.)※2
代表者 真奥貞夫
資本金 0円
要な事業内容 不動産事業、建築事業、人材派遣業、コンテンツ制作食品製造業
要取引機関 界、魔界、大法教会

※1 本来、日本株式会社情報開の義務があるが、面倒なので省略している。

※2 海外においては、有限責任会社(LLC)の方が多い。これは屋の説明する事業規模を想定してLLCにしただけである。日本ならば、会社法の関係で、30万前後の設立費用があるなら、どの人は株式会社にする。

事業内容

当社グループは、当社および関係会社を合わせて5社で構成されており、近接事業へ幅広く展開することにより、人材や資産を最大限に活かし、収益の最大化を図る戦略をとっています。

不動産事業
・建設事業
ロジスティック事業
・製造事業
・人材派遣事業
食品製造業
コンテンツサービス事業
医薬品開発事業

取締役の紹介

企業が持続的に成長するには、利益の確保の他に、将来を見据えた経営方針や成長戦略などの策定が要諦となります。しかし、何より重要なのは、これらを決断・遂行する経営者の資質や考え方、実行にあると考えております。そのような資質をもつ当社取締役をご紹介いたします。詳細はリンク先をご覧ください。
 
                        取締役真奥貞夫


フィクション

以下の項における解説マジメ半分ネタ半分なので暇な時に読んでください。
あと、
起業して失敗してもそれは自己責任だからな!!

真奥組のその後 これから起業するあなたたちへ

 芦屋などの優秀な人材を得た後も他社を敵対的買収(TOB)するなどし、多いときには系列子会社を5社ほど抱えるまでにグループ規模も拡大、真奥組は順調そのものに見えた。しかし、その拙速な手法によりグループ内に生じてしまったひずみは、決して小さなものではなかった。

 従業員は若い者が多く、経験が不足していたため、経営者である悪魔元帥らが自ら前線に立たねばならない状況であった。そのような中にあっては、本来経営者が果たさねばならない職責が果たされず(※1)、しかも分社化した状況にあっては、一部に漆原のようにの決裁を得ずに独断専行する者が現れるなどした。こういった彼らの失態は、同業他社にも著しいを与えた(※2)。

 特筆すると、その中でもある同業他者は、「宗教法人」という側面を持っていた。本来ならば、競争市場にあって、競合する同業他社は基本的にはプライス・テイカである。しかし、宗教法人(団体)に関しては、例えば信者の多くが像を宗教団体の言い値で買う、などといった状況が考えられる。これは明らかに価格を保持している。経済学の中に応用数学としてゲーム理論というものがあるが、その理論的帰結として、同業他社が宗教法人であることによって、本来的にとれたはずの真奥組の戦略(いくらで財を販売するかといったこと)が、宗教法人によって封じられてしまう(このことを「支配」されるという)。すなわち真奥組にとって最も効率的な経済行動は、宗教法人である相手の戦略全に依存してしまうのである(※3)、。

 また、企業にとって固定客を奪われることはそのまま業績に直結する。流動性の高い一般客と違い、信者とはすなわち固定客なのである。すなわち、真奥組にとって同業の宗教団体が信者を獲得するということは、市場でのシェアを失うことと同義であり、それは市場での敗北を意味した。一般企業である真奥組が政教一致した教会一味に勝つことなど、始めから不可能だったのである(※4)。

 宗教法人の側面を持つ追随的同業他社に対し、先導者であった真奥組は、優秀な派遣社員である勇者・遊佐の台頭により、さらに業界でのマーケットシェアを失っていった(※5)。(株)教会という国家的組織を背景とした強インフラバックボーン)やバックアップ体制による全面的な支援を受ける遊佐を相手にしては、新企業抵抗などもはや児戯に等しかった。

 

 そもそも、如何に強大な資や人材を抱えていようと、良きリーダーがいなければ話にならない。バーナードらに代表される組織論では、従業員の「共同意志」・「共通の的」・「コミュニケーション」を統合するリーダーシップの存在が、組織を組織たらしめるとした。簡単のために言い換えるならば、つまるところ、真奥は、理想の上司(管理者)ではあったが、理想の経営者(リーダー)ではなかったのである(詳細は後の項を参照のこと)。

 現在、真奥組経営者たちは、日本では第1号保険者でありながらも、給与所得者として再起を図っている(※5)。


 

 

 

※1
初版者の経験上、管理職や経営者が現場の仕事や作業ばかりしてたらマジでマズイのである。彼らの仕事は、頭を使って苦しみながらも毎日考えて、会社の利益・方向性・コンプライアンス・資調達など取りをしなければならない。バイトでも出来る雑務作業やってたら本当にマズイ。社員がなんと言おうが、経営者が雑務をしてはならないのである。ちなみに初版者は、会社末期は資調達だけは毎日った。これを自転車を漕(ry

※2
後に漆原は他社に情報を流出する等、組織のイメージ低下を起こすのみならず、ライバル会社・遊佐の台頭の切っ掛けを作ってしまっており、コンプライアンスいても、既に大きな問題を内包していた。「材是用」だけでは、現在の組織においては、変化に対応はできないと言って良い。

※3
しかしながらゲームにおいてナッシュ均衡は存在することは疑うべくもない。

※4
宗教法人は、信者や信徒から、「お布施」などの形で、国家で言う「徴税」という、な特権的行為を信者に対して行うことが出来る。ここが国家システムを内包する所以。
法人は、に対して配当を支払うが、これは出資してくれた事への利子であり、出資はお布施などとは意味合いも的も違う。
日本においても、宗教法人は、税制優遇などの「国家という社会システムいて絶対的優遇権利を持つシステム」であるが、事、欧いてはその傾向はより顕著である。

※5
正規・非正規関係なく、バイトパートであろうが、給与所得者である。ただし、作中でもられているように、国民年金加入者扱いで有るため、1号保険に分類される。一方、勇者遊佐派遣であるが、2号保険である。彼らの立場はかなり違う。
1号保険者は、遺族年金いて「妻たる配偶者」問題や、子加算手当がないなど、基本、男性にとって少し厳しいシステムが多いのだが、これは、女性社会進出が少なく、かつ、夫婦女性が年下が多くて、独身男性なんてアリエナイ!という明治昭和初期の法律を未だに引きずっている日本の抱える大きな問題点でもある。なので、独身で単身のたちは、少し辛い状況にいるといえる。ちなみに、この手のジェンダー問題は、あまりマスコミ話題にならないのでロクに善もされてないし、今後も、老人と女性受けを重視せざるを得ない日本マスコミ特性上、善される事はないと思われる。頑男性、頑個人事業主
一方、第2号保険者である遊佐は、派遣先には容易に切られるだろうが、雇用先との関係にいては、自営業者に近いとは大きな違いがあり、各種法律によりそれなりに守られている。彼女が大きな失態をしない以上、彼女の雇用は法律上守られているのだ。日本の雇用問題が、この二人には密かに横たわっているのである。

理想の経営者への道

理想の上司であった彼には、確かにカリスマ性があり、多くの人材が集まったが、理想の経営者ではなかったため、組織は簡単に崩壊した。

では、理想の経営者とはなんであろう。その答えは非常にシンプルだ。

利益を即座に判断し、状況においては従業員(身内)であろうが、容赦なく切る。経営者には即断即決、変化への対応められる。かけがえのない有限の資産である「時間」を管理するために、熾な決断を下すのが、経営者の仕事である。

理想の上司は、演じれば為ることは可だが、理想の経営者は、演じるものではない。自らの意志でならねばならないのである。少なくとも、初版作成者はそう思う。自分が望まずとも上には為るが、経営者には為らなければならないのである。

理想の上司と、理想の経営者とは、似て非なるものなのである。もしそれが同じものに見えるならば、まだ見えていない何かがあるだと筆者は思う。

勇者という仕事

遊佐職業である勇者は、言葉のきこそカッコイイが、実質的には派遣社員である。

勇者とは、必ず何らかの組織との関わりがなければ、世間一般的には勇者と認識はされないのが通例である。人にられ、噂も流れぬサーガのない勇者は、存在しないも同然であり、そもそも、そのような者を勇者と呼ぶのであろうか。

彼女の場合は教会であるが、ギルドや王宮など、勇者はなんらかの組織やコミュニティに属し、そこからジョブタスクを引き受け、報酬・名を得るというのがお決まりのパターンである。

故にプロジェクトの際は組織に属し、プロジェクト了後は概要・結果などを報告、場合によっては財宝(アイテム)を献上し、報酬などを得た後に、また新たなプロジェクトに参加するという連鎖を繰り返すのだが、その業務内容は、客観的に見れば個人事業主的側面が強い。これは、現代の建設業界における「一人」に非常に近いのである。

勇者の中には、以上のような、個人事業主的側面を強く意識した勇者もいる一方で、その側面や自身の立場を全く意識していない勇者もまた存在するのである。その場合の勇者の多くは、元から何らかの組織に属していた事が多い。そのような勇者は、幸か不幸か、「組織の狗」として、対立概念・対立組織などにナジられることも多いのだが、当たらずも遠からずなのである(当然、その苦悩を題材にした物語もまた多い)。

故に勇者とは、でもなれるが、もが成功するとは限らない職業である。大きく成功を得ることもあれば、石のごとく残に屍をすこともある。

そして、多くの勇者に共通しているが、たとえ大きな成功を得たとしても、取られるものは取られているのが大半であろう。なぜなら、法人ではない勇者個人事業主であり、個人事業主税金は、どのでもベラボーに高いのである。一部例外があるけどね。

関連市場

松下幸之助氏や、稲盛氏のような、理想的な経営者像の本の方が圧倒的に多いが、それは、本を出した本人のイメージアップ戦略の一つであり、成功者が自分に言い聞かせている理想像的側面も多いと考えてほしい。

なので、あくまで参考程度にして、失敗している事例の情報も集めるべきである。成功に再現性はないが、失敗に再現性はあるのだから。

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掲示板

  • 57 ななしのよっしん

    2015/04/11(土) 13:58:39 ID: MA9iHYncqF

    規模的な要素が問題になるのではないだろうか。

    新しいフロンティアに入り込んでいくという点を考えると、企業的な形で入り込んでいくということは確かに考えられるけど、普通に単なる侵略者だからなぁ。圧倒的なを持って侵略した後は、侵略した土地に自分たちのルールをどれだけ効率よく、大規模に「刷り込ませられるか」が問題ではないかな。
    企業的な運用とは違う気がするんだよなぁ…。なんせ、魔王その他は、人類のことなんざ何とも思っていないんだから…。

    正直、植民地獲得くらいでしかないんじゃないのかな?人類世界への、真奥組の侵攻は。

    だから、宗教的な問題にしても、その「旧い宗教」を邪教としてしまって信仰を(表面的には)停止させ、そしてそこに自分たちの宗教(と呼べるもの)を理やり、あるいは人類社会によく「なじむ」様なものを新しく作って、そこにを持たせるようにしていけばいいのではないだろうか。

    理?いや、ずくが出来るのなら、古くから行われていることだと思う。

    あ、スパンは100年単位ね。10年とか、3年8ヶとかじゃなくてw
    (省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)

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  • 58 ななしのよっしん

    2015/11/28(土) 15:08:07 ID: r1X4Bfidku

    とはいえ教会が崇めていた天使が実は特別な存在ではかったという事実が広まれば、
    現代日本における新興宗教詐欺に近いものだから地位は失墜するわなぁ。
    (アシエス聖剣をもってた勇者といい、天使詐称するものと宣言したのも大きい)
    そうなると今度は国家になってくるが、こっちはこっちで大陸ごとの統治状況が変わってくる。
    (特に中央は各の思惑により一向に復が進んでいない)
    現に東大陸はアルシエル定していたときが一番安定していたと言われたぐらいだし。

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  • 59 ななしのよっしん

    2019/02/16(土) 19:33:08 ID: iWA9j3S4n6

    この頃の記事のユーモアさすごく好きだわ

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