真改とは (シンカイとは) [単語記事]

「終止・・・」

概要

AC4ではレイレナードに所属するNo.33の男性リンクスとして登場。実験機のテストパイロットから正式なリンクスとして登録されたとのこと。レイレナード所属のリンクスは彼を除いて全員が国家解体戦争の頃より戦場で活躍しているオリジナルであり、同社の中では一番の新参ではあるものの、期待以上のパフォーマンスを発揮し即戦力として重要視され、既にレイレナードの要の1人にまでなっているらしい。
(尤も、これは新興企業故に企業力や通常戦力の充実度が低く、自社戦力の大半がリンクスとネクストに傾いていることの表れと見ることもできるが)
残念ながらストーリー中には登場せず、シミュレーターで彼の機体と戦えるのみである。レイレナード自体も作中終盤に壊滅してしまい、彼に関する大半の情報は不明のまま終わる。

が、続編であるACfaにおいてレイレナードの意志を継ぐ反体制組織、ORCA旅団の一員として再び登場。同組織設立初期からいる最初の五人の一角でもありNo.5。旅団内のメンバーとしては唯一のレイレナード正規リンクスの生き残りである。そしてとあるルートでは旅団長マクシミリアン・テルミドールと共にラスボスの1人として立ちはだかる。
寡黙な男性で作中においてはセリフらしいセリフを殆ど発さず、こちらを撃破した際に呟く「終止・・・」と、逆に自分が撃破された際の「無念・・・」の二つだけという少なさである。旅団内におけるお茶会ではネオニダスやジュリアス・エメリーでさえセリフが一言用意されているのに彼にはそれすら無い。というより通信画面に名前すら表示させてもらえない。仮にも旅団における貴重な初期メンバーの1人なのにあんまりな扱いである。
・・・が、これはストーリーでの扱いという意味であって、ミッションでは旅団トップのテルミドールなどより遥かに厄介で多くのプレイヤーに強い印象とトラウマを植え付けた存在として有名である。

搭乗ネクストはレイレナード標準機アリーヤをベースにした「スプリットムーン」
AC4の頃はアサルトライフルにブレード、プラズマキャノンといったこれといった特徴もない武装構成で、シミュレーションにおける強さもそれほどではないためぶっちゃけ地味である。
しかし上述したように真価を発揮したのはACfaであり、嘗てのレイレナードにおけるオリジナルNo.3のアンジェから引き継いだ装備（大型マシンガンにフラッシュロケット、そして月光）に加えて、ACfaで追加された前方向への加速を強化する追加ブースターという、近接戦闘に特化した攻撃的な機体へと変貌を遂げた。
内装がアンジェの機体と同様に特化型となっていることに加えて、補助ブースターによって加速力が激的に跳ね上がっており、凄まじい勢いで突進しながら月光を振るってくるその姿は脅威以外の何物でもない。下手に距離感を掴み損ねればすぐさま肉薄されて月光でザックリ斬られて「終止・・・」というハメになる。ガチタンや重量機涙目である。それに加えて戦場となるアルテリア・クラニアム自体の面積が狭く、天井は多数の機材が突き出している関係で自由に動けず、地面も凹凸が激しいため思わぬところで躓くことも少なくない。で、そんなことをしようものならあっという間に月光を煌めかせたスプリットムーンが突っ込んできて(ry　
では、距離を取りながら射撃戦で挑めばいいではないかと問われれば、まずスプリットムーンの機動性がそう易々と距離を取らせてくれるような物じゃないということ。真改はこちらの僚機である少佐のことは殆どガン無視で、狂ったようにこちらを狙い続けるということ。更に言うと月光が届かない距離でも逆の手に装備された大型マシンガンをばら撒き続けて着実にこちらを削ってくるということ。
装甲を重視してトロい機体で挑めば月光でザックリ、機動性重視で装甲を甘くするとマシンガンに削られて死んだりすることもある。
地の利も加えると相当に厄介な相手であるのは間違いないので、慣れない初心者は少佐がテルミドールを倒すまで回避に専念し、真改一人だけになったところを袋叩きにするのが確実だろうか。
他にもCPUのAIの穴を突き、クラニアムの奥の方にある段差が続いている地帯へと逃げ込み、そこに真改が来ると段差に嵌って右往左往し始めることがあるのでそこを狙い撃つのも作戦の一つか。
また、射突型ブレード（いわゆるパイルバンカー。AC シリーズではプレイヤーに「とっつき」などと言われる）のほうが前方への当たり判定が強いことを生かして、わざと正面から斬りかからせ、その直前に起動した射突型ブレードで迎撃するという戦術もある。ツボにハマれば無傷の真改が一撃で「無念・・・」になるため、熟練者にはカモにされることも。
また、ある程度腕を磨いたプレイヤーは、こちらの機体もブレード主体の近接戦仕様にし、真改と思う存分斬り合うというシチュエーションが最高に熱いんだとか何とか。