石川梨華とは (イシカワリカとは) [単語記事]

石川梨華とは、女性歌手・アイドル。元美勇伝のリーダー、元モーニング娘。のメンバーであり、元ハロー!プロジェクトの一員。

概要

1985年 1月19日生まれ、神奈川県出身。血液型 A型。アップフロントエージェンシー所属。通称梨華ちゃん、チャーミー。

2000年にオーディションに合格し、第4期メンバーとしてモーニング娘。に加入し、「ハッピーサマーウェディング」でCD デビュー。保田圭が彼女の教育係を担当した。同年にはタンポポとしての活動も開始。2001年にリリースされた「ザ☆ピ～ス!」ではセンターポジションを担当。2005年にモーニング娘。を卒業し、美勇伝として活動していたが、2008年に解散した。2009年にハロー!プロジェクトを卒業し、ファンクラブ M-line clubの所属となった。

歌唱力は後に加入する道重さゆみほどではないがお世辞にも高いほうではない。しかし、『ザ☆ピ～ス!』のレコーディングとテレビなどで披露し始めた当初の経験により（最低でもリズム感は）成長できたという。それ以上にダンススキルも伸びており、美勇伝ではモーニング娘。時代に培った経験をフルに活かしていた。

アニメ声が特徴の1つ。加入当初はネガティブキャラな自分を戒めるため「ポジティブ」という言葉をよく使っていた。得意技はY字バランスで、ファンである阪神タイガースの知識も高い。鳥が大の苦手で、ニワトリを見て泣いてしまうほどである。メロン記念日の柴田あゆみとは仲良し。テレビ番組「ハロー!モーニング。」ではニュースキャスター「チャーミー石川」を演じ、チャーミーの愛称が広まった。

ミュージカル「リボンの騎士ザ・ミュージカル」ではフランツ王子役を演じ、アニメ声を封印した歌声を披露した。また、単独でラジオ番組のパーソナリティーを務めていた事がある。

2017年 3月13日、プロ野球選手・野上亮磨と結婚したことを公表した。これで4期までのメンバーは全員が結婚した（していた）ことになる。モーニング娘。OGがプロ野球選手と結婚したのは後輩である紺野あさみに続いて2人目。そして、同年11月17日には第一子妊娠をマスコミに公表、翌4月に出産。2021年現在は二児の母親。

モーニング娘。内分割ユニットではモーニング娘。おとめ組に参加。ハロー!プロジェクト内ユニットではタンポポの他、カントリー娘。に石川梨華 (モーニング娘。)、ROMANS、エコモニ。、DEF.DIVAに参加。単発のシャッフルユニットでは青色7、三人祭、セクシー8、7AIR、H.P.オールスターズに参加している。フットサルチーム Gatas Brilhantes H.P.のメンバーであり、音楽ガッタスとしても活動。

エピソード

横須賀の米軍基地の傍で育ったため、日ごろから軍艦ばかりを見ており、子供のころは船は全部グレーだと思っていた。また当時は除夜の鐘を聞いたことがなく、新年を祝う汽笛を聞いていた。
ハロー!プロジェクト在籍時代は後輩に厳しく接していた。とりあえずそのことが伺えるBARKSの記事を参照。

虎党・石川梨華

上述のとおり、生粋の阪神タイガースファンであり、また選手の妻という立場にある。横須賀出身ながら虎党である両親の下で育った影響である（祖父も虎党だとか）。昔は亀山努内野手が好きだったという。芸能界に入ってからは多忙のため、リアルタイムで観戦する機会が減ってしまい、知っている現役選手が減ったという。ただし、携帯などで試合結果を確認したりはしている。上述の現役選手に関して勉強不足だという理由から、熱狂的なファンだと名乗る仕事はやりづらいと某インタビューで吐露している。

元々、モーニング娘。加入当初は日テレ（読売ジャイアンツの兄弟会社）での仕事もあり野球好きを隠していた。が、『関口宏の東京フレンドパーク』（TBS）で昔の阪神に関する問題が出題されたらスラスラと回答。結局、ガチファンであることがバレる。しかし、女性が多かったこともあってかアイドル時代に野球トークができるのは事務所スタッフぐらいしかいなかったという。余談だが、『THEマンパワー!!!』に在籍していたモーニング娘。メンバーの中には、同曲が東北楽天ゴールデンイーグルスの公式応援歌だと知らされても「パ・リーグとセ・リーグっていうのがあるんだ」程度の認識であった者もいたという。

長らくモーニング娘。OGの中で熱愛報道とは無縁だった石川だったが（あってもレズビアン疑惑程度）、2014年 8月に野上との交際が発覚。後日、「一部報道にありますように、西武ライオンズの野上亮磨さんとは親しくさせていただいております」とブログで認めた。交流戦と日本シリーズで阪神と西武が対戦する場合、お二人の仲が心配という声もあるがようやく訪れた春にファンは安堵したという。

そして、前述の日付で結婚…したのだが、第1子の妊娠発表からしばらくした12月1日、妊娠発表と前後して西武からのFAを宣言していた野上は阪神のライバル球団・読売ジャイアンツへの移籍が決まるというまさかの展開に。巨人選手の夫を持つ阪神ファンとなってしまった石川の心の内が心配されたが、移籍会見時の野上曰く「結婚して僕の考えに着いてきてくれるということで。特に阪神戦は頑張りたい」と語り、決断にも阪神ファンとして理解を示し、野上にとっても大きな移籍後のモチベーションとなった模様。
しかし、移籍した野上は巨人では不振に加えアキレス腱を切るなど怪我続きで期待に応える活躍ができないまま、2021年 10月にシーズン限りでの引退を表明。引退会見においては、家族に引退を決意したことを伝えた際、石川から「悔いがないんならいいんじゃない」と労われたことを明かした他、「今年の阪神戦でセーブを挙げた（5月15日）ことが、ジャイアンツに来てからの一番の思い出」「引退後は(会見の日の週末の)秋の天皇賞ツーリングをやりたいが、妻から止められている」などと石川の存在について触れた。石川も自身のブログ（外部リンク）で公の立場にある家族として夫へのこれまでの応援に感謝した上で、「我が家は次のステージへ進みます！」と高らかに宣言した。