碇ユイ(いかり-)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の登場人物。CVは林原めぐみ。
※特記しない限り、以下の記述は基本的にテレビアニメ版および旧劇場版に基づいています。
作品の主人公「碇シンジ」の母親で、シンジの父「碇ゲンドウ」の妻。作品のヒロインの一人「綾波レイ」と容姿が酷似している。
以下、作品のネタバレを含む。
京都の大学で優秀な学生として学んでいる頃に、青年時代の六分儀ゲンドウ、およびその大学の職員であった冬月コウゾウと知り合った。ゲンドウとはこの頃に交際を始め、その後結婚してゲンドウは碇姓を名乗ることになる。
ユイは冬月とも親交があったが、冬月はゲンドウのことを嫌っていた。そのため、二人の交際をユイから知らされた際に冬月は驚いている。その際、ユイはゲンドウについて「あの人はとてもかわいい人なんですよ。みんな知らないだけです」と冬月に語っている。
なお碇ユイには秘密結社「ゼーレ」のバックボーンがあったとされる。冬月が耳にしたという噂では、ゲンドウはユイの才能やゼーレとの関わりを目的にユイに近づいたとも囁かれていた。
この設定はアニメ版制作者監修のゲームソフト『新世紀エヴァンゲリオン2』内でさらに具体化され、同ゲーム内ではユイはゼーレ内の有力者の血族だったと設定されている。
西暦2000年、地球規模の大災害「セカンドインパクト」が生じた年に、碇シンジを出産。その後、夫や冬月とともにゼーレの息がかかった研究機関「ゲヒルン」に所属し、汎用人型決戦兵器である人造人間「エヴァンゲリオン」の開発計画に従事することになる。
だがその開発中、夫や息子も見守っていた実験の最中の事故によって肉体を消失。公式的には死亡扱いとなる。その魂はエヴァンゲリオン初号機の「コア」に融合した。これは後に息子である碇シンジが初号機にシンクロできるパイロット「サードチルドレン」として選出されることにつながった。
(ただし映画『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』内には、碇ユイが「エヴァンゲリオンの中で、たった一人でも無限に生きていけるなら、ヒトの生きてきた証が永遠に残る」といった思想を語るシーンがある。よって上述の「事故」はユイ自身が意図したもの、あるいは半ば予想しつつも看過したもの、という捉え方もできる。)
「新世紀エヴァンゲリオン」のヒロインの一人「綾波レイ」の肉体は、エヴァンゲリオンのコア内から碇ユイを救出しようとする試み「サルベージ」の失敗によって副次的に得られた存在である。そのために綾波レイと碇ユイは外見が似ている。
ユイの喪失と救出失敗の結果、碇ゲンドウは最愛の妻に再会するという妄執に捕らわれ、息子であるシンジの養育すらも放棄して策謀を巡らせていくことになる。
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最終更新:2024/03/29(金) 09:00
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