神の警告とは (カミノケイコクとは) [単語記事]

概要

カード名	神の警告
カードの種類	カウンター罠
効果	ライフポイントを2000払って発動する。特殊召喚を含む効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動またはモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚のいずれか1つを無効にして破壊する。

神の宣告が制限カードになってからこのカードは登場した。神宣とも効果は似ており、ライフポイントの支払いが固定値になったこと、魔法・罠の無効化は特殊召喚を含むものだけになったことが異なる。

裁定変更前は奈落の落とし穴が止められない効果の発動も召喚そのものを潰すことで無効にできたため、奈落の落とし穴ではなくこのカードが3枚積まれることも多かった(奈落の落とし穴では人造人間-サイコ・ショッカーに対応不可だが、このカードだと召喚を無効にすることで破壊できる)。多少のライフポイントの差は1ラッシュで元が取れるので関係ないのである。現在は裁定変更で奈落のほうの価値が上がったので、相互互換の関係にあると言えるだろう。
また特殊召喚潰しの先輩「王宮の弾圧」の穴だったダメージステップの特殊召喚もこれなら潰すことができた。これによりダイレクトアタックしたら手札の冥府の使者ゴーズやトラゴエディアを見せられて悶絶しなくてもよくなった。反面王宮の弾圧と違って発動済みの永続魔法・罠の効果の発動には対処できない(このカードで止められるのはカードの発動であり効果の発動ではない)。

というわけで、神の宣告が制限になった後はこのカードが3積みされることが多くなったため、このカードも2011年 3月の制限改訂により準制限カードとなってしまった。王宮の弾圧が禁止となった今では、並居るシンクロ召喚・エクシーズ召喚のキラーカードになれる最有力カードとなっている。

　しかし問題点もある。1つ目はライフコストは固定で2000であること。2000というのは初期ライフポイントが8000だと考えれば決して軽視できるコストではない。先達であった神の宣告は現在値の半分なので、いくらライフポイントが減ろうが発動ができないということはまずあり得ない。何よりあれはいかなる魔法・罠ですら完璧にブロックしてしまう。警告はあくまで特殊召喚に関連するカードをほぼ完璧に潰せるというカードなのだ。同時期に活躍した先輩王宮の弾圧は一回につきライフコスト 800であったことを考慮しても安いコストではないことがお分かりいただけるだろう。
　2つ目はルール改正により対抗の奈落の落とし穴の価値が上がったこと。当時の奈落の落とし穴の問題点は該当記事にも記載されているが、「優先権による起動効果」を止められないことであった(説明すると長くなるので詳細の説明は遊戯王カードwikiに譲る)。現在は優先権で起動効果は発動できないようにルールが改正されたので、起動効果を止めたいだけなら奈落の落とし穴のほうがコストゼロで墓地より再利用が難しい除外ゾーンに送れる。