神裂火織とは (カンザキカオリとは) [単語記事]

神裂火織とは、鎌池和馬のライトノベル『とある魔術の禁書目録』に登場する、かつては作中で最高レベルの戦闘能力を有していたが、ヤムチャ化が進み、コスプレorお色気要員に成り下がった自称 18歳の女性である。

概要

イギリス清教『必要悪の教会（ネセサリウス）』所属の魔術師で、ロンドンでも十指に入る実力者。また、世界に20人と居ない『聖人』の一人でもある。通称「ねーちん」。

性格は厳格な武人タイプ、と同時に世間知らずなお姉さんでもある。義理堅く、受けた恩は忘れない。彼女が主人公の『とある魔術の禁書目録 SS』（アニメ BD・DVD初回特典）では、セクハラに対してキレる時はほぼ男言葉であった。

「ちゃんとした普通の水着も用意できるじゃねえか！」

作中では最強クラスの戦闘力を有しており、生身で天使と互角に戦う事が出来たり、走行中のホーバークラフトから、飛び降り時速500 キロ以上の速度で地面に着弾しても無傷だったり、視力は8.0あり、600メートル先のやりとりも鮮明に見えるらしい。

強過ぎる設定の為か戦闘での出番より、お色気担当やちょい役での登場が多い。初期は作者も扱い兼ねてたようだ。
ところでエロイ格好してるのは、ちゃんと魔術的要素に則った術式構成の結果らしい。

最近では、神裂と同等もしくはそれ以上の戦闘力を持っているキャラが増えた為、~~かませ犬~~対抗馬として出番も増えたが、その反面負け描写も急激に増え、ステイルのように急速にヤムチャ化が進んでいる（特に原作16巻以降が顕著）。いや、まだ魔人ブウ編のピッコロさんくらいかも知れない。

並の魔術師や能力者相手にはまず負けるわけがない実力故に、相手に『神の右席』とか『天使』とかを任されてしまうのが辛い所。正にバトル要員中間管理職。(一応、グレムリンのピーキーな戦闘員とのバトルでは、宇宙空間という特殊な場所でも勝利したが、相手の価値観や姿に動揺を隠せないでいた。)

ただし「生身で恐ろしく強い」というその性質は、上条当麻の天敵として申し分ないため、彼を一度フルボッコにしている。

堕天使メイドコス、堕天使メイドコスver.2と後2段階のパワーアップを残している。
上条当麻に対する恩を「挟んで擦る」ことで返そうとしているが、いかんせん行為の内容を把握していないので未実行に終わっている。（そのため同人界隈ではあふれかえっている。検索するなよ！絶対にするなよ！）

説明キャラなのは秘密（「とある"ラジオ"の禁書目録」より）。

魔法名は「救われぬ者に救いの手を（Salvar e000）」。

元『天草式十字凄教女教皇』。それがねーちんのかつての立場である。

聖人ゆえの戦闘能力の高さは尋常ではなく、白兵戦では2m以上の七天七刀を振るったり、鋼糸を操ったり、白兵戦に特化している。加えて扱える魔術のレベルも勿論高いが、緻密な計算等を用いるタイプのものは不得手。

奥義『唯閃』は、彼女の聖人の特性を十二分に引き出し、生かした上で放たれる攻撃で正に一撃必殺。その力は一神教の天使にすら通じる。十字教術式、仏教術式、神道術式の融合技である。なお、一種の完成形として練られた術式であるがゆえ、聖人の筋力のみならず魔術的要素も超高度な為、全次元切断術式を持つ『カーテナ＝オリジナル』と打ち合う事すら可能だった。