福津市とは (フクツシとは) [単語記事]

福津市とは、福岡県北部の宗像地方にある市である。

概要

福岡市と北九州市の中間に位置する「人も自然も未来につながるまち」。

2005年（平成17年）1月24日、宗像郡福間町と同郡津屋崎町が合併し発足した。

福津という市名には、ここで暮らす人々･ここに訪れる人々が幸福になってほしいという願いと、たくさんの人々が集まり交流する港のような街でありたいという思いが込められている。

北東側は宗像市、南東側は宮若市、南側は古賀市に隣接しており、西側は玄界灘に面している。

玄界灘に面した約22kmの海岸線を持つ福間海岸は「九州の湘南」と呼ばれ、マリンスポーツを楽しむ人で賑わう。

海岸一帯と宮地嶽神社周辺の山林は、1956年（昭和31年）に玄海国定公園に指定され、自然が織りなす美しい景観を堪能できる。

東西にJR 鹿児島本線、国道3号が延び、海岸線と併行して国道495号が走る。また、近辺に九州自動車道若宮インター、古賀インターもあり、福岡の二大都市の真ん中にあるだけあり交通の利便性は高い。観光地として人を集めるだけでなく、食料品の生産供給地や福岡市と北九州市のベッドタウンなどの広域的な役割を担っている。

農業も盛んで、温暖な気候を生かした蜜柑の栽培などが行われている。

工場も多い。

福津市の生鮮、加工品、工芸品等で優れたものを「福津の極み」というブランドとして認定している。

宮地嶽神社……1700年前に創建されたとされる商売・開運の神様が祀られている神社。長さ11m、重さ約3tの大注連縄や直径2.2mの大太鼓、重さ450kg大鈴は迫力満点。夕日の時間帯に現れる「夕日の道」が写真家に人気。
新原・奴山古墳群……「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として世界文化遺産に指定された、沖ノ島で神を祀っていた宗像氏の墓と言われる、古墳時代につくられた60数基の古墳群。
津屋崎人形……200年以上に渡り津屋崎地区でつくられ続けている土人形。素朴さと鮮やかさがあわさった色遣いが人気。