究極TIGERとは (キュウキョクタイガーとは) [単語記事]

究極TIGERとは、昭和62年(1987年)11月に発売、稼働開始したアーケード用STG。開発は東亜プラン、発売はタイトー。

概要

『タイガーヘリ』の続編的作品で、同様に自機となるヘリ「バトルタイガー」を操作して敵を倒しつつ進み、ステージのゴール地点にあるヘリ空母を目指す、縦スクロール型 STG。

『タイガーヘリ』のメインショット射程制限が廃止され、アイテム取得による段階的なパワーアップシステムを導入。東亜プラン STGの代名詞的システムであるボンバー(ボム)もより派手なエフェクトを引っさげて踏襲している。

難度は比較的高いものの、以前の同社作品よりもシステム面で遊び方が深まった本作は東亜プラン最大のヒット作となり、平成元年(1989年)の『ゲーメスト』誌において年間ヒットゲームベスト 100で9位、ベストシューティング賞4位、ピュアシューティング賞の三冠を獲得した。^[1]

開発者の一人である弓削雅稔は、本作のタイトルは英国のプログレバンド・イエスのアルバム『Going for the One』の邦題『究極』から着想したものと語っている。^[2]

海外版タイトルは『TWIN COBRA』。その場復活制や2人同時プレイ等を採用。

8方向のレバーで自機を操作する。ボタンはメインショットとボムの計2つ。ボムのストックは最大7つまで。全10面。10面をクリアすると以降はループする。

ショットの種類を変更するアイテムは赤、緑、青、黄があり、色によってショットが変化する。一定時間が経つと色が変わるので取得したいショットはタイミングを見計らって取る必要がある。登場するアイテムは以下のとおり。

レッドガン	初期装備のワイドショット。前方に向けてミサイルを発射する。
グリーンストーム	前方の狭い範囲に高火力を集中させるレーザー。
ブルーアイ	扇状に広がるショット。最大5way+大弾になる。画面前方で撃つと音がスゴイ。
イエロークロス	前後左右にショットを撃つ。取ってはいけない。FC版だと敵をサーチ。
パワーアップ	ショットがパワーアップする。青いSが書いてあるアイテムがそれ。
エクストラボム	ボム。最大7つまで保持できる。
勲章	星形の勲章。ステージクリア後に取った数x3000点を取得する。
1UP	1機増える。