空弁(そらべん)とは、
ここでは1について記述する。
簡単に言えば駅弁(えきべん)の空港ヴァージョン。
空港周辺地域の特産品を食材に採用し、空港ごとに独自色を出しているのが特徴。
1970年代から既に存在していたが、航空便の利用者が限られている事や、機内食がある種目玉だった事もあり、知名度はあまりなかった。この頃の空弁の走りとして、新千歳空港の「石狩鮨」は1972年の発売以来、今に至るまでロングセラーを誇っている。
しかし時代が下って国内線の機内食が廃止されたり、搭乗手続きの簡略化によって「空港内の施設で時間をつぶしがてら食事を取る」事が少なくなった結果、需要がじわじわと伸びていった。
2003年頃に羽田空港の「みち子がお届けする若狭の浜焼き鯖寿司」の売り上げ好調を受けて報道された結果、空弁が急速に流行り出すきっかけとなった。ちなみにみち子とは若狭名物焼き鯖をJALに売り込んだ実業家、「浜のスーパーおばさん」こと矢部みち子氏。
食べる為のスペースが列車よりも限られている事などから、全体的にコンパクトなサイズの商品が多い。
また匂いがきつくなく、手が汚れにくいよう工夫されている事がほとんど。
中には駅弁として既に高い知名度を持つ商品が空弁として販売される事もあり、その場合あまり差は存在しない。有名なところでは神戸空港の「肉めし」などがこれに当たる。
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最終更新:2024/04/25(木) 01:00
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