童顔とは (ドウガンとは) [単語記事]

童顔（どうがん）とは、年齢の割に幼い、子供っぽい顔立ちの事である。童（わらべ）のような顔。

概要

童顔というのは元々は「子供の顔」の事だが、最近では「幼い子供のような顔立ち」「実年齢より若く見える顔立ち」という意味合いで使われる事の方が多い。特徴は様々で、雰囲気は大人だが顔に幼さが残っているという人から成人なのに中学生や高校生に見られたり、実年齢より10歳以上も若く見られたりするなんていう人まで幅広く存在する。更に、男性なのに女の子みたいな容姿をしている人（いわゆる男の娘）もいる。また、一部では童顔の事をベビーフェイス、ロリフェイス、ショタフェイス、父ちゃん坊やとも呼んだりするが、逆に実年齢より上に見える顔立ちの人の事を老け顔やオサーン顔なんて呼んだりもする。

童顔の主な特徴としては、丸顔、目が大きい、口が小さいなどが挙げられる。また、顔立ちだけでなく身長や髪型、服装、女性ではメイキャップなどの外部要因によっても左右されやすく、童顔に見せるような化粧の仕方も存在する。

主に、実年齢より若く見られることが特徴となる女性の間では童顔は有利な場合が多いが、タバコや酒類など年齢確認が必要な物を購入する時やいかがわしい店に入店する時に身分証明を要求されやすかったり、あまりにも歳不相応な顔立ちだと他人からなめられやすい等、逆に童顔が不利な場面もある。こういう事もあり、男女問わず童顔をコンプレックスとしている人は少なからず存在する。だが、逆に老け顔の人が童顔を羨みコンプレックスにしている場合もある。人間とは無い物ねだりである。

しかし、近年では男性でも恋愛面などから見て童顔の需要は大きくなってきている。理由としては元々女性は母性本能を持っているので、童顔男子に魅力を感じる人が多いという事に加え、草食系男子が増えたことやジャニーズや俳優などでの童顔タレントの浸透、また、ゲーム・アニメ・漫画が普及し、童顔のキャラクターが広く認識された事も起因しているかもしれない。もちろん、恋愛観というのは人それぞれなので、彫りの深い顔立ちやグラマラスな雰囲気の人が好きな異性、元々顔に拘らないという異性も多くいる。童顔とはあくまでも個性の一つである。