竹内久盛とは (タケウチヒサモリとは) [単語記事]

「竹内久盛」（たけのうち・ひさもり 1503 ～ 1595）とは、美作国垪和の豪族であり、小柄な身体で戦場の組み打ちに負けぬ技を磨いた後に、

あくまで護身の武術であって、決して攻撃の武術ではない。
しかしながら、最後の自衛のための武術行使は許される。
すなわち太刀に対して小刀を、武器に対して徒手空拳をもって立ち向かい、敵を制すること。

を信条とする古武道竹内流を創始した人物であり、

小具足捕縛は、その伝来久し、もっぱら小具足を以って世に鳴るものは竹内流也、今これを腰之廻といふ。

と竹内流が日本最古の柔術流派とされているところから柔道の源流を生み出した人物とも言われる武道家。

概要

美作国垪和の豪族・杉山為就の子に生まれて、竹内為長の養子となった。

※片山伯耆流の創始者・片山久安は弟。

幼い頃より剣の道に励み、西垪和に一ノ瀬城を築いて13000石を領していたが、150 cm程の小柄な体格だった為、戦場で敵に遅れをとらぬようにと修行に明け暮れる中で、愛宕神を拝して垪和郷三之宮にて修行していた際に、「腰之廻」と称する脇差を使った小具足術や捕縄術を編み出した。

その後、毛利氏に味方して宇喜多直家と戦って敗れた一ノ瀬城を奪われ、竹内一族も宇喜多直家に降伏した事から、戦国武将としての道を諦めて土着・帰農し、稲荷山城主・原田弥右衛門に養われながら、自らが創始した竹内流に磨きをかけて弟子を育成したり、息子に伝承することに励んだ後に93歳で没した。

竹内久盛が創始した竹内流は、子の竹内久勝と孫の竹内久吉が「日下捕手開山（日本における捕手術の開祖の意）」の称号と、永代、藤一郎の通名の御綸旨を時の天皇より賜って流派として完成させ、大名家の庇護を受けることなく、庶民にもわけ隔てなく教えて多くの門弟を得て、竹内流を祖とする流派を生み出した。

※その他「竹内久盛」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照の事。

竹内流

竹内久盛が創始した「竹内流」は、小柄の体格だった竹内久盛が、戦場で体格負けしないようにと愛宕神を拝する垪和郷三之宮に参って、木刀をもって木立を打っての剣術修行を始めて6日が過ぎたある時、忽然と白髪の山伏が現れ、竹内久盛に術を教えようと言って、ニ尺四寸の木刀で打ち込むように言った。

木刀を山伏に向けて射ち込んだ竹内久盛だったが、山伏は踵を回さずに膝下に敷き、再度の竹内久盛の打ち込みも無刀の山伏を打ちふせることが出来なかった。

山伏は、

凡そ敵に向かいて速やかに殺生降伏せしむ。之を兵法と言う。

と教えて、長い木刀に益は無いと竹内久盛ニ尺四寸の刀を真っ二つにして短刀にし、

之を帯せば小具足也。

と短刀を使用した組み打ち技を教えて、次に七尺五寸の蔓を用いて絡めとる「迅縄」を授けて、山伏はいずこともなく消えたと言う。

※この山伏は愛宕神の霊験と言われている。

山伏より授かった技に磨きをかけた竹内久盛は、小太刀を使用した組み打ち技や捕縛術を神域に高めて、二十五ヶ条の「小具足組打腰之廻」や五ヶ条の「捕手」による竹内流を創始した。

補足

「信長の野望」（PC）シリーズにおける竹内久盛の能力一覧。

※名前の読みが「たけのうち」ではなく「たけうち」となっている。

軍事能力

内政能力

戦国群雄伝(S1)

戦闘

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政治

－

魅力

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野望

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武将風雲録(S1)

戦闘

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政治

－

魅力

－

野望

－

教養

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覇王伝

采配

－

戦闘

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智謀

－

政治

－

野望

－

天翔記

戦才

－

智才

－

政才

－

魅力

－

野望

－

将星録

戦闘

－

智謀

－

政治

－

烈風伝

采配

－

戦闘

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智謀

－

政治

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嵐世紀

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智謀

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政治

－

野望

－

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