竹原市重要伝統的建造物郡保存地区とは、広島県にある観光地である。
広島県竹原市内にある観光スポットの一つで、竹原市中心部に位置する。この地区は、古来から京都の下鴨神社の荘園町として栄え、江戸時代には製塩地として栄えた。この時の建物が現在でも数多く残っており、この街並みが評価されて1982年(昭和47年)に国の重要伝統的建造物保存地区に選定された。また、一部の建物自体にも国や市の重要文化財、広島県史跡に指定され、保存されている。
さらに、映画やドラマ、アニメのロケハン地として知られており、昭和には「時をかける少女」(実写映画)のロケハン地として利用された。また、2010年代になるとアニメ「たまゆら」シリーズの聖地としても知られ、現在でも聖地巡礼するファンが存在する。
江戸時代の儒学者・医者である頼春風の邸宅。国の重要文化財指定。頼春風は医学と儒学は大阪で学んだあと、故郷である竹原に戻り、医師業を始めた。製塩地だったことから、1780年(安永9年)には塩田経営に乗り出し、翌年の1781年(天明1年)には、この春風館を建設した。現在ある建物は、1855年(安政2年)に再建されたものである。[1]
明治16年建築。春風の養子だった小園が、三男の三郎を分家させ独立させたのがルーツで製塩業と酒造業を営んだ。復古館ではその時の臼場、米蔵などがあり、こちらも国の重要文化財に指定されている。[2]
アサヒビール傘下で大手酒造メーカー、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴正孝の生家。竹鶴はこの竹原市で生まれ、1934年(昭和9年)にのちのニッカウヰスキーとなる前身会社「大日本果汁株式会社」を設立。北海道の余市に工場を建設した。最初に販売したのはウイスキーではなく、「ニッカ林檎汁」と呼ばれるリンゴジュースであった。1936年(昭和11年)にウイスキー、ブランデー製造免許を取得し、本格的な酒造に乗り出す。1938年(昭和13年)に「ニッカアップルワイン」を発売し、1940年(昭和15年)にのちの社名となる「ニッカウヰスキー」と初のブランデー商品である「ニッカブランデー」を発売。以降、主力ブランドとなり、1952年(昭和27年)に「ニッカウヰスキー」と社名変更し、現在に至る。[3]
現在の建物は小笹屋にて、その竹鶴についてを詳しく解説した資料館となっており、清酒の試飲、販売も行っている。[4]
竹原在住の大工、吉名一次郎によって昭和7年頃に建てられた写真館。国の有形登録文化財に指定されている。[5]この地区のシンボル的存在の建物になっており、「たまゆら」シリーズでもたびたび登場するため、聖地巡礼において欠かせないスポットとなっている。
1758年(宝暦8年)建築。西方寺境内にある木造十一面観音立像(広島県重要文化財)を祀る仏閣。京都の清水寺を模倣して建てられたとされ、竹原市中心部の見晴らしスポットとなっている。[6]こちらも「たまゆら」シリーズで登場するシーンがある。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/07(日) 11:00
最終更新:2025/12/07(日) 11:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。