第2次スーパーロボット大戦αとは (ダイニジスーパーロボットタイセンアルファとは) [単語記事]

生存か、絶滅か…
地球圏の命運を握るのは誰だ―。

第2次スーパーロボット大戦αとは、『スーパーロボット大戦α』より続く『α シリーズ』の第3作目である。2003年 3月27日に発売された。略称は『第2次α』、『ニルファ』など。

概要

今回より据え置き機での主人公システム(主人公の各種変更)が復活し、スーパー、リアルから男女4人が選べる方式となった。『第3次α』でも同様のシステムとなっている。また、それぞれの主人公は誕生日、血液型を変えると、異なる精神コマンドに設定できるようになっている。

スーパー系男性主人公が『α外伝』の未来世界で敵だったゼンガー・ゾンボルト、スーパー系女性主人公が『α』のリアル女性主人公から久々に登場のクスハ・ミズハ、リアル系男性主人公が『スクール』のアラド・バランガ、リアル系女性主人公が『負け犬』こと『プロジェクトTD』のアイビス・ダグラスである。

参戦作品一覧

赤太字はスパロボ初参戦。太字はαシリーズ初参戦。●は機体のみの参戦。カッコ付きは機体が参戦しているが参戦リストにはクレジットされていない作品

今作からスパロボ初参戦となるのは『ブレンパワード』、『勇者王ガオガイガー』、『鋼鉄ジーグ』、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の4作品。放送当時宝がスポンサーを務めていた作品が参戦したのは本作が初となる。また、『クロスボーン・ガンダム』は『真ゲッターロボ』以来となる漫画作品からの参戦。
『チェンゲ』からは前作の量産型ゲッタードラゴンに代わりブラックゲッターがゲスト出演。他、劇中未登場だったEW版ウイングガンダム(所謂アーリータイプ)が条件を満たすと入手できる隠し機体として登場する。

『超獣機神ダンクーガ』や『機動新世紀ガンダムX』など、実に15作品が外されたため参戦作品ががらりと入れ替わっている。他、久々に『大空魔竜ガイキング』と『戦国魔神ゴーショーグン』が起用された。
ちなみに、『ガオガイガー』と『ジーグ』の場合、物語は『第3次α』に引き継がれるため、『機界31原種』と『ロボット獣』はこの作品に登場しない。

システム

強化パーツや、武器一括改造は『α外伝』、『IMPACT』などから引き継いでいる。また、新システムとして、『パイロット養成』が今作から本格導入された。『IMPACT』では、クリア条件によって獲得し、指定したキャラクターの特殊能力を付け加えることだけだったが、今回は能力値、パイロット地形適応、特殊能力の獲得がこの『パイロット養成』でできる。格闘や射撃の能力値を上げるには「5」必要。また、この作品では『SP回復』が自由に取得できたため、『期待』を覚えるパイロットに『SP回復』を付けると、『期待』を連発する事が可能となっていた。

今作から『小隊制』が導入され、一つの小隊に4機のユニットが組まれるようになった。12小隊くらいがレギュラーメンバーとなり、最大で18小隊が戦闘配備に付ける。その為、一度にイベントなどで50機前後の戦闘要員ができる。移動力はそれぞれのユニットに平均し、例えば移動力が「6,7,7,8」の小隊では移動力が「7」となる。これならば、移動力「5」のゴーショーグンやコンバトラーVでも、小型メカを小隊に組めば移動力が上がる。ただし、『コスト』というシステムがあるため、コストが『5』になると小隊員数に関係なく『コスト Full』となり、他のユニットが組めなくなる。合体メカばかり入れると、2機で小隊が埋まったりする。それを解消するには『コストダウン』という強化パーツを装備させなくてはいけない。

また、従来『ロンド・ベル』などと名乗っていた味方部隊は、名前が変更できるようになっている。デフォルトの名前は『α ナンバーズ』。『阪神タイガース』や『浦和レッズ』など、好きなチーム名を入れたり、他作品の部隊名(『NERV』など。)を入れたりすることもできる。
もっとも、作品中ではラストまでずっとその名前で呼ばれ続けるので一応、真面目に名前を付ける事を薦めておく。

その他いろいろ

それぞれの主人公により、1話～20話のストーリー構成、味方の参戦時期、隠しキャラ・ユニットなどが異なる。マジンガーZやゲッターなどは、スーパー系では陸上マップから始まるため、素早く手に入るが、リアル系だとガンダム系列などが素早く手に入る。また、クロスボーンガンダムX2はクスハ編のみ入手することができなく、恐竜帝国のキャプテン・ラドラはスーパー系でしか入手できない。各主人公により、味方となるオリジナルキャラクターも変わる。それは31話、もしくは37話をプレイする事をお勧めする。
今回はクワトロ・バジーナが遂に『シャア・アズナブル』として、味方を裏切ることになり、アナベル・ガトーやヤザン・ゲーブルらと『ネオ・ジオン』の連合を組む。シャアとしての登場は『IMPACT』以来。機体は『逆襲のシャア』より、サザビーに乗って登場するのだが、ある条件を満たすと決戦時にシャアがサザビーではなくナイチンゲール（小説版「逆襲のシャア」に登場したMS）に乗り換えて登場し、ゲームの難易度がさらに高くなる。
進め方によっては、ハマーン様を仲間に加え共闘する事もできる。勿論、停戦協定を拒絶してハマーン艦隊をネオ・ジオン共々倒すという進め方もあるが。
↑後者の場合、55話と56話にてネオ・ジオンや木星帝国などガンダム勢との決戦が待っているが、この2つのシナリオは55話で敵のエース機体を撃墜すれば、56話で出現しないという特殊なシナリオとなっている（倒し損ねたエースは、次のシナリオでも引き続き登場する）。その為、55話で可能な限り敵を倒しておけば56話の攻略がグッと楽になる。
逆に修羅の道を歩みたいという酔狂なプレイヤーがいたら、55話で敵のエース機体をシャア以外1人も撃墜せずにクリアしてみるといい。56話がα シリーズでも屈指の鬼難易度となる事請け合い。先述のナイチンゲールも出撃してきていれば尚更である。
PS2での『α シリーズ』となったため、大幅にカットインが増えた。特にクスハ・ミズハやゼオラ・シュバイツァーのカットインでは胸が・・・!?
前年の『スーパーロボット大戦ＩＭＰＡＣＴ』ではαやα外伝からの戦闘アニメーションの流用が多かったが、『第2次α』ではほとんどすべてのロボットでアニメーションが新規に書き起こされている。また、ダメージを受けた時や回避した時、防御した時のモーションもアニメーションするようになった。
OPは『SKILL』。歌はJAM Project。『MOTTO!MOTTO!』でアツくなれる曲となっている。
本作から最終シナリオのマップ BGMにOPテーマのアレンジが展開され、以降の作品でも最終シナリオのBGMでJAM Projectが歌うOPテーマのアレンジが採用されることが定着している。

第2次スーパーロボット大戦α 単語

概要

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